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「納車1年待ちでも待つ!」理由は? スズキ「ジムニー」はなぜ飽きられない?

くるまのニュース / 2021年9月4日 9時10分

スズキ「ジムニー/ジムニーシエラ」といえば、悪路走行もできる本格派クロスカントリーとして長い歴史をもつクルマです。発売から3年が経過した現行型は、現在でも納車待ちが続く超人気モデルとなっていまが、現在の納期についてユーザーからどういった声が挙げられているのでしょうか。

■人気ありすぎのジムニー、未だに納期は1年以上!?

 2018年7月にスズキは、本格的な四輪駆動車の機能と走破性を高めた軽自動車「ジムニー」と小型車「ジムニーシエラ」を発売しました。
 
 20年ぶりの全面改良とあって大きな話題となったほか、そのスクエアなルックスから若年層や女性層からも支持された結果、2021年9月時点でも約1年以上の納車待ちが続いているようです。
 
 では、長い納車待ちを経て手元に届いたユーザーはどのような気持ちなのでしょうか。

 軽自動車のジムニーは、1970年の初代モデルからモデルチェンジを繰り返しながら、本格的なオフロード走行が可能なモデルとして、山間部や豪雪地帯でのプロユースや、アクティブなレジャーユースなどで支持されています。

 一方のジムニーシエラは、1977年に発売された「ジムニー8」の後継モデルとして、ジムニーをベースとした小型車として販売され、海外市場においても小型で本格的な四輪駆動車として活躍してきました。

 ジムニーシリーズは世界194の国や地域で、累計285万台(2018年3月時点)を販売し、スズキを代表するモデルです。

 現行のジムニー/ジムニーシエラは、発売当初は静岡県湖西市の湖西工場で生産して、世界に供給していました。

 しかし、日本市場や海外市場での需要が高まり、販売店では「納車は1年以上掛かる」とアナウンス。

 そのため、スズキは海外市場でも需要の高いインドの販売会社「マルチ・スズキ・インディア社(マルチ・スズキ社)」が2020年1月から生産・輸出を開始したことを発表しています。

 インドで生産するジムニーは、日本の湖西工場で生産されている輸出モデルと同じ仕様となり、マルチ・スズキ社のグルガオン工場で生産され、主に中南米、中東、アフリカなどを仕向け地への輸出専用モデルです。

 この際、スズキは「現行ジムニーは2018年に発売を開始して以来、世界中の皆様からご好評を頂き、数多くの受注をいただいている。インドでもジムニーの生産をおこなうことで、世界中のお客さまに一日でも早く商品を提供できるようにグローバルで生産体制を強化する」と説明していました。

 これにより、日本におけるジムニーシエラ(海外のジムニー)の国内向けの納車期間が短くなる傾向にありましたが、2020年の新型コロナウイルス感染症による工場の稼働停止や部品供給不足などもあり、納車に時間が掛かるようです。

 首都圏のスズキの営業担当者は「納車まで1年ほどかかる見込みです」と説明しています。

 では、実際に納車待ちをしているユーザーは納期の長さについてどのように感じているのでしょうか。

 SNSでは、ジムニーの納車について「納車楽しみすぎる」「早く来ないかな…」という声が挙げられており、納車を心待ちにしているユーザーが多いことがうかがえます。

 一方で、「もう10か月納車待ちしてる」「納車予定まであと1年、気持ちが持つかな…」といった声も見受けられ、やはり納期の長さをネックに感じている人もいるようです。

 しかし、長い納期を経てジムニーを手にしたユーザーからは「1年2か月待ったけど最高のクルマ!」「ついに納車!まだ少ししか運転してないけどジムニー楽しい!」というような意見も多く、長期間心待ちにしていたぶん、クルマが手元に届いたときの嬉しさは大きいのかもしれません。

 納車されてジムニーライフを楽しんでいるユーザーも非常に多いようで、「ジムニー納車してから前よりアウトドアになった!」「外へ出かけるのが楽しくなって嬉しい」という声が見られます。

 人気のあまり、納期も1年ほどを要するジムニーですが、実際のユーザーからも絶賛の声が多いように、そのぶん魅力も詰まったクルマであるといえるでしょう。

 では、納車待ちの期間が長いことでキャンセルするユーザーは居ないのでしょうか。

 SNSではキャンセルをしたという人はあまり見受けられず、「車検の関係でキャンセルした」「収入が落ちたのでキャンセル…」など、納車が長いことを直接の理由にしたものはあまりないようです。

 ジムニーのキャンセルについて、前出とは別のスズキの販売店スタッフは次のように話しています。

「当店では、ジムニーもシエラも10か月ほどの納車待ちとなっています。

 なお、ジムニーの納車が長いことで、キャンセルを希望される人は少ないです。

 基本的にほかのモデルであればスズキ内の別のモデルか他社に変えられることもあります。

 しかし、ジムニーは唯一無二といえるモデルですので、納車を待っていただける人が多いです。

 また、店舗によってはキャンセル料が発生する場合もあるようですが、基本的には登録してナンバーが付く前のキャンセルに関してキャンセル料は掛かりません」

※ ※ ※

 ジムニーは、悪路走破性などを重視したフレーム車であるため、昨今のクルマと比べて決して乗り心地が良いクルマではありません。

 しかし、納車された人は口々に「待っても乗る価値があるクルマ」と話すこともあり、ジムニーには他車に心変わりしない魅力がたくさんあるクルマなようです。

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