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「最低年収はいくら必要?」 トヨタ「アルファード」の360万円仕様を買える人の条件とは

くるまのニュース / 2021年11月15日 10時10分

「いつかはアルファード」という言葉が出てくるなど、憧れの対象となっている高級ミニバンの代表格トヨタ「アルファード」。では、エントリーグレードを購入するためには、どのくらいの年収が必要なのでしょうか。

■乗用車全体でもトップクラス売れ行きを誇る、「高級ミニバンの王者」

 高級ミニバンの王者として君臨しているトヨタ「アルファード」ですが、2021年上半期の新車販売台数ランキング(登録車)では堂々の3位にランクインするなど、その勢いはとどまることを知りません。
 
 最近では、「いつかはアルファード」という言葉も聞かれ、ユーザーから憧れの対象となっているようです。
 
 そうしたなかで、アルファードのエントリーグレードを購入する場合、どのくらいの年収があれば良いのでしょうか。

 アルファードは国産車のなかでも価格帯が幅広く、エントリーグレードと最上級グレードでは、約400万円の価格差が存在します。

 エントリーグレードとしては、ガソリン車/2WDの「X」が359万7000円。

 一方の最上級グレードでは、ハイブリッド車/E-Fourの「エグゼクティブラウンジ」は775万2000円と国産車としては高額です。

 では、実際にアルファードのエントリーグレードを新車で購入する場合、どれほどの費用がかかるのでしょうか。

 今回の見積もりでベースとしたのは、前述の「X(ガソリン車/2WD)です。ボディカラーは、人気かつ追加費用のかからない「ブラック」を選択します。

 エクステリアはオプションを装着せず、インテリアもシンプルに「フロアマットセット(9万5700円)」のみを選択します。

 また、トヨタでは基本的にカーナビがオプションとなるため、もっともベーシックな「エントリーナビキット(6万9300円)を選択。あとは、ビルトイン式の「ETC2.0ユニット(4万700円)」を装着します。

 ここまでで、車両本体価格の359万7000円に加えて、メーカー/ディーラーオプションで20万5700円が追加されます。

 さらに、2021年12月に車両を登録する場合、自動車税種別割が1万800円、自動車税環境性能割が6万2100円、自動車重量税が4万9200円、そして自賠責保険料が2万7770円必要となり、加えて6万7610円の販売諸費用が必要です。

 これらを合計すると、税金や諸費用は計21万7480円となります。

 したがって、359万7000円(車両本体価格)+20万5700円(メーカー/ディーラーオプション)+21万7480円(税金・諸費用)を合わせた402万180円が、アルファードのエントリーグレードを新車で購入する場合の乗り出し価格として最低限必要になるといえます。

■アルファードのエントリーグレードを買うなら年収はいくら必要?

 では、このアルファードのエントリーグレードを購入するには、実際にはどのくらいの年収が必要となるのでしょうか。

 まず一般的にいわれることの多い「クルマの価格は年収の半分」という基準を例にすると、少なくとも800万円程度の年収が必要となります。

 国税庁による「民間給与実態統計調査」によると、2019年度時点で年収が800万円超900万円以下の人は全体の2.9%となっており、かなりの少数派であることがうかがえます。

 また、このクルマを実質年率6.8%のローンで購入した場合、頭金およびボーナス払いなしの36回払いでは、月々の支払額はおよそ11万7000円、60回払いではおよそ7万4900円が必要となり、そこに税金や諸費用が加わります。

 月々のローンの返済額を手取り月収の20%以下と設定した場合、36回払いでは少なくとも55万円程度、60回払いでは少なくとも40万円程度の手取り月収である必要があります。

アルファードを購入する人は数年後に乗り換えを検討している人が多いと言うアルファードを購入する人は数年後に乗り換えを検討している人が多いと言う

 一方、実質年率4.8%の残価設定ローンを利用すると、36回払いでは月々の支払額はおよそ6万4100円、60回払いではおよそ5万1400円+税金や諸費用となります。

 この場合、手取り月収で考えると、36回払いであれば35万円程度、60回払いであれば30万円程度の手取り月収でアルファードのエントリーグレードを購入することが可能です。

 将来の買取を前提としている残価設定ローンには、走行距離などの制約条件も多くあるため、現金一括購入や通常のローンと単純に比較することはできません。

 しかし、本来であれば相当な年収を必要とする高価格帯のクルマであるにもかかわらず、乗用車全体でもトップクラスの販売台数を誇る背景には、残価設定ローンの利用者が増えていることも関係しているようです。

 アルファードの購入動向について、都内のトヨタ販売店は次のように話しています。

「アルファードを検討される人は、数年後の乗り換えを見越して購入されるケースが多いようです。

 残価設定ローンを利用される場合は、3年または5年後の査定を考慮している人が見受けられます。

 とくにアルファードの場合、グレードにより異なるものの購入後3年目での残価率は50%台半ばと安定しているため、数年後の査定時の不安も少ないこともお客さまから支持されています」

※ ※ ※

 なお、アルファードの納車時期は、ホームページでは「注文から2-3か月程度(2021年10月末)」と記載されています。

 しかし、前出とは別のトヨタ販売店によれば、2021年11月時点でのアルファードの納期は、「グレードによるものの、およそ6か月」と話しています。

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