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さすがに変わりすぎ? デザインやコンセプトが大きく変化した車3選

くるまのニュース / 2021年7月5日 16時10分

クルマがフルモデルチェンジをおこなうと大きくデザインを変えるケースや、ほとんど変わらないケースもあるなどさまざまです。一方で、比較的息が長いモデルのなかには、フルモデルチェンジのたびにデザインやコンセプトを大きく変えたクルマも存在。そこで、フルモデルチェンジで変わりすぎなクルマを、3車種ピックアップして紹介します。

■フルモデルチェンジで大きく変わったクルマを振り返る

 新型車が発売されると、数年のスパンでフルモデルチェンジをおこなうか、生産を終えるかの選択が迫られます。比較的好調なセールスを記録しているモデルでは、フルモデルチェンジがおこなわれるのが一般的といえるでしょう。

 フルモデルチェンジしたクルマは、シャシやエンジン、内外装のデザインが一新されるケースが多いですが、なかには「ミニ」やポルシェ「911」など、デザインやコンセプトをあえて変えないというモデルもあります。

 一方で、比較的息が長いモデルのなかには、フルモデルチェンジのたびにデザインやコンセプトを大きく変えたクルマも存在。

 そこで、フルモデルチェンジで変わりすぎなクルマを、3車種ピックアップして紹介します。

●日産「レパード」

フォルムだけじゃなく販売の主戦場も変わっていった「レパード」フォルムだけじゃなく販売の主戦場も変わっていった「レパード」

 日産初代「レパード」は1980年にスペシャリティカーとして誕生しました。ボディは伸びやかなクーペフォルムを採用した2ドア/4ドアハードトップセダンで、同クラスの「スカイライン」や「ローレル」とは明確にデザインコンセプトが異なるスタイリッシュなシルエットが特徴でした。

 そして、1986年には2代目へとフルモデルチェンジ。外観デザインは当時大ヒットしていたトヨタ「ソアラ」を意識したフォルムの2ドアクーペに変貌。

 人気テレビドラマ「あぶない刑事」の劇中車として使われ、ブームとなっていた「ハイソカー」の1台として人気を獲得します。

 その後、ハイソカーブームも沈静化した1992年には3代目レパードが登場し、車名は「レパード J.フェリー」と改められました。

 デザインは2代目の直線基調な2ドアクーペから大きく変わり、全体的に丸みを帯びた4ドアセダンとなり、さらにアメリカの高級サルーンに多く見られたトランク後端が下がったスタイルを採用。

 エンジンもトップグレードには4.1リッターV型8気筒を搭載するなど、高級車というコンセプトが色濃くなりました。

 しかし、この「尻下がり」なデザインが日本市場で受け入れられず、高額な価格もあって販売は低迷しました。

 そこで、1996年に4代目が登場すると「セドリック/グロリア」と同系統の4ドアハードトップに一新。デザインも比較的オーソドックスながらスポーティな印象のフォルムとなり起死回生が図られましたが、販売台数は上昇したものの2000年に販売を終え、レパードの歴史は幕を下ろしました。

●スズキ「セルボ」

ボディ形状だけでなくキャラクターも大きく変わった「セルボ」ボディ形状だけでなくキャラクターも大きく変わった「セルボ」

 軽自動車が360ccエンジンだった時代、スズキの主力車種だったのが「フロンテ」シリーズです。さまざまなボディタイプをラインナップしていましたが、なかでも1971年に高出力なエンジンを搭載した本格的RRスポーツカー「フロンテクーペ」が誕生。

 その後、軽自動車の規格が550ccエンジンに移行し、1977年にはフロンテクーペのコンセプトを受け継いだスペシャルティカーとして初代「セルボ」が登場しました。

 しかし、2サイクルエンジンを搭載していたことで、さらなる排出ガス規制の強化によって次世代モデルに移行し、1982年に初代「アルト」をベースに開発されFFとなった2代目セルボが発売。

 フロント部分はアルトに酷似していましたが、ボディはファストバックスタイルの2ドアクーペとされました。

 セルボの変更はこれだけにとどまらず、1988年に3代目へとモデルチェンジされるとクーペから全高の低い3ドアのワゴンタイプボディへと一新。さらに4代目ではオーソドックスなフォルムの2ボックススタイルの3ドア/5ドアハッチバックにスイッチします。

 そして2006年に登場した5代目では、背の高いトールワゴンに近いスタイルの5ドアハッチバックとなり、2011年に生産を終了してトールワゴンの「MRワゴン」に統合されました。

 初代から最終モデルまで、これほどまでにボディ形状とコンセプトが変わった国産車は、かなり珍しい存在です。

●マツダ「ファミリア」

まさに時代ともに変化したニーズに対応した「ファミリア」まさに時代ともに変化したニーズに対応した「ファミリア」

 マツダは1963年に初代「ファミリア」を発売しました。イタリアのデザイン工房、ベルトーネによるデザインで、欧州車を思わせるスタイリッシュな外観が特徴でした。

 その後、1967年に2代目が登場し、1968年にはロータリーエンジンを搭載した「ファミリア ロータリークーペ」が追加ラインナップされ、1969年にはセダンにもロータリーエンジンが搭載されるなど、スポーティなモデルへと変貌。

 3代目では全体のフォルムは2代目からそのままに、全車レシプロエンジンを搭載したオーソドックスな大衆車へと回帰し、1977年に発売された4代目では、FR駆動の2ボックススタイルの3ドア/5ドアハッチバックへと一新されました。

 大きな転換期を迎えたのが1980年に登場した5代目で、時代の流れから駆動方式がFF化され、さらにハッチバックだけでなく4ドアセダンが復活します。

 5代目はスタイリッシュなデザインと充実した装備から若者を中心に大ヒットを記録。1985年にはやはり若い世代をターゲットにした6代目がデビューしました。

 6代目では日本車初となるフルタイム4WDを採用し、高性能なターボエンジンを搭載した「GT-X」をラインナップ。ラリーを始めモータースポーツに積極的に参戦するなど、ファミリアはスポーツモデルというイメージを確立しました。

 そして、7代目も6代目と同じく高性能な4WDモデルを頂点とするラインナップを継承しましたが、1994年に8代目にフルモデルチェンジすると、ガソリンエンジン車はすべて自然吸気とされ、高性能なグレードが廃止となります。

 ファミリアシリーズとしては最後のモデルとなった9代目は1998年に登場。ボディは4ドアセダンとショートタイプのステーションワゴン「Sワゴン」をラインナップし、販売の主力はSワゴンとなります。

 8代目に引き続きエンジンは自然吸気で、スポーティな「スポルト20」が存在しましたが全体的にはベーシックモデルというコンセプトでした。

 実質的な後継車として2003年に初代「アクセラ」がデビューし、2004年にファミリアは生産を終え、40年にもおよぶ歴史に幕を閉じました。

 つねにマツダの主力車種だったファミリアですが、時代の流れを受け入れるかたちで、変化を続けたモデルといえるでしょう。

※ ※ ※

 2021年8月17日に、アメリカで新型「フェアレディZ(日本名)」が発表される予定です。

 フェアレディZといえば1969年の誕生以来、FR駆動で6気筒エンジンを搭載するスポーツカーというコンセプトを継承しており、ファストバッククーペというデザインも普遍となっています。

 これほど長く基本的なコンセプトとフォルムを変えていないのは、前述のポルシェ911とフェアレディZくらいですが、ある意味この2台は存在そのものがアイコン化しているといえ、もはや変わることは許されないということでしょう。

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