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トヨタ新型ハイパーカー「GR010 HYBRID」スパ6時間レースに出場!

くるまのニュース / 2021年4月24日 10時10分

トヨタ(TOYOTA GAZOO Racing)の新型ハイパーカー「GR010 HYBRID」が、ベルギーのスパ・フランコルシャン・サーキットでおこなわれるスパ6時間レースに出場します。

■2020年と同じチーム編成で参戦

 TOYOTA GAZOO Racingが、2021年5月1日にベルギーのスパ・フランコルシャン・サーキットでおこなわれるスパ6時間レースに新型ハイパーカー「GR010 HYBRID」で出場します。

 このレースは、2021年シーズンのFIA世界耐久選手権(WEC)の開幕戦であるとともに、ル・マン24時間レースへとつながる重要な一戦です。

 チームは世界チャンピオンの防衛と、ル・マン24時間レース4連覇を目指し、2020年と同じドライバーラインナップで参戦へ。

 2020年ワールドチャンピオンに輝いた、チーム4年目のシーズンとなる小林可夢偉選手、マイク・コンウェイ選手とホセ・マリア・ロペス選手の3人がGR010 HYBRIDの7号車を、2020年のル・マン24時間勝者である中嶋一貴選手、セバスチャン・ブエミ選手とブレンドン・ハートレー選手の3人がGR010 HYBRIDの8号車をドライブします。

 2020年10月の初走行以来、チームは3つのサーキットで合計数千kmに及ぶテスト走行をこなしてきましたが、スパ6時間に向けた総仕上げとして、4月26日と27日の2日間、スパ・フランコルシャンでおこなわれるプロローグテストに臨む予定です。

 GR010 HYBRIDは、120km/hを超えると前輪に装着された最大272馬力のモータージェネレーターユニットと3.5リッターV6ツインターボエンジンを合わせて680馬力を発揮する4輪駆動として走行できます。燃料消費の制限はありません。

 2020年までの合計1000馬力を発揮していたTS050 HYBRIDは、GR010 HYBRIDよりも162kg軽量でしたが、周回ごとの燃料使用量が厳しく制限されていたため、最高速度に影響がありました。

 このように、圧倒的な強さを誇ったTS050 HYBRIDとは大きく異なるGR010 HYBRIDを操るドライバーには、これまでとは異なる操作が要求されますといいます。

 エンジニアにとっても新しいハイパーカーは、特にLMP2カーやGTカーを追い越す際などに、最大限のパフォーマンスを引き出すための調整が必要です。

 4月26日と27日の計12時間にわたるプロローグテストに続き、29日に1回予定されている練習走行でレースイベントがスタート。

 30日は2度の練習走行と予選がおこなわれます。今季から予選は、1台の車両につき1人が1周のみアタックする新たな形式で実施され、翌5月1日に行われる決勝レースのスターティンググリッドが決定されます。

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