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オープンカーは洗車機に入れていい? 雨風に耐える強度あるも洗車機NGな理由とは

くるまのニュース / 2021年7月6日 14時20分

「一度はオープンカーに憧れる?」では、オープンカーは洗車機に入れても大丈夫なのでしょうか。

■ソフトトップのクルマは洗車機に入れても大丈夫?

 ガソリンスタンドや、セルフ洗車場で目にする洗車機は、時間がないときの洗車に便利です。
 
 近年の洗車機は、ボディに傷がつきにくくなったり、センサーの感度も向上したりと、昔に比べて進化しています。

 そんな洗車機では、車種や車高の制限により、一部利用できないクルマがありますが、ソフトトップのクルマでは、洗車機を使用することはできるのでしょうか。

 洗車機では、ルーフキャリアがついているクルマや、洗車機の範囲に収まらない大きすぎるトラックやバスなどの大型車両は使用に条件があります。

 そのなかで、ソフトトップ仕様のオープンカーでは、布やビニールなどのソフト素材を使っています。こういった車種の場合ではどうなのでしょうか。

 これについて、国内で高シェア率を誇る洗車機メーカーの担当者は、以下のように話します。

「ソフトトップのクルマを入れることは、原則として禁止という形を取らせていただいております。理由としては、防水性に劣る点が挙げられます」

 ソフトトップのクルマは、質感が一般的なクルマに比べて柔らかいため、破損の可能性が考えられます。

 一方で、SNSではソフトトップのクルマを洗車機に入れているという人が見受けられ、洗車機を用いている人もいることが分かります。

 ソフトトップ仕様のオープンカーとなるマツダ「ロードスター」を販売する店舗スタッフは次のように話しています。

「ロードスターの幌は、基本的に雨風による浸水はありません。

 しかし、洗車機や高圧洗浄機などを使った洗車の際に、幌と窓の隙間にピンポイントに当たってしまうと、水が漏れ出す可能性があります。

 そのため、ソフトトップのメンテナンスは、基本的には薬品を使わない水洗いを推奨しています」

※ ※ ※

 ソフトトップ仕様でも数回の洗車機であれば問題ない可能性もありますが、ハードトップとは異なり、確実に何らかのダメージを与えているといえます。

 そのため、基本的にソフトトップ仕様のクルマでは手洗い洗車が推奨されます。

■洗車機には入れないほうが良い? 故障が懸念されるケースとは?

 洗車機の注意書きには、一部の車種を具体的に挙げているものもみられます。

 しかし、首都圏のガソリンスタンドに勤務するA氏は、「注意書きに書いていなくても、ドライブスルー洗車機に入れると危険なクルマが一部あるので、注意が必要です」と話します。

 注意したほうが良いクルマとしては、ナンバープレートがバンパーに密接していないクルマが挙げられます。

 ステーを使ってナンバープレートの位置を変えていたり、純正仕様でもナンバープレートがボディから浮いたりしている場合は、洗車機によってプレートの歪みが生じる可能性もあります。

 SNSでも、「ナンバー曲げられた!」「ナンバーしばかれた…」といった声が多く見られ、実際にナンバープレートが曲がってしまったという事例は多いようです。

 また、バンパー類に傷やヒビが見られる場合も、洗車によって割れが広がる危険性があるので注意したほうが良いでしょう。

ソフトトップ部分には高圧洗浄はNG! ソフトトップ部分には高圧洗浄はNG!

 このように、ナンバーがボディに密接していないクルマやバンパーにヒビが見られるクルマをドライブスルー洗車機に入れたい場合について、前出のA氏は以下のように話します。

「一般的にドライブスルー洗車機には、クルマの装飾品を避けて洗車できるような選択項目があります。

 ナンバーやバンパーを避けるために、フロント装飾品という項目を選択し、フロント全体の洗車を強くしないようにすることで、基本的にはナンバーやバンパーの破損は避けられるでしょう」

※  ※  ※

 もし、自分のクルマを洗車機に入れても大丈夫かどうか不安がある場合は、近くのガソリンスタンド店員に相談するか、洗車機で危険箇所を避ける設定をするようにしましょう。

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