「レトロなロボット風SUV?」新型EV「アイオニック5」個性派ボディに話題沸騰!? 日産「アリア」との評価は?
くるまのニュース / 2021年6月28日 14時10分
ヒュンダイが発表した新型EV「アイオニック5」は、個性的な外観デザインも特徴。日本車でボディサイズが近いSUVタイプのEVには日産新型「アリア」がありますが、SNSユーザーの間ではどちらの方が高評価なのでしょうか。
■ともに全長4.6mクラスの新型「アイオニック5」と新型「アリア」
ヒュンダイは2021年5月24日に北米で新型EV「アイオニック5」を発表しました。SUVタイプのボディを持つヒュンダイ初のEV専用車ですが、日本車でボディサイズが近いSUVタイプのEVとして、日産新型「アリア」が存在します。
今後世界的に、どちらもより注目を集めていくと予想されるEVですが、日本のユーザーからはどのような反響があるのでしょうか。
新型アイオニック5は、ボディサイズが全長4635mm×全幅1890mm×全高1605mm。
外観の特徴としては、フェンダー部まで回り込むデザインのボンネット「クラムシェルフード」をヒュンダイとして初めて取り入れたほか、存在感のある太めのCピラー、格納式ドアハンドルなどを採用。
ヘッドライトやテールランプ、ホイールなどには、プログラム式から導かれた図形をデザイン要素として活用する「パラメトリック・ピクセル」というデザインテーマとして適応。近未来感溢れるスタイルを実現しました。
ちなみに、インパネには磁石でメモなどを固定できる「マグネティック・ダッシュボード」というユニークな機能も搭載。また、ヒュンダイはCセグメント級のボディサイズでDセグメント級の室内空間を実現していると説明しています。
一方、新型アリアは2020年7月15日に世界初公開されたクルマで、ボディサイズが全長4595mm×全幅1850mm×全高1655mm。クーペSUVルックなデザインが特徴で、フロントフェイスは、日本の伝統的な組子パターンが表現された「シールド」が個性を主張します。
日産は、EV化にともないエンジンルームの冷却が不要となったことから、従来のフロントグリル部にあたる部分をセンサー類を守るシールドに変更したと説明。
シールドを取り囲む日産の共通フロントデザイン「Vモーション」は白い光で表現され、さらにシーケンシャルウインカーも兼ねるデザインとなっています。
内装は、モノとモノの間にある空間や連続するコトとコトの間の時間を意味する「間(ま)」をキーワードとしてデザインされたほか、ダッシュボードの物理スイッチを排し、タッチセンサーに皮膚感覚フィードバックを加えたハプティクススイッチを採用しました。
ちなみにヒュンダイと同じく、日産も新型アリアについてCセグメント級のボディサイズでDセグメント級の室内空間を実現しているとアピールします。
※ ※ ※
新型アイオニック5と新型アリアのデザインについて、日本のユーザーはそれぞれどのような印象を持っているのでしょうか。
クルマのニュースでは、2021年5月21日から6月7日にかけてSNS上でアンケート調査を実施。ユーザーからの反響を調査しました。
そのなかで、新型アイオニック5と新型アリアのデザインについて「あなたはどちらが好みですか?」という設問を設けたところ、新型アイオニック5と回答したユーザーの割合は30.8%、新型アリアと回答したユーザーの割合は69.2%を記録。
回答者の反応としては新型アリアの方が高評価という結果となりました。
新型アリアの方が好意的に映った人の回答は「(日産が掲げる)『移ろいのデザイン』を表現した新型アリアのデザインの方が好きです」「新型アイオニック5の顔立ちは、昔のロボットのように見えます」「ロボコップ(アメリカ映画に登場するサイボーグ)みたいに見えるので、新型アイオニック5は好きではないです」というものがありました。
一方、新型アイオニック5に対する意見としては「シンプルイズビューティフル、という言葉が似合うと思います」という回答があったほか、「EVらしい低重心さを感じるデザインに見えました」という意見もありました。
※ ※ ※
それぞれ、異なる手法でEVらしさを表現している新型アイオニック5と新型アリア。
ヒュンダイは2021年現在日本で乗用車の正規販売をしていませんが、直近では2021年6月中旬に新型アイオニック5のテストカーとみられる車両の日本での目撃情報がSNSにアップされ、一部で話題となっています。
また、新型アイオニック5のデザインを評価する声も日本のSNSユーザーから寄せられており、もし国内導入されたら注目されるかもしれません。
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