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存在感凄い! トヨタ新型「GR86 GR PARTS」初公開! 異なる2種類の存在感あるエアロとは

くるまのニュース / 2021年6月7日 14時10分

今秋に発売が予定されているトヨタ新型「GR86」。2021年6月6日に富士スピードウェイでおこなわれたイベントにて新型GR86用の「GR PARTS」(コンセプト)」が初公開されました。

■新型GR86 GRパーツ仕様(コンセプト)が初披露!

 2021年6月6日、静岡県にある富士スピードウェイにおいて「FUJI 86 STYLE with BRZ 2021」が開催されました。
 
 会場では、正式発表前のトヨタ新型「GR86」やスバル新型「BRZ」が展示されてファンを迎えましたが、新たにGR86のエアロ仕様ともいえる「GR PARTS」のコンセプトモデルとカスタマイズコンセプト(市販化想定モデル)がお披露目されました。

 今回で12回目を迎えるこのイベントは、2010年に「86 style 2010」としてスタート。

 4代目「カローラレビン/スプリンタートレノ」となるAE86を愛する元レーシングドライバーのドリキンこと土屋圭市氏を発起人とし、当初はAE86を中心としたイベントでしたが、2012年に86/BRZがデビューしたことでさらに規模が拡大。2021年も多くの86/BRZ、そしてAE86のオーナーやファンが駆け付けました。

 すでに、2021年4月5日には新型GR86と新型BRZが世界初披露されていますが、なかでも興味深いのが、トヨタのスポーツブランドである「GR」の理念を形にしたアフター(後付け)パーツである「GRパーツ」を装着した2台。「GR86 GRパーツコンセプト」と「GR86 パーツカスタマイズコンセプト」です。

 この2台は同じ「GRパーツ」と名が付きますが、カスタマイズはまったくの別物。「GR86 GRパーツコンセプト」はオーバーフェンダーや大型リアウイングを備えるなど、かなり派手な印象を受けます。

 一方で「GR86 パーツカスタマイズコンセプト」はエアロパーツを装着するものの、比べると控えめな雰囲気です。

 どちらも「GRパーツ」ですが、この2台の違いはどこにあるのでしょう。

 2台者を出展したトヨタカスタマイジング&ディベロップメントの開発担当者は「GR86 GRパーツコンセプト(以下『パーツコンセプト』)は、あくまでコンセプトモデルで、『86をいかに速く走らせるか』というテーマのもとに、イメージを膨らませたスタディモデルです」といいます。

 公道を走らせることは視野に入れておらず、思い描いた86カスタムを具現化した仕様といっていいでしょう。

 ちなみにリアフェンダーの張り出しは左右合計で標準仕様に対して“86mm”の拡大、リアウイングによる車両後方への延長も“86mm”となっています。

 一方の「GR86 パーツカスタマイズコンセプト」(以下『カスタマイズコンセプト』)は、「パーツコンセプト」を市販に向けて具体化したものです。

 こちらは保安基準を満たして公道を走れる仕様とし、ベースモデルとなる新型GR86の正式発表と同時に発売を目指して開発しているアイテムを装着した車両です。現在、実走テストをおこないながら作りこんでいるといいます。

■新型GR86にはどんなGRパーツが予定されている?

 装着されているのはカスタマイズ部品の「GRパーツ」なので、ベース車と異なる装着部品はいずれもトヨタ系販売店で購入できることが前提です。

 エクステリアパーツでは、フロントスポイラーやサイドスカート、リアバンパースポイラー、トランクスポイラー。

 インテリアでは、インテリアパネル、ニーパッド、LEDライト。さらに機能面では、ドアスタビライザーやメンバーブレースなどの補強パーツ、サスペンションやブレーキキットなど合計25ものアイテムが用意されています。

 前出の開発担当者によると、「このクルマに装着されているパーツは(用意するパーツの)第一弾」とのこと。

 初代86用のパーツがそうだったように、市販するパーツは新型GR86デビュー後も追加でラインナップを増やしていき「クルマを育てていく」といいます。

「GR86 パーツカスタマイズコンセプト」は市販に向けて具体化したものだが、「GRパーツコンセプト」のデザインを受け継いでいることがわかる「GR86 パーツカスタマイズコンセプト」は市販に向けて具体化したものだが、「GRパーツコンセプト」のデザインを受け継いでいることがわかる

 開発担当者の話で興味深かったのは、エクステリアパーツに関して開発過程に新しいプロセスが盛り込まれていることでした。

 従来では、まず過去の知見に基づいてデザインし、それをテストコースで試しながら作り込んでいくという手法をとっていたといいます。

 しかし新型用エクステリアパーツの開発においては、コンピュータ上の設計段階からシミュレーションで流体解析をおこなって性能を確認しながら最適化。

 そのうえで実際に走行して味を作り込んでいく手法に変化しました。それによって、より効果的な空力を身につけられるというわけです。

 GRパーツとして開発しているエクステリアパーツは、より多くのダウンフォースを得るというよりはリフトを減らしてゼロリフトを目指しつつ、前後のリフトバランスを整える方向で調整。

 それは、単に速く走るためではなく、「速度が変化してもハンドリングが変わることなく、ドライバーの操作に対してクルマのリニアな反応を目指し、挙動を穏やかにして気持ちよく走れることを目指しているから」と前出の開発スタッフはいいます。

 新型GR86の正式発表は「2021年秋」といわれていますが、「GRパーツ」の存在により、デビューと同時にカスタマイズが楽しめる環境が整うことになります。

 86はカスタマイズするユーザーが多いモデルだけに、展開されるGRパーツの開発もかなり気合が入っていることを感じられました。

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