新顔採用! レクサス新型「ES」はどう進化? 2021年秋発売へ 上海で発表
くるまのニュース / 2021年4月26日 14時50分
レクサスが上海モーターショー2021で新型「ES」を世界初公開しました。現行モデルは2018年に登場したESは、どんな進化を遂げたのでしょうか。
■マイナーチェンジでESはどう進化した?
レクサスは同社の基幹モデル「ES」の新型モデルを上海モーターショー2021で4月19日に世界初公開しました。現行モデルは2018年に登場したESですが、改良を受けてどのような進化を果たしたのでしょうか。
ESは、レクサスの北米でのブランド開業時(1989年)にフラッグシップセダン「LS」とともに販売を開始したセダンで、現行モデルはグローバルでは7代目となります。
日本市場では、トヨタブランドから「カムリプロミネント」や「ウィンダム」として販売されてきましたが、レクサスブランドとしては7代目ESから日本市場への導入を開始。
海外にはガソリン仕様もあるものの、日本仕様はハイブリッド専用車として販売されています。
そんななか今回マイナーチェンジを受けた新型ESは、フロントグリルやヘッドライト、ホイールの意匠を変更することで新しい外観デザインとしたほか、ボディカラー2色の新規設定、F SPORT仕様にオレンジ塗装キャリパーを設定するなどの変更が施されています。
内装では、タッチ操作可能になったマルチメディアシステムのディスプレイが、ドライバーと100mm近づきさらに角度を5度傾けることで、画面隅まで手が届きやすい設計へ変更されました。
オーナメント加飾にウォールナット素材を用いるとともに新開発の墨ブラックとダークブラウンを採用したほか、ヘアラインの加飾をレーザーで一本ずつ彫る加工に変更したことで、より細やかでモダンな雰囲気を演出。新規内装色の設定もおこなわれています。
また、新型ESは走りの面でも進化しており、操縦安定性や乗り心地、静粛性がより改善されているほか、F SPORTでは最新鋭AVSソレノイドを採用したことにより、減衰力の低減や可変幅を拡大。これにより上質な乗り心地と操舵応答性の向上を両立しています。
さらに予防安全システム「Lexus Safety System +」も性能向上。衝突被害軽減ブレーキ(プリクラッシュセーフティ)の検知が交差点右折前に前方から来る対向直進車や、右左折時に前方から来る横断歩行者に対しても可能になるなどの対応が加えられました。
さまざまな面で進化した新型ESの日本での発売は、2021年の秋頃を予定しています。
それではここでクイズです。
7代目ESが2018年10月に日本で発売された際、日本向けのESに量産車の装備として世界で初めて採用された機能が存在します。その機能は、次のうちどれでしょうか。
【1】ドライブレコーダー
【2】レベル3相当の自動運転機能
【3】デジタルアウターミラー
※ ※ ※
正解は【3】の「デジタルアウターミラー」です。
デジタルアウターミラーは、車両のフロントドア外側のカメラで撮影した車両左右後方の映像を、フロントピラー部に設置された5インチディスプレイに表示。
従来のミラーを小型のカメラに置き換えることで、斜め前方の視界を拡大するとともに、風切音低減による高い静粛性を実現したほか、
後方確認の際に天候の影響を受けなくなるほか、表示エリアの拡大も可能となったことで運転状況に応じた周辺確認が可能となります。
今回マイナーチェンジを受けた新型ESではデジタルアウターミラーとあわせてデジタルインナーミラーのカメラ性能が向上。
さらにノイズ低減処理を施したことでよりクリアな映像を実現したほか、LEDライトのちらつきによる煩わしさも低減しています。
※クイズの出典元:くるまマイスター検定
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