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すでに人気絶好調! トヨタ「カローラクロス」 のライバル車って何? トヨタSUVの中での立ち位置は?

くるまのニュース / 2021年10月5日 10時10分

2021年9月14日、トヨタ「カローラクロス」が発売されました。カローラは1966年誕生以来進化を続け、この7月にはシリーズ累計5000万台の販売台数を達成しています。そんなカローラシリーズに登場した初のSUVですが、増えたトヨタSUVのラインナップの中でどんな立ち位置になるのでしょうか。またライバルのSUVとは何になるのでしょうか。

■さらに充実したトヨタSUVラインナップ

「くるぞ、くるぞ!」と期待されていたトヨタ「カローラクロス」が、ついに2021年9月14日に発売されました。

 その存在が最初に話題になったのは、2020年7月のこと。ただし日本向けではなく、タイ市場向けでした。

 それでもトヨタからのリリースには「今後、順次、導入国を拡大してまいります」とあり、日本へやってくることが期待されていたのです。あれから1年と2か月で、ようやく日本で発表となりました。

 ちなみに、顔つきはタイ市場向けと日本市場向けでは変更されており、日本向けはグリルの位置が下がり、低重心な印象となっています。

 そんなカローラクロスとは、どのようなクルマなのでしょうか。

 トヨタは「これからのカローラに求められる新しい姿を追求した結果、シリーズ初のSUVとして誕生しました」と説明しています。

 他のカローラと同じ「TNGAプラットフォーム(GA-C)」を使い、カローラ伝統の「常にお客様の期待を超えるプラスアルファの思想」に則ったクルマ作りがなされています。

 その特徴は「SUVならではの高いユーティリティ」「上質感と躍動感を両立するデザイン」「クラストップレベルの低燃費とアクティブでスムーズな走り」。言ってしまえば、全方位的に「お客様の期待を超える」ことを目指した、弱点のない優等生的なキャラクター。そんなキャラクターこそが“カローラらしさ”ではないでしょうか。

 パワートレインは1.8リッターのガソリンエンジン車と1.8リッターのハイブリッドの2種。ガソリン車はFFで、ハイブリッドはFFとE-Four(後輪をモーター駆動する4WD)を選ぶことができます。価格は、ガソリン車が199万9000円(消費税込、以下同)から264万円まで。ハイブリッドが259万円から319万9000円です。

※ ※ ※

 カローラクロスの登場により、トヨタのSUVラインナップは非常に充実したものとなりました。

 小さいほうから「ライズ」「ヤリスクロス」「カローラクロス」「C-HR」「RAV4」「ハリアー」「ハイラックス」「ランドクルーザープラド」「ランドクルーザー」と、9モデルも用意されているのです。これほど分厚いSUVラインナップを揃えるブランドは他にありません。

 下から上までたっぷりあるイメージのドイツブランドでも、実際のところはメルセデス・ベンツやアウディで5モデル、BMWでも7モデルしかありません。

 さらに驚くのは、トヨタのSUVラインナップは、下から上にサイズアップするのにあわせて価格も順々に高くなるように設定されていて、さらにキャラクターもハッキリと分けていることです。

 実用性が高い優等生的なカローラクロスに対して、ヤリスクロスとC-HR、ハリアーはスタイリッシュな都会派。ライズとカローラクロス、RAV4、ハイラックス、ランドクルーザーの2台は、オフロードの似合うアクティブ派です。都会派かアクティブ派か、そしてサイズと予算が決まれば、おのずと車種が定まるような布陣となっているのです。だから、買う人も迷うことはないはずです。

■カローラクロスのライバルは?

 では、カローラクロスのライバルは何になるのでしょうか?

トヨタ新型「カローラクロス」のインパネトヨタ新型「カローラクロス」のインパネ

 カローラクロスの全長は4490mmで、パワートレインは1.8リッター。いわゆるカローラ・シリーズと同様のCセグメントSUVとなります。価格はエンジン車が200万円台前半で、ハイブリッドが250万円から20万円といったところ。
 
 ところが、同じようなサイズと価格帯のSUVが意外と存在しません。

 ホンダ「ヴェゼル」は、価格帯が200万円台と同じなのですが、全長4330mmに1.5リッター・エンジンで、BセグメントSUVとなりちょっと格は下。逆に「CR-V」になると、全長4605mmに1.5リッターと2リッターのハイブリッドという内容は近いのですが、価格が336万1600円からで、高すぎます。

 日産も同様で、「キックス」はハイブリッド専用車で価格200万円台後半は「カローラクロス」と良い勝負なのですが、サイズが全長4290mmとやはりBセグメントSUVで、ひとクラス下。「エクストレイル」は全長4690mmに2リッターエンジンで、サイズ的にカローラクロスのライバルになりますが、価格は248万2700円からで、中心価格帯は300万円台前半。カローラクロスと比べると値段が高すぎます。

 マツダの「CX-30」は全長4395mmに、1.8リッターのディーゼルと、2リッターガソリンエンジンというのは、カローラクロスと同格になりますが、価格が239万2500円から371万3600円で、ちょっと高い。「CX-3」がカローラクロスと同じ価格帯になりますが、やはりBセグメントSUVとひとつ下のクラスになってしまうのです。

 しかし、まったく敵がいないわけではありません。それがスバルの「XV」です。

 XVは全長4485mmに、エンジンは1.6リッターと2リッターのターボ。価格は220万円から292万6000円。寸法も価格帯もちょうどカローラクロスと同等となります。ただし、現行XVの登場は2017年と、4年前。販売数を競うライバルとしては、ちょっと厳しいかもしれません。

 おさらいすると、サイズ的に同等なCR-V、エクストレイル、CX-30などは、価格が高すぎます。

 一方、価格の近いヴェゼル、キックス、CX-3は、サイズ的に格下。つまり、カローラクロスが車格の割に価格がお手ごろということになります。CセグメントSUVだけど、価格的には、ひとクラス下というわけです。

 まだ発売されたばかりですが、カローラクロスの売れ行きは、相当に良くなるのではないでしょうか。カローラクロスの販売数は、カローラ・シリーズに合算されますから、今後はカローラの販売ランキングに注目したいと思います。

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