カエル顔のパワフルEV ジェネシス「GV60」世界初公開! 2022年に北米で発売
くるまのニュース / 2021年10月8日 7時40分
韓国ヒュンダイ(ヒョンデ)のプレミアムブランドであるGenesis(ジェネシス)は2021年9月30日、ブランド初の電気自動車(EV)「GV60」を世界初公開しました。
■全長4.5mのコンパクトSUVタイプEV
韓国ヒュンダイ(ヒョンデ)のプレミアムブランドであるGenesis(ジェネシス)は2021年9月30日、ブランド初の電気自動車(EV)「GV60」をデジタルで世界初公開しました。
GV60は全長4515mm×全幅1890mm×全高1580mm、ホイールベースは2900mmというCセグメントSUVタイプのEVです。
E-GMP(エレクトリック・グローバル・モジュラー・プラットフォーム)と呼ばれる専用のEVプラットフォームをベースにしたモデルで、電動化に向けたブランドの方向性を示しているといいます。
パワートレインは3種類が用意され、320kW(約435馬力)・605Nmを発生するAWDのパフォーマンスモデルと、168kW(約228馬力)・350Nmを発生する後輪駆動のベースモデル、および234kW(約318馬力)・605NmのAWDベースモデルがあります。
バッテリー容量はすべて77.4kWhで、標準の後輪駆動モデルは1回の充電で最大走行距離が451kmとなっています。
パフォーマンスモデルは前輪と後輪にそれぞれ160kWモーターを搭載、1充電走行距離は368kmで、ステアリングホイール上のブーストボタンを押すと10秒間のみ360kW(約490馬力)・700Nmにブーストされ、0-100km/h加速はわずか4.0秒というパフォーマンスを発揮します。
外観は、EV専用のデザインが特徴的です。ボンネットとフェンダーを組み合わせたシングルパネル「クラムシェルフード」を初めて採用し、パーツ間のラインをなくすことで洗練された印象を与えています。またデジタルサイドミラーを採用、さらにドアハンドルは格納され、ドライバーが近づくと自動的にポップアップします。
インテリアはセンターコンソールにある「クリスタル・スフィア」が特徴的です。球の形をしたシフトバイワイヤで、車両の電源が入ると球体が回転してシフトバイワイヤとして機能、電源を切ると未来的な雰囲気の照明となります。
クリスタル・スフィアのほかにもホーンカバーやドアハンドル、サイドミラーコントローラーに円形のディテールを適用することで、インテリアデザインの統一性を図っています。
GV60は2022年に北米で発売される予定です。ジェネシスブランドのグローバルヘッドであるジェイ・チャン氏は、「GV60は、パワフルな走行性能と、お客様と感情的に結びつくさまざまな主要機能を備えた、高級電気自動車の新しい基準となるでしょう」とコメントしています。
※ ※ ※
ジェネシスは2015年に誕生した、ヒュンダイのプレミアムブランドです。トヨタでいうレクサス、ホンダでいうアキュラ、日産でいうインフィニティなどと同じような位置づけとなります。
2016年に北米に進出、2019年のJ.D.パワー社による米国自動車初期品質調査では、ブランド別で1位(2020年は5位)に躍進。2020年には、それまでレクサスの定位置だった米国自動車耐久品質調査でも1位に輝き、レクサスは2位でした。
ジェネシスはアメリカ上陸から、わずか3年で一定の評価を得ることに成功しました。そして、2021年には欧州にも進出しています。
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