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トヨタが3輪EV 新型「シーウォーク・ティー」を発売! 公道走行不可の立ち乗り車 開発の狙いは?

くるまのニュース / 2021年10月1日 13時30分

トヨタが、1人乗りで立ち乗り、3輪の新型EV「C+walk T(シーウォーク・ティー)」を2021年10月1日に発売しました。発売時点の現行法では公道を走行することができない乗り物ですが、トヨタはどんな用途に向けて3輪EVを開発したのでしょうか。

■人の歩く速度で走行する3輪EVを発売

 トヨタは2021年10月1日に歩行領域での新たなモビリティ「C+walk T(シーウォーク・ティー)」を発売しました。クルマとは異なる、立ち乗りタイプの乗り物ですが、どういった用途に向けて開発したのでしょうか。

 シーウォーク・ティーは立った姿勢での乗車を特徴とし、スピードも時速2キロから6キロ(熟練者用に時速10キロも設定可)という人の歩く速さに抑えたことで、周囲の歩行者と横並びで会話ができるなど、歩行空間での親和性を追求。

 さらにステップ高を150mmと低く設定したことで、乗り降りしやすく、扱いやすい3輪BEV(バッテリーEV)として開発されました。なお、2021年10月発売時点の現行法で、シーウォーク・ティーは公道走行不可の乗り物となります。

 トヨタ車両販売店での販売のほか、レンタリース店でも取り扱われる(一部店舗では取り扱いなし)といいますが、トヨタはシーウォーク・ティーの利用用途として次のように説明しています。

「法人利用としては、広大な施設内での移動や警備の現場で働くシニアの歩行負担の軽減、公園や施設内を巡るアクティビティツアーといった用途を想定しています。

 また、関連法規の改正動向も踏まえつつ、将来的には公道での使用も見据え、日常生活のなかで長距離の歩行に困難を感じている方々をサポートし、利用者の行動範囲の拡大に貢献したいと考えています」

※ ※ ※

 トヨタは2019年6月7日に、今後のEV普及に向けた方針を発表しました。このとき、グローバルでの普及を目指す4輪EVや、2人乗り超小型EV(後に「シーポッド」として2020年12月25日に発売)をはじめとした将来的なEV構想を明らかにしています。

 そして、この発表会で立ち乗りタイプの歩行領域EVとして紹介された乗り物が、今回発売されたシーウォーク・ティーです。

 シーウォーク・ティーは、ハンドル左右にあるアクセルレバーの操作だけで発進、加速、減速、停止をコントロール。アクセルレバーを押すと進み、離すと止まる設計です。必要に応じて、左右のブレーキレバーを操作することで、より減速をサポートします。

 ハンドルやグリップ形状、レバー、ボタンの配置など、人間工学に基づき誰もが直感的に操作できるよう配慮されました。

 専用キーが採用され、認証エリアにかざすことでシステムが起動します。

 全長700mm、全幅450mmのボディは、前に1輪、後ろに2輪を備え、最大ハンドル角90度を実現。最小回転半径0.59mというその場での旋回が可能となりました。駆動方式は前輪駆動で、タイヤはノーパンクタイヤを装備します。

 インホイールモーターを搭載し、一充電の連続走行距離は約14キロ。バッテリーは脱着式リチウムイオンバッテリーが採用され、約2.5時間で満充電可能です。

 前方の人や障害物との衝突回避に寄与する障害物検知機能を「セーフティサポート」グレードに搭載。センサーが検知すると、警告音とパネル表示で警告し、時速約2キロまで減速します。

 また、「セーフティサポート」グレードには急斜面を検知して通知、降坂時の速度に応じて減速する急斜面検知機能も搭載されるほか、ハンドルの操舵角に応じて速度を抑制する旋回速度抑制機能が全車に標準装備されます。

 シーウォーク・ティーの価格(消費税込)は、標準グレードが34万1000円、「セーフティサポート」グレードが35万4200円です。

 なお、シーウォーク・ティーはトヨタの歩行領域での新たなモビリティ「C+walk(シーウォーク)」シリーズの立ち乗りタイプに位置づけられ、今後の市販化に向けてシーウォークシリーズの座り乗りタイプ、車いす連結タイプの開発も進められています。

 トヨタは今後について、「お客さまが『使いやすい、乗りたい』と感じて受け入れてくれるモビリティを提供し続けることで、より多くの人が『幸せ』になることをサポートしていきます」とコメントしています。

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