「凄すぎる!」まさにモンスター級!? もはや規格外のスゴいSUV3選
くるまのニュース / 2021年11月4日 16時10分
世界的にSUV人気が続いていますがSUVにもさまざまな種類があり、なかには非常にユニークなモデルも存在。そこで、もはや規格外といえそうなハイスペックで見た目もスゴいSUVを、3車種ピックアップして紹介します。
■見た目や性能がとにかくスゴいSUVを振り返る
近年、人気のクルマといえばSUVです。世界的にもSUVは好調なセールスを続けており、各メーカーから次々と新型SUVがリリースされています。
SUVにはさまざまなモデルがあり、悪路走破性が高い本格的なクロスカントリー4WD車やオンロードの走りに特化したクロスオーバー。
さらに大型のモデルからコンパクトなモデル、3000万円クラスの高級なモデルから100万円台のモデルと、さまざまなニーズに対応しています。
一方で、外観やパフォーマンス的にユニークなモデルも存在。そこで、もはや規格外といえるハイスペックなSUVを、3車種ピックアップして紹介します。
●メルセデス・ベンツ「G550 4×4スクエアード」
究極のオフロードマシンと化した「G550 4×4スクエアード」
メルセデス・ベンツのラインナップにはさまざまなクラスのSUVが存在しますが、なかでもゴージャスかつ悪路走破性の高さで多くのセレブから支持されているモデルが「Gクラス」です。
GクラスはもともとNATOの軍用車として開発され、1979年に民生用が誕生したクロスカントリー4WD車で、現行モデルは2018年に大幅な改良がおこなわれた第2世代となります。
そして2016年には、究極のオフロードモデルで特別仕様車の「G550 4×4 2(ニ乗=スクエアード)」(欧州などでは「G500 4×4 2」)が登場しました。
G550 4×4スクエアードはG550をベースに、「ウニモグ」などと同様の「ポータルアクスル」を採用。ポータルアクスルはホイールハブ内にギヤを内蔵し、車軸位置を変えずに最低地上高を高くできるもので、G550 4×4スクエアードでは最低地上高が460mm、渡河深度1000mmにも及びます。
また、足まわりでは各タイヤに2本ずつのショックアブソーバーとスプリングが装着され、1本は電子制御化しており、あらゆる路面で最適なダンピング性能を発揮。
外観はポータルアクスルによってトレッドが拡大されたことから、カーボン製の巨大なオーバーフェンダーが装着されており、迫力満点のボディとなっています。
搭載されたエンジンはAMGモデルに由来する4リッターV型8気筒直噴ツインターボをベースに新開発された「M176型」で、最高出力422馬力、最大トルク610Nmを発揮しました。
G550 4×4スクエアードは日本でも期間限定で販売され、当時の新車価格は3510万円(消費税8%込)でした。なお、2013年には6輪の限定モデル、メルセデス・AMG「G63 AMG 6×6」も登場しています。
●ジープ「グランドチェロキー トラックホーク」
サーキット走行も視野に入れて開発された「グランドチェロキー トラックホーク」
アメリカのジープといえば、オフロード性能が高いクロスカントリー4WD車やSUVを専門とするメーカーです。
代表的なモデルは日本でも人気が高いクロカン車の「ラングラー」、よりライトなクロカン車である「チェロキー」、そしてラグジュアリーSUVでフラッグシップの「グランドチェロキー」などがあります。
このグランドチェロキーをベースに、オンロード性能に特化したモデルとして2018年に開発されたのが、「グランドチェロキー トラックホーク」です。
エンジンは6.2リッターV型8気筒OHVスーパーチャージャーを搭載し、最高出力は710馬力と途方も無いパワーを発揮。
強大なパワーに対応するようにシャシや足まわりも強化され、20インチタイヤとビルシュタイン製ダンパーを標準装備し、ブレーキシステムはブレンボ製を採用しています。
一方、超高性能なモデルながら外観はおとなしく、控えめのデザインのエアロパーツが装着されている程度です。
内装ではホールド性を重視したスポーツシートが装着され、本革とカーボン製パーツによってゴージャスかつスポーティに演出。
トラックホークの名にふさわしくサーキット走行も視野にいれており、走行性能は車重2.4トン以上もありながら0-96km/h加速が3.5秒、最高速度290km/hという圧倒的なパフォーマンスを誇ります。
グランドチェロキー トラックホークは日本でも2018年1月から受注販売され、2019年5月に登場した改良モデルでは価格は1356万円(消費税込)でした。
なお、本国では2021年6月に5代目となる新型が発売されており、トラックホークはラインナップされていません。
●日産「ジュークR」
まさにSUV版「GT-R」といえるハイパフォーマンスモデルの「ジュークR」
日産は2010年に、コンパクトなボディのクロスオーバーSUV「ジューク」を発売しました。斬新な内外装のデザインが好評で、SUV人気の高まりからスマッシュヒットを記録しましたが、日本国内向けは2019年に生産を終了。現在は欧州などで2代目が販売されています。
そして2011年に、欧州日産が世界最速SUVを目指したコンセプトカーの「ジュークR」を発表。
ジュークRには3.8リッターV型6気筒ツインターボエンジンと4WDシステムなど、「GT-R」のパワートレインが移植されており、見た目はジュークでありながら中身はGT-Rというモデルです。
ボディやブレーキも最高出力487馬力のハイパワーなエンジンに合わせて強化され、最高速度は250km/h以上と公表されました。
このジュークRが好評だったことから、2012年に欧州日産から5台限定で販売することが決定。市販モデルではさらに553馬力までチューニングされました。
外観もスタンダードなジュークとは別モノで、専用デザインの前後バンパーやサイドステップ、二分割式の巨大なルーフスポイラー、さらにオーバーフェンダーが装着されるなど迫力あるフォルムを実現。
内装もGT-Rのステアリングとシフトノブ、スポーツシートを装備するなど、機能的なモディファイが施されていました。
その後2015年には、最高出力600馬力のエンジンを搭載し、外装が大幅に変更された「ジュークR 2.0」が発表され、再び注目されました。
※ ※ ※
もはや世界的にも定番車種となったSUVですが、ニーズは多様化されており、今回紹介したようなユニークなモデルはほかにも存在しています。
また、電動化も盛んにおこなわれており、国産メーカーでは2021年10月29日にトヨタの電動SUV「bZ4X」が発表され、同年10月28日には三菱新型「アウトランダー」が登場して国内では全グレードがPHEVとなりました。
まだまだ人気が衰える気配が無いSUVですから、これからもユニークなモデルが続々と誕生するでしょう。
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