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イケメン顔に変更!BMW改良新型「X3」「X4」欧州で登場 Mモデルも同時にマイナーチェンジ

くるまのニュース / 2021年6月11日 17時40分

独BMWは2021年9月6日、スポーツ・アクティビティ・ビークル(SAV)の「X3」およびスポーツ・アクティビティ・クーペ「X4」をマイナーチェンジした。同年8月27日から中国で開催される成都モーターショーで世界初公開される予定で、欧州などでは2021年夏に市場投入される。

■フロント/リアのデザイン変更でニューモデルのような雰囲気

 独BMWは2021年9月6日、スポーツ・アクティビティ・ビークル(SAV)の「X3」およびスポーツ・アクティビティ・クーペ「X4」をマイナーチェンジした。

 改良新型X3/X4は、同年8月27日から中国で開催される成都モーターショーで世界初公開される予定で、2021年8月から米国・スパータンバーグ工場で生産が開始され、欧州などでは2021年夏に市場投入される。

 初代X3は2004年に登場したミドルサイズSUVで、現行型は2017年に登場した第3世代(G01型)。またX4はX4をベースにした4ドアクーペタイプのSUVで、初代は2014年に登場。現行型は2018年に登場した第2世代(G02型)となる。

 今回登場した改良新型X3はフロントとリアのデザインを変更。フロントのキドニーグリルは従来型よりも大きくなり、フレームは一体型となっている。また約10mmフラットになったフルLEDヘッドライトを備え、ヘッドライトの下のエアインテークも新たなデザインとなっている。

 さらにプラグインハイブリッド(PHEV)モデル「X3 xDrive30e」には、フロントウイングに「Electrified by i」のエンブレムが入り、すべてのBMWロゴには追加の青いリングが備わる。

 リアセッションはブラックに縁取られたフルLEDリアライトがより印象的になり、立体的にモデリングされたブレーキランプが、細く水平方向に伸びるターンシグナルライトを縁取るように設計されている。

 改良新型X4もまた、新しいキドニーグリルのデザインに変更されたが、X3と差別化するため、ほかのスポーティなBMWモデルで採用されるメッシュグリルを採用している。またマトリックス機能付きアダプティブLEDヘッドライトを標準装備する。

 インテリアも大幅変更された。現行「4シリーズ」と同様のセンターコンソールを採用、タッチパネル式の10.25インチのセンターコントロールディスプレイは全車標準装備され、オプションで12.3インチも用意する。

 センターコンソールには、ギア セレクターレバー、スタート/ストップボタン、電動パーキングブレーキ、ヒルディセントコントロールスイッチ、さまざまなドライビング エクスペリエンス機能、BMWコントローラーを備えた新設計のコントロールアイランドが配置されている。

 電動化も進んでいる。2019年12月に生産が開始されたPHEVモデル、X3 xDrive30eに加え、3つのディーゼルモデル、そして3つのガソリンモデルのすべてに48Vのマイルドハイブリッドシステムが搭載される。組み合わされるトランスミッションは8速ステップトロニック(AT)で、全モデルがxDrive(4WD)になる。

■改良新型X3M/X4Mコンペティションは最大トルクが向上

 今回、Mハイパフォーマンスモデル「X3M コンペティション」および「X4M コンペティション」も、改良新型X3およびX4同様の変更を受けている。

 キドニーグリルは大型化され、一体型フレームと約10mmフラットになったLEDヘッドライトを備えている。グリルのフレームには、ハイグロスブラック仕上げのMダブルキドニーバーを採用する。

BMW改良新型「X4 Mコンペティション」の走りBMW改良新型「X4 Mコンペティション」の走り

 搭載される3リッター直列6気筒ツインターボエンジンは、M3およびM4と同様に軽量鍛造クランクシャフトが採用された。ねじれに強い設計により、とくに高いトルクの伝達が可能になり、軽量で回転質量が減少するためにエンジンレスポンスも向上するという。

 最高出力510psは従来と変わらないものの、最大トルクは650Nmと従来よりも50Nm増加。これらにより0-100km/h加速は従来モデルよりも0.3秒速い3.8秒というパフォーマンスを誇る。最高速度は250km/h(リミッター作動)となるが、オプションのMドライバーズパッケージを装着すると制限は285km/hに引き上げられる。

 組み合わされるトランスミッションは8速Mステップトロニック。駆動方式はM xDrive(4WD)だが、基本は後輪を駆動し、後輪への動力伝達が限界に達したときのみトルクの一部をフロントアクセルに振り分ける。M xDriveとアクティブMディファレンシャルを制御することで、エンジンパワーをロスなく伝達することができる。

 標準装備のスポーツエキゾーストシステムは、Mモデルの特徴的なエンジンサウンドに加えて、負荷の高いハイスピード領域での音質を豊かにするものだ。可変フラップにより多様なサウンドを生み出すことが可能だ。

 ブレーキシステムにもこだわり、Mロゴが輝く青いブレーキキャリパーを搭載するMコンパウンドブレーキシステムを標準で装備する。タイヤは前255/40ZR21、後265/40ZR21サイズを装備、892Mスタースポークの21インチM鍛造ホイールが標準装備される。これにより、ホイールあたり2kgの重量を削減している。

 X3M コンペティションおよびX4M コンペティションの市場投入は2021年8月を予定している。

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