日産 新型「ノート」SUV仕様は出る? 次期C-Gearの登場が予想できる理由
くるまのニュース / 2021年5月6日 12時0分
日産の国内ラインナップで主力となるコンパクトカーの「ノート」。2020年12月には3代目へとフルモデルチェンジしましたが、今後新型ノートのラインナップは拡大するのでしょうか。
■時代はクロスオーバースタイル! 次期「C-Gear」こうなる?
日産を代表する「ノート」には、歴代モデルにおいて、AUTECHやNISMOなどさまざまな派生車が設定されていました。
2020年12月23日に発売された3代目となる新型「ノート」では、2021年4月末時点で標準車(2WD/4WD)、AUTECH仕様が設定されるのみです。
今後、どのようなバリエーションが出てくるのか予想してみました。
日産は、2021年2月1日に、新型ノートの受注が「発売後約1か月を経過した2月1日時点で月間販売目標の2.5倍となる2万台に達した」と発表しました。
新型ノートが好調な要因について、日産は次のように説明しています。
「『乗ればわかる、電気の楽しさを』をテーマに、まったく新しい先進コンパクトカーとして約8年ぶりにフルモデルチェンジしました。
第2世代e-POWERと新開発プラットフォームの採用によるスムースで思い通りの『加速』や、なめらかな『減速制御』、抜群の『静粛性』などが多くのお客さまから高く評価いただいています。加えて、電動化の時代を感じさせる先進的なエクステリア、インテリアも人気を博しています」
また、グレード別受注構成では「Xグレード」が8割を超えており、多くのユーザーが上級グレードを選択しているようです。
発売当初は、2WD仕様のみの販売となり、4WD仕様の存在は明かされていたものの、受注開始自体は2021年3月中旬からと販売時差があるなかでも、好調な滑り出しといえます。
新型ノートの4WD仕様は、日産が電気自動車「日産リーフ」などで培ってきた、電動車の制御技術を搭載しており、全車速域において四輪すべてを強力なモーターで駆動・制御することで、新次元の走りを実現。
リアに搭載されるモーターは、先代モデルと比べて約14倍の駆動力を発生する50kWを採用しています。
さらに、日産独自の前後独立モーターを緻密かつ瞬時に制御する技術により、ドライ路面やウェット、アイスバーン、深い雪道などといったあらゆる路面状況において、力強く安定した快適な走りを提供するなど、大きく進化しているようです。
4WD仕様の反響に関して、東北地方の日産販売店は次のように話しています。
「先代ノートで4WDを購入された人が『登場を待っていた』と乗り換えてくれました。また、先代よりも4WD性能が向上していることもあり、お客さまからの問合せは降雪シーズンが開けた現在でも一定数頂いております」
このように、先代モデルから大きく進化した4WDシステムですが、一部のユーザーからは「クロスオーバー仕様の登場」を期待する声があります。
実際、同クラスのライバルとなるトヨタ「アクア」には「Crossover」、ホンダ「フィット」には「CROSSTAR」というSUVテイストを盛り込んだグレードが設定されています。
同じく先代ノートにもオーテックジャパンが手掛けたクロスオーバースタイルの「C-Gear」が設定されていました。
C-Gearは、普段着としてアウトドアウエアを着こなす感覚で乗れる遊び心を刺激するアクティブ感をより強調したモデルとして登場。
ダークメタリック色のスタイリングガードやホイールアーチガーニッシュを装着していたほか、専用デザインの15インチアルミホイールやグリーン色をあしらった専用シートクロスを採用するなど、SUVテイストを盛り込んでいました。
前出とは別の日産販売店は次のように、話しています。
「最近ではクロスオーバースタイルが盛り上がっていますので、先代に設定されたC-Gearのような仕様が新型ノートで設定されれば販売面でも強みとなります。また、一部のお客さまからもフィットクロスターのノート版は出ないのかという声も聞いています」
昨今では、国内外の自動車メーカーからシティーユースのコンパクトSUVの投入が相次ぐなか、国産メーカーでは、軽自動車やコンパクトカー、ミニバンなどでSUVテイストを盛り込んだ仕様も登場しています。
では、新型ノートの進化した4WDシステムを用いた新型「C-Gear(仮)」は登場しないのでしょうか。
前出の日産販売店は次のようにも話しています。
「新型ノートでC-Gearのような仕様が出てくるのではないか、という噂はありますが真相はわかりません。先代では正直売れ行きはイマイチでしたが、新しいe-POWERと4WDシステムを組み合わせた仕様が登場すれば、話題になるのは間違いないと思います」
■新型ノートにもクロスオーバー仕様は登場するのか?
2021年4月末時点の日産国内ラインナップでは、昨今流行りのアウトドアに最適なモデルが少ないといえます。
2020年6月に10年ぶりのブランニューモデルとして発売されたコンパクトSUVの「キックス」は、アクティブシーンで活用出来るほか、e-POWERと2WDの組み合わせが雪上などでもしっかりと安定した走りが可能です。
しかし、ユーザーのなかには4WD仕様を望む声も少なくありません。「キックスの販売は好調ですが、やはりSUVということもあり、4WD仕様を望むお客さまも一定数はおります」(東北地方の日産販売店)。
このように、新型ノートの進化した4WDシステムや、現在の国内ラインナップを見る限り、クロスオーバー仕様である新型ノート次期C-Gearが登場してもおかしくないといえます。
また、昨今のクロスオーバースタイルで登場する派生車では、ただの「なんちゃって」ではなく、最低地上高を標準モデルよりも上げてくる仕様も少なくはないため、もし次期C-Gearが登場する場合にはその部分にも注目です。
先代ノートに設定されていたオーテックジャパンが手掛けたアクティブな「C-Gear」
そして、新型ノートで忘れてはならないのがNISMO仕様です。前述のとおり、すでにAUTECH仕様は発売済みとなり、次期C-Gearの登場に期待が掛かりますが、同時にNISMO仕様に関してもその登場が待ち望まれます。
先代ノートは2016年11月に待望のハイブリッドモデルとして「e-POWER」が追加され、その翌12月に「e-POWER NISMO」、2018年9月に「e-POWER NISMO S」が投入されました。
先代ノートでは、NISMO(Sを含む)の販売も好調だったといい、今回の新型ノートでも新たに追加される可能性は高いといえます。
※ ※ ※
なお、新型ノートでは、高級志向の派生車「ノート・オーラ」の登場も噂されています。
これに合わせて、前述のAUTECH、NISMO、そしてアクティブなC-Gearが登場することで、新型ノートのラインナップが拡大することに期待が高まります。
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