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もう二度と出ることは無いかも? 2リッターNAエンジンのホットハッチ3選

くるまのニュース / 2021年11月30日 6時10分

欧州車を起源とする「ホットハッチ」はコンパクトカーをベースとした高性能モデルの通称で、1980年代から2000年代は日本でも数多く販売されていました。そこで、今後出ることはほとんど無いであろう2リッターNAエンジンを搭載したホットハッチを、3車種ピックアップして紹介します。

■2リッターの自然吸気エンジンを搭載したホットなコンパクトカーを振り返る

 コンパクトボディの3ドア/5ドアハッチバックに高性能なエンジンを搭載し、チューニングされた足まわりによって優れた走行性能を誇るモデルを「ホットハッチ」と呼びます。

 近年はあまり耳にすることはありませんが、起源は1970年代の欧州で、1980年代から2000年代にかけては日本でも数多くのホットハッチが販売されていました。

 搭載されたエンジンは1.5リッター以下ではターボエンジンであったり、レースのレギュレーションに由来する1.6リッター自然吸気エンジンも国内外のメーカーでラインナップされ、バリエーションも豊富でした。

 しかし、近年はニーズの変化から生粋のホットハッチは少数派で、とくに自然吸気エンジン車は絶滅が危惧されているほどです。

 そこで、かつてもかなり希少な存在だった2リッターNAエンジンのホットハッチを、3車種ピックアップして紹介します。

●ホンダ「シビック タイプR」

人気はいまひとつながら実力は折り紙付きだった2代目「シビック タイプR」人気はいまひとつながら実力は折り紙付きだった2代目「シビック タイプR」

 ホンダを代表する高性能モデルといえば「タイプR」シリーズですが、最新モデルは2022年に発表予定の新型「シビック タイプR」です。

 初代シビック タイプRは1997年にデビュー。高性能な1.6リッターエンジンを搭載した生粋のホットハッチで、走り好きな若者を中心に高い人気を誇りました。

 そして2001年には、2代目シビック タイプRが登場。コンセプトは初代から継承したハードコアなモデルで、街乗りでの快適性は考慮されていません。

 搭載されたエンジンは最高出力215馬力を誇る2リッター直列4気筒DOHC自然吸気で、トランスミッションはクロスレシオの6速MTのみです。

 足まわりはフロントがストラット、リアがダブルウイッシュボーンの4輪独立懸架でダンパー、スプリングともにハードなセッティングで、剛性アップされたシャシと相まって、シャープなハンドリングを実現。

 外観は3ドアハッチバックで、エアロフォルムバンパーと赤地のエンブレムによってタイプRであることを主張。内装ではレカロ製フロントバケットシート、MOMO製本革巻3本スポークステアリングホイール、アルミ製シフトノブなど、機能的なパーツが奢られています。

 2代目シビック タイプRはイギリス工場で生産され、初期に品質的な問題もあり、人気的には初代を上まわることはありませんでしたが、諸性能は初代を大きく凌駕していました。

●ルノー「ルーテシア ルノースポール2.0」

ルノースポール謹製のホットハッチ「ルーテシア ルノースポール2.0」ルノースポール謹製のホットハッチ「ルーテシア ルノースポール2.0」

 近年、日本におけるルノーの主力車種といえば、トールワゴンの「カングー」とコンパクトカーの「トゥインゴ」ですが、かつて主力だったのが「ルーテシア」で、現行モデルは2020年末に日本で発売された5代目です。

 本来、ルーテシアは欧州で「クリオ」の車名で販売されていますが、日本では登録商標の関係からルーテシアに改められ、1991年に初代が輸入され、ボディは3ドア/5ドアハッチバックの設定でした。

 そして、2000年には2代目の3ドアハッチバックをベースにしたホットモデルの「ルーテシア ルノースポール2.0」を発売。ボディサイズは全長3770mm×全幅1670mm×全高1410mmと、かなりコンパクトで、車重も1060kgと軽量です。

 このコンパクトボディに最高出力172馬力を誇る2リッター直列4気筒DOHCエンジンを搭載し、トランスミッションは5速MTが組み合わされました。

 また、足まわりとブレーキの強化と15インチタイヤを装着し、生産は通常のラインとは別の工場で仕立てられるなど、特別な1台といえます。なお、日本市場向けは左ハンドルのみでした。

 その後、ルーテシアはターボエンジンが主流となり、現行モデルの日本仕様は全グレードとも1.3リッターターボエンジンです。

●フォード「フィエスタ ST」

欧州フォードのモータースポーツ部門が開発した「フィエスタ ST」欧州フォードのモータースポーツ部門が開発した「フィエスタ ST」

 アメリカのビッグ3のひとつフォードのモデルといえば、かつて、日本では米国製の「マスタング」や「エクスプローラー」だけでなく、同社の欧州法人が開発したモデルが多数販売されていました。

 そのなかの1台がコンパクトカーの「フィエスタ」です。初代は1977年に誕生し、2002年には第3世代が発売されました。

 フィエスタは当時、フォード傘下だったマツダのエントリーカー「デミオ」と共通のプラットフォームで開発され、3ドア/5ドアハッチバックをラインナップし、日本にも正規輸入されました。

 そして、2005年には3ドアをベースに、高性能モデルの「フィエスタ ST」が登場。

 ボディは全長3920mm×全幅1680mm×全高1445mmと現行モデルのホンダ「フィット」と同等のサイズながら、最高出力150馬力(後期型では155馬力へアップ)を誇る2リッター直列4気筒DOHCエンジンを搭載し、トランスミッションは5速MTのみです。

 開発は欧州フォードのモータースポーツ部門が担当し、足まわりとブレーキの強化に加えシャシ剛性のアップや、16インチタイヤが奢られ、エンジン性能に見合う運動性能を獲得。

 外観は専用デザインの前後バンパーとルーフスポイラーの装着に留まり、派手さは控えめですが、内装では「ST」ロゴが入ったハーフレザーのスポーツシートや、専用のステアリングとシフトノブなどが装着されるなどスポーティに演出されていました。

 その後、フィエスタは2008年に日本での販売が終了となり、2014年から再び発売されましたが、高性能モデルは設定されず、2016年にはフォードが日本市場から撤退してしまいました。

※ ※ ※

 コンパクトなボディに2リッターエンジンを登載したモデルというだけでも、大いに魅力的なモデルです。

 とくに自然吸気エンジンはアクセルレスポンスに優れ、単に速さを求めるだけでなく、爽快な走りが楽しめます。

 こうしたモデルが少なくなってしまったのは非常に残念なことですが、もはや復活は難しいでしょう。

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