最新007映画『No Time To Die』封切カウントダウン! どうしてミニカーボックスが実寸大に?
くるまのニュース / 2021年9月3日 13時10分
2021年8月31日、映画007シリーズの25作目となる『No Time To Die』の封切りまで1か月となった同日、アストンマーティンがロンドンの旧バターシー発電所を背景にしたTVスポットCMを披露しました。
■アイコンモデルのアストンマーティン「DB5」も登場
映画007シリーズの25作目となる『No Time To Die』の封切りまでの1か月のカウントダウンが開始された2021年8月31日、アストンマーティンは、ロンドンの旧バターシー発電所を背景にしたTVスポットCMを披露した。
2021年9月に全世界で公開される『No Time To Die』には、現在、過去、そして未来のアストンマーティンが登場するという。そして今回、待望のジェームズ・ボンド復帰にあたり、映画007シリーズで初めて4台のクルマが登場。その4台の詳細は、「DB5」、クラシックモデルのアストンマーティン「V8」、スーパーGTの「DBS」、そして今後販売開始予定のミッドシップハイパーカー「Valhalla」である。
ロンドンの旧バターシー発電所に展示されたフルサイズ・レプリカのコーギーDB5ボックス
●「DB5」がスクリーンに戻ってくることを記念したキャンペーンも開催
映画007のアイコン的存在となったDB5がスクリーンに戻ってくることを記念し、アストンマーティンとミニカー製作会社のコーギーは、1965年に製造されたオリジナルのミニカーをフルサイズに拡大したレプリカを製作した。
旧バターシー発電所に隣接するザ・コーリング・ジェティー庭園に展示されたこのフルサイズモデルは、長さ5.66m、高さ2.7m、幅2.7mで、コーギーによるオリジナルデザインを実寸大に復元したもの。そのベースとなっているのは、アストンマーティン「DB5ゴールドフィンガー コンティニュエーション」だ。
このDB5には、かつてのボンド映画でファンにお馴染みのガジェット(秘密兵器)が幅広く装備されているという。具体的には、回転するナンバープレート、格納式のリア防弾シールド、延長可能なフロントのオーバーライダーバンパー、そしてもちろん、飛び出すマシンガンなどである。
●「DB5ゴールドフィンガー コンティニュエーション」ってどんなクルマ?
アストンマーティンがバッキンガムシャーのニューポート・パグネル工場から、最後のDB5を送り出してから55年以上を経て登場したDB5ゴールドフィンガー コンティニュエーションは、25台限定のリミテッド・エディションとして製作されたモデルである。
これらは映画007に登場するDB5の正統な復刻版であり、ボディカラーはオリジナルに忠実なシルバーバーチとなっている。
最高の品質と信頼性を達成するための控えめな変更と機能強化を除けば、まさに映画に登場したボンドカーそのものだ。
●ミニカー製作会社のコーギーって?
コーギーは、ダイキャスト製ミニカーの有名ブランドである。かつては単なるおもちゃであったが、現在ではコレクターの間で人気となっているものも多い。
そのなかでもっとも有名なのが、1965年に登場したジェームズ・ボンドのアストンマーティンDB5だ。映画『ゴールドフィンガー』に登場したクルマを再現したこのミニカーは大ヒット作となり、同年の玩具小売商協会賞「トイ・オブ・ザ・イヤー」と「ベスト・ボーイズ・トイ」を受賞した。
このモデルはたいへんな人気を博し、何度も型を作り直して製造を継続。全世界での売上数は2000万個を超えており、同モデルは現在も生産され続けている。
※ ※ ※
今回のお披露目は、アストンマーティン・ラゴンダ・エグゼクティブ・バイス・プレジデント兼チーフ・クリエイティブ・オフィサーのマレク・ライヒマン氏が担当。同席したのは、過去14本の007映画でジェームズ・ボンドが登場する印象的なアクションシーンを演出し、映画で使われた8台のDB5スタントレプリカおよび、今回のDB5ゴールドフィンガー コンティニュエーションに搭載するガジェットの設計にも深く関与した特撮コーディネーター、クリス・コーボールドOBE(大英帝国勲章)だ。
※ ※ ※
マレク・ライヒマン氏は、今回のTVCM披露について、次のようにコメントしている。
「このエキサイティングな披露会によって『No Time To Die』キャンペーンを立ち上げることができ、とても名誉に思います。ジェームズ・ボンドとアストンマーティンの関わりは長期間にわたるもので、そのなかでもDB5は、50年を超える歴史により、間違いなく世界でもっとも有名なクルマとなりました。
イーオン・プロダクションズおよびクリス・コーボールドとの共同作業で25台のDB5 ゴールドフィンガー コンティニュエーションを製作したのは、アストンマーティンの関係者全員にとって本当に特別なプロジェクトでした。そして今回、もうひとつの傑出した英国ブランドであるコーギーと協力し、ジェームズ・ボンドがもっとも愛したクルマを実寸のトイボックスに入れてロンドンの中心部に飾ることができるのは、非常に素晴らしいことです」
※ ※ ※
クリス・コーボールド氏も、次のように述べている。
「これまでアストンマーティンと手を携え、今回の『No Time To Die』に至るまで、きわめて野心的なボンド映画のシーンを現実化してきましたが、本日、ジェームズ・ボンドの歴史のなかで特別な位置を占めるアイコンモデルのすばらしいディスプレイのお披露目をお手伝いすることができて、本当に光栄です」
※ ※ ※
なお、フルサイズ・レプリカのコーギーDB5ボックスは、2021年10月1日まで、バターシー発電所のザ・コーリング・ジェティー庭園で一般公開される予定となっている。
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