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「見た目ほぼロボット」 新型「ロボタクシー」世界初公開! SUVで自動運転実現!? 2023年に米で運用開始へ

くるまのニュース / 2021年9月7日 7時40分

自動運転開発会社のモーショナルとヒュンダイ(ヒョンデ)が、自動運転レベル4を実現した新型「ロボタクシー」を世界初公開しました。どんな機能が搭載されているのでしょうか。

■新型ロボタクシーのベース車、外観は「ロボットみたい」?

 自動運転開発会社のモーショナルとヒュンダイ(ヒョンデ)は、電気自動車「アイオニック5」をベースにした新型「ロボタクシー」を2021年8月31日に発表しました。同年9月7日から12日にかけてドイツのミュンヘンで開催されるIAAモビリティ2021で実車が初披露されます。

 アイオニック5は、2021年2月22日に世界初公開され、韓国では4月19日に発売されたSUVタイプの電気自動車です。

 そして、新型ロボタクシーはアイオニック5をベースに自動運転用の機器を搭載することで米国自動車技術者協会(SAE)の自動運転レベル4を実現した、モーショナルとして初めての商用車(タクシー)となります。

 ボディには、カメラ、レーダー、LIDARをそれぞれ組み合わせた30を超えるセンサー類が装着され、周囲の状況を360度モニタリング。

 センサー類を目立たせた理由として、人間が運転するクルマとの違いをより明確にする狙いがあったと、ヒュンダイは説明します。

 新型ロボタクシーでは安全性を担保するために、ナビゲーション、ステアリング、ブレーキなどのあらゆる機能に安全のための冗長性を持たせました。

 さらに、道路工事や洪水など予期せぬ道路状況に遭遇した場合、モーショナルのオペレーターがリモートで車両へ接続し、新しい道へ誘導する運用も可能ということです。

 モーショナルのカール・イアグネマCEOは、新型ロボタクシーについて次のようにコメントしています。

「この新型ロボタクシーは、モーショナルのビジョンであるドライバーレスの未来が現実になることを表しています。

 ヒュンダイグループおよびAptiv社との戦略的パートナーシップにより、私たちは車両開発プロセス全体において、自動車とソフトウェアに関する比類なき専門知識を得ることができました。

 私たちは自動運転タクシーの商業化成功を目指していて、新型ロボタクシーはそのために開発されたクルマです」

 モーショナルとヒュンダイは、米国の配車サービス「Lyft」とのパートナーシップを通じて、2023年に新型ロボタクシーを用いた一般ユーザー向けの自動運転モビリティサービスを米国の複数都市で開始する予定としています。

※ ※ ※

 新型ロボタクシーのベース車となるアイオニック5は、ヒュンダイが走らせていると見られるテストカーが日本でも目撃され、一部SNS上で話題となっています。

 以前、くるまのニュースではアイオニック5のデザインに対するSNSユーザーの意見・感想についてアンケート調査を実施しましたが、その際には「アイオニック5の顔つきはロボットのように見えます」「ロボコップ(アメリカ映画に登場するサイボーグ)みたいなデザインに見えました」などの意見が寄せられました。

 最先端の自動運転機能を搭載するベース車として、アイオニック5は近未来的なデザインと相まってマッチしているといえるのかもしれません。

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