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9/30で「ハイウェイテレホン」一部サービス終了! 統一番号「#8162」は何に使用されていた?

くるまのニュース / 2021年9月30日 9時10分

NEXCO各社は、2021年9月30日にハイウェイテレホンの統一番号「#8162」のサービスを終了します。「#8162」とはどのようなサービスで、なぜ終了となるのでしょうか。

■「はーい(81)、無事(62)帰る」でおなじみのハイウェイテレホンの統一番号のサービスが終了!

 2021年8月12日、NEXCO東日本・中日本・西日本は、3社が管理する高速道路の交通情報(事故や渋滞、通行止めなど)を自動音声で案内する「ハイウェイテレホン」の一部サービスを同年9月30日をもって終了することをホームページにて発表しました。
 
 終了するのは、統一番号のサービス「#8162」となりますが、本来はどのようなサービスだったのでしょうか。

 ハイウェイテレホンとは、渋滞・事故などの最新の高速道路情報(5分ごとの更新)を24時間自動音声で地域ごとの電話番号(全国58局)で提供するサービスで、NEXCO3社で運営しています。

 そのなかで、「#8162」は携帯電話からこの統一番号にかけることで、その場所からもっとも近い地域局を全国58局のなかから判別し、最寄りの1局に繋げるサービスとなっています。

「#8162」は、1999年8月から東名高速道路の東京都、神奈川県、静岡県のハイウェイテレホンで導入されており、この1都2県では2割の人が利用していました。

 NEXCO中日本では、2007年4月25日から東京都、神奈川県、静岡県、山梨県、長野県、愛知県、岐阜県、三重県、滋賀県、富山県、石川県、福井県の12都県内に導入。

 NEXCO中日本によると、当時は「『はーい(81)、無事(62)帰る』と覚えて下さい」と呼びかけており、2007年時点でハイウェイテレホンの利用は1日平均5000件の利用があったといいます。

 その後、NEXCO西日本・東日本でも2009年4月24日から沖縄県を除く46都道府県で統一されました。

 そんなハイウェイテレホンの「#8162」は、どういった理由で廃止されるのでしょうか。

 NEXCO東日本の広報担当者は以下のように話します。

「今回廃止になった理由については、『#8162』の利用自体が減少しており、インターネットやスマートフォンなど、お客さまが交通情報を取得する手段が増えたことによるものと考えております。

 サービス終了以降、引き続きお電話にて交通情報を確認される場合は、ハイウェイテレホンの各地域局、JARTICもしくは弊社お客さまセンターへお問い合わせください」

 今後、ハイウェイテレホンの地域局58局に直接電話することで各地域の高速道路の交通情報を受け取ることができます。

 また、日本道路交通情報センター(JARTIC)の全国共通ダイヤルにかけることで、日本全国の高速・一般道の交通情報をオペレーターや自動音声で案内してもらうことができ、携帯短縮ダイヤルでは、「#8011」を利用することが可能となっています。

 NEXCO各社では、路線図で案内するサービスとして、ホームページで東日本の「ドラとら」や、中日本の「iHighway中日本」西日本の「iHighway」などの提供をおこなっています。

 最近では、高速道路の情報についてアプリでの配信を開始しており、2021年2月1日にはNEXCO中日本ではスマートフォンからハイウェイラジオの情報を入手できる「みちラジ」と呼ばれるアプリの運用が開始されました。

 東日本も同様に「E-ハイラジ」と呼ばれるアプリの運用が開始されたり、西日本はアプリから路線図で交通情報を確認できる「iHighway交通情報」の提供をおこなっていたりと、スマートフォンで手軽に情報が入手できるようになっています。

 さらに、最近は多くのクルマにカーナビが搭載されており、最新のETC2.0の安全運転支援サービスでは、道路上に設置されたビーコンと呼ばれる情報送信装置から渋滞情報や交通規制情報などをリアルタイムにキャッチできるようになりました。

※ ※ ※

 今回のサービス終了は、かつて携帯電話からの情報収集が主流だった時代から、スマートフォンやカーナビが進化したことにより、情報収集の仕方が変化したことが要因といえるでしょう。

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