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なぜ夜に道路工事が多い? 出来れば避けたい! 頻繁に工事が実施される背景とは

くるまのニュース / 2021年10月6日 9時10分

一般道路での道路工事は、道路そのものの改修作業はもちろん、周辺に整備されている上下水道やガス、電気や電話回線などのライフラインの改修が関係していることもあります。ではなぜ道路工事は夜間におこなわれることが多いのでしょうか。

■夜間に多い?道路工事が夜になると増える理由とは?

 道路工事は荒れた道を舗装するなど、安全にクルマを運転するために必要不可欠といえます。
 
 そんな道路工事ですが、昼間より夜間におこなわれることのほうが多いようですが、それはなぜなのでしょうか。

 一般道路での道路工事は、道路そのものの改修作業はもちろん、周辺に整備されている上下水道やガス、電気や電話回線などのライフラインの改修が関係していることもあります。
 
 人々の生活のために重要ともいえる道路工事ですが、SNSでは「夜の街って道路工事多くない?」「みんなが寝静まってから道路工事してるよね」といった声が挙げられています。
 
 道路工事の実施について、国土交通省道路局の担当者は以下のように話します。

「道路工事の実施については、管轄の警察署から『道路使用許可』を得る必要があります。

 その際に警察と協議して、交通への影響が大きそうな道路においては夜などの交通量が少ない時間帯を選び、逆に交通への影響が比較的少ないと考えられる道路においては、昼間に工事をおこなっています」

※ ※ ※

 このように、道路工事や広告版の設置作業、屋台の出店、祭礼行事など、道路の本来の用途ではない使用をする際には、道路交通法第77条1項において、管轄の警察署に道路使用許可を申請する必要があります。

 また申請後は、道路交通法第77条第2項において、下記の3つのいずれかに該当することで、警察署長の許可によって承認されると定められています。

 ・該申請に係る行為が現に交通の妨害となるおそれがないと認められるとき
 ・該申請に係る行為が許可に付された条件に従つて行なわれることにより交通の妨害となるおそれがなくなると認められるとき
 ・該申請に係る行為が現に交通の妨害となるおそれはあるが公益上又は社会の慣習上やむを得ないものであると認められるとき

 基本的に道路工事は「公益上又は社会の慣習上やむを得ないもの」であるため、この条件にあてはまるとともに、交通への影響を考慮して時間帯を設けることで「交通の妨害となるおそれがなくなる」ともいえるでしょう。

■避けたい道路工事はどうやって把握する?

 そんな道路工事ですが、場合によっては大幅な交通規制により、対向車を交互に通行させる対面通行をおこなっていることもあります。

 対面通行では、信号などにかかわらず対向車が通過するのを待つ必要があるので、スムーズに通行することができない可能性もあります。

 そのような道路工事による交通規制に遭遇しないためには、あらかじめ道路工事の予定を把握しておくことが有効的だといえます。

 例えば、都内の道路工事を請け負う東京都道路整備保全公社では、ホームページで道路工事の予定を公開しています。

 東京都道路整備保全公社の公開情報では、工事現場の詳細な住所やおこなわれる時間帯も確認できるため、あらかじめチェックしておくことで道路工事を避けて通行することが可能です。

高速道路などでは各所のホームページで工事の案内を呼びかけている高速道路などでは各所のホームページで工事の案内を呼びかけている

 また、道路工事は高速道路でもおこなわれていることがありますが、前出の国土交通省担当者は、「高速道路においても道路使用許可の申請手続きなどが必要になるため、一般道路と同じように工事の時間帯などが図られています」と話します。

 高速道路における道路工事の予定については、NEXCO各社や首都高のホームページで確認することができます。

 仕事で高速道路を利用する場合など、交通規制に遭遇せずに高速道路を通行したい場合には、あらかじめ道路工事の時間帯や場所を調べておくのが良いでしょう。

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