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オラ顔の電気自動車SUV「iX」日本上陸! 同時に発表された「iX3」とはどう違う?

くるまのニュース / 2021年11月6日 18時10分

ビー・エム・ダブリュー(BMW日本)は2021年11月4日、新型の電気自動車(EV)「iX」を発表、販売を開始しました。

■航続可能距離は650km 2モーターの4WDモデル

 ビー・エム・ダブリュー(BMW日本)は2021年11月4日、新型の電気自動車(EV)「iX」を発表、販売を開始しました。

 iXはSAV(スポーツアクティビティビークル)をベースにBMWが次世代を見据えて開発したモデルになります。

 全長4955mm×全幅1965mm×全高1695mm、ホイールベースは3000mmというボディサイズを持つフルサイズSUVで、同社のSAV「X5」(全長4935mm×全幅2005mm×全高1700mm)と近いサイズ感になっています。

 iXは、前輪用と後輪用のふたつのモーターを搭載する持つ4輪駆動モデルです。

 上位グレードの「iX xDrive50」は、前輪を最高出力190kW・最大トルク365Nmを発揮する電気モーターと、後輪を230kW・400Nmを発揮する電気モーターを持ち、システムトータル最高出力は385kW(約523馬力)・トータル最大トルク765Nmを発揮します。
 
 またリチウムイオンバッテリーの容量は303Ahで、一充電走行距離は650kmです。車両価格は1116万円(消費税込、以下同)です。

 ベースグレードの「iX xDrive40」は、前輪を190kW・290Nmを発揮する電気モーター、後輪を200kW・340Nmを発揮する電気モーターを持ち、システムトータル最高出力は240kW(約326馬力)・最大トルクは630Nmです。

 リチウムイオンバッテリーの容量は232Ahで、一充電走行距離は450km。価格は981万円です。

 エクステリアは大胆かつモダン、さらに最小限をコンセプトにしているといいます、大型キドニーグリルを採用し、キャラクターを強調しつつBMWモデルのなかでもっともスリムなヘッドライトのデザインを採用することで、次世代のイメージを強調。さらにリアにも薄くシャープなリアライトを採用、さらにリアトレッドをワイドにすることで存在感を表しています。

 インテリアも、BMWモデルとしては初めて、メーターパネルとコントロールディスプレイを一体化させてデザインを際立たせているとともに、形状を湾曲したカーブドディスプレイを採用、操作性や視認性を高めています。

BMW新型「iX」のインパネBMW新型「iX」のインパネ

 また多くのボタン類を廃止し、送風口をスリム化することで運転席まわりをすっきりさせつつ、iDriveコントローラーを他モデル同様に装備することで操作性を維持しています。

 さらに六角形のステアリングホイールをBMWモデルとして初めて採用。ヘッドレスト一体型シートの採用など、後席においてもゆったりとした空間を誇ります。さらにオプションの「ファーストクラスパッケージ」を選択すると、電動シート調整スイッチやスタート/ストップボタン、iDriveコントローラーなどがクリスタル製となり、未来感あふれる演出も可能になっています。

■同じピュアEVでもiX3とiXの違いはどこにある?

 iX xDrive50には標準でアダプティブエアサスペンションを装備しています。これは前輪・後輪ともにアダプティブエアサスペンションを採用することで、走行状態に合わせて常に最良の地上高を保ち、乗り心地や安定性といったさまざまな側面にメリットをもたらしているといいます。

BMW新型「iX」の走りBMW新型「iX」の走り

 ドライバーによる任意の切り替えも可能で、たとえば「Sportモード」への切り替えでダンパーを固くし、車高を下げることでスポーツ走行に適した特性にすることができます。またスイッチにより高(+20mm)、低(−10mm)を任意に設定することも可能です。

 またiX xDrive50に標準装備の「インテグレイテッド・アクティブステアリング」は、走行状況に応じて後輪を積極的に操舵させるもの。低速域では後輪を最大3.2度逆位相に操舵することで車両の回頭性を高め、高速域においては後輪を最大2度同位相に操舵することで、ワインディングでは安定のターンインを、高速ではスムーズなレーンチェンジを実現します。

※ ※ ※

 では、日本において同時に発表された「iX3」とiXではなにがどう異なるのでしょうか。

11月4日に開催された「iX」「iX3」の発表会の様子11月4日に開催された「iX」「iX3」の発表会の様子

 まずはボディサイズが異なります。前出のようにiXが全長4955mm×全幅1965mm×全高1695mm、ホイールベースは3000mmというサイズなのに対し、iX3は全長4740mm×全幅1890mm×全高1670mm、ホイールベース2865mmというボディサイズです。

 つまりiXは、iX3に対して全長でプラス215mm、全幅プラス75mm、全高プラス25mm、ホイールベースはプラス135mmと、それぞれ大きくなっています。

 またiX3は後輪駆動のみの設定ですが、iXは4輪駆動のxDriveのみとなっています。車両価格はiX3の862万円に対し、iXは981万円から1116万円です。

 モーター出力も異なります。iX3はシングルモーターで最高出力210kW(約285馬力)・最大トルク400Nmなのに対し、iX xDrive50はトータル最高出力385kW(約523馬力)・トータル最大トルク765Nm、iX xDrive40はトータル最高出力240kW(約326馬力)・最大トルクは630Nmになります。

 iX3のバッテリー容量は232Ahで、一充電の走行可能距離は460kmなのに対しiX xDrive50のバッテリー容量は303Ahで一充電走行距離は650km、iX xDrive40のバッテリー容量は232Ahで、一充電走行距離は450kmとなります。

 iX3とiXの関係は、ボディサイズ的にはSAVの「X3」と「X5」の関係に近いものになりますが、iX3はX3をベースにしたEVで、X3のラインナップなのに対し、iXはオリジナルのモデルとなり、エクステリアもインテリアのデザインもX5とは異なるものになります。

 11月4日に開催されたiX/iX3の発表会では、エンジンモデルを「VHS」に例え、iX3を「DVD」に、iXを「ブルーレイ」に例えていました。そう考えると、iX3とiXは同じピュアEVでも、エンジンモデルから乗り換えても違和感ないのがiX3、斬新さを感じるのがiXということになるのではないでしょうか。

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