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「もうトイレットペーパーは盗ませない!」 盗まれるほど大人気!? 道の駅が編み出した盗難対策とは

くるまのニュース / 2021年7月3日 18時10分

高速道路のSAやPA、一般道の道の駅では、しばしばトイレットペーパーなどの盗難がニュースになります。そんななか、ある道の駅が作った張り紙が話題となっています。

■盗まれるほど好評のトイレットペーパーとは

 高速道路のSAやPA、一般道の道の駅などでは、トイレが整備されていますが、こうした施設にある補充用のトイレットペーパーは盗難被害の対象になっているといいます。

 そんななか、ある道の駅が作った張り紙が話題となっています。

 話題となっているのは、熊本県北部の山鹿市にある道の駅「水辺プラザかもと」です。トイレットペーパーの盗難対策として作った「持ち帰る人の心理」に訴えた、張り紙が話題になっています。

 水辺プラザかもとでは、新鮮野菜や手作り加工品を販売する「ふるさと物産館」や、湯上がりもくつろげる温泉施設、さらにはカヌー体験、サイクリング、グラウンドゴルフなどのレジャーまで体験することができます。キャンピングカーで訪れる利用者が多いのが特徴です。

 この水辺プラザかもとでは、トイレットペッパーの盗難被害が相次いでいたこともあり、下記の張り紙を掲出したといいます。

「大好評発売中!

 当店で使用しているトイレットペーパーは盗まれるほど大人気!

 そのため、ご好評につき販売することとなりました!

 購入をご希望の方はお手数ですが、レジまでお持ちください。1巻50円(税込)」

 この張り紙は、SNSでも話題となり、「技ありのアイデアですね」「タダではなく売り物なんだと認識させることで、軽い気持ちで持っていっちゃう人たちに効果があるってことね」「農園やビニールハウスの窃盗対策にも使えそう」といったような声が見られました。

 また、あえて「売り物である」と表現したアイデアについて称賛するコメントも見受けられました。

 では、なぜこのような張り紙を掲載するに至ったのでしょうか。同施設の支配人、荒木英夫氏は以下のように話します。

「もともと盗難が多く、頭を抱えていたのが正直なところです。常連の人が持っていってしまって、注意させていただいたこともあったくらいです。

 今回ポスターを張った屋内のトイレは、客数と比較して多くのトイレットペーパーがなくなるという話を、清掃スタッフから聞いていました。

 今まではトイレットペーパーに店名をスタンプする形で対策をしていましたが、さほど効果は見られませんでした。

 ポスターを導入したのは、茨城のある道の駅で同じような取り組みがおこなわれていたのを当施設の代表が知ったことがきっかけです。

 このポスターは、2020年10月から掲出しており、反響としては張り出してからは清掃スタッフから『客数より多くのペーパーがなくなっている』といった話がきていないため、一定の効果はあったと思います。

 目立つ場所に張ってあることで、常連の人の目にも留まっています。当施設は国道から少し入った所にあり、温泉もあることからキャンピングカーの利用が多いのですが、キャンピングカー利用者からトイレットペーパーを『売ってほしい』と頼まれたことはあります。業務用のため50円では『赤字』の状態です」

※ ※ ※

 また、屋外のトイレは24時間使えるという便利さもあったことで、トイレットペーパーの盗難がひどかったといいます。

 屋外のトイレの対策について、荒木氏は、「盗難が多かった屋外のトイレは24時間いつでも利用できるため盗難も多く、現在では鍵を付けています。300mから400mの非常に長い業務用がふたつ付いているため、その日でペーパーが切れてしまう心配はありません」と話します。

 水辺プラザかもとでは、備え付けのトイレットペーパーを売り物と表現することで窃盗対策をおこなっています。

 あえて「売り物」と表現することで、ほんの気の緩みで盗んでしまう人たちの心理的なブレーキになることを期待して作られたようです。

 窃盗対策としても一定の効果があり、トイレットペーパーの盗難という問題が広く知られるきっかけにもつながったといえるでしょう。

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