年収300万円でも買えるかも! 294万円仕様のトヨタ「プリウス」 月々いくらで人気グレード手に入る?
くるまのニュース / 2021年12月29日 8時10分
トヨタ「プリウス」の人気グレードを購入するには実際にどのくらいの費用がかかるのでしょうか。
■トヨタ「プリウス」 月々いくらで人気グレード手に入る?
世界初の量産型ハイブリッドカーとして、エコカーを牽引してきたトヨタ「プリウス」は、現在4代目となる現行型が販売されています。
そんなプリウスを購入するには、いくらの費用が必要になるのでしょうか。
1997年に初代モデルがデビューしたプリウスは、「エコカーといえばプリウス」といわれるほどの存在となりました。
SNSでも「プリウスめっちゃ静か!」「燃費良すぎて最近給油してない」「とにかく快適で使い勝手も良い」という声が見受けられます。
現行モデルに関して、トヨタの公式サイトによると1番人気のグレードは特別仕様車「S ツーリングセレクション・Black Edition(2WD仕様)」の294万7000円ですが、実際の購入にかかる費用はどれくらいなのでしょうか。
WEB見積もりでのシミュレーションにおいて、人気のボディカラーとなる「プレシャスブラックパール 」(5万5000円)を選択。
そのほか「エントリーナビキット(6万9300円)」と「ETC2.0ユニット(3万6300円)」を追加します。
ここまでの費用を合計すると310万7600円。これに加えて、税金や諸経費が必要です。
プリウスは、国土交通省が定める燃費の基準などを満たしているエコカー減税対象車であるため、自動車重量税などが免除され、税金としては自動車税種別割6000円(1月登録の場合)のみが課されることになります。
そこに自賠責保険料2万7770円と、手続きなどにかかる販売諸費用として7万1740円(保証がつくしプラン有り)が加算されるため、人気グレードの購入費用は総額321万3110円です。
※ ※ ※
およそ320万円のプリウスですが、余裕を持って購入するためにはどのくらいの年収が望ましいのでしょうか。
もちろん、単身世帯や2人以上の世帯、実家に住んでいるなど、状況によって日常生活にかかる費用は異なりますが、年収の半分をクルマの購入費用の目安とすると、求められる年収は640万円以上となります。
国税庁が公表する「民間統計調査」では、2020年度に年収600万円から700万円以内だった人は、全体の6.5%となる339万5000人です。
このようにしてみると340万人ほどがプリウスを購入できることになり、非常に多いと感じる人もいるかもしれません。
■一括払いではなく分割ならプリウスはどうなる?
では、一括払いではなく、負担を分散できるローンの場合はどうでしょうか。
トヨタの公式サイトのWEB見積もりを利用してローンの費用を算出すると、実質年率7.8%・頭金なしの場合では、36回払いで9万7000円、60回払いで6万2000円となります。
前出の国税庁のデータによると、例えば20歳から24歳の場合の平均年収は242万円となっており、単純に12か月で割ると月収は約20万円となります。
毎月6万円から10万円を支払うと、月収の3割から5割を支出することになり、とくに1人暮らしの場合、家賃や光熱費、食費などを考慮するとかなり負担が大きいことが予想されます。
一方で、最近のクルマの支払い方法としては、残価設定型ローンを活用する人も増えています。
残価設定型ローンは、3年や5年などを目安にプランが組まれることが一般的で、期間が経過した後のクルマの価値を見込んで、月々のローンを支払っていくという支払い方法です。
例えば、500万円のクルマを3年の残価設定型ローンで購入した場合、そのクルマの3年後の価値が200万円であれば、購入者は3年間の間で残りの300万円と金利分を合計した金額を月々分割払いしていくことになります。
期間経過後には基本的に3つの選択肢があり、トヨタでは「同じ販売店で新車に乗り換え」「クルマをご返却」「クルマを買い上げ(一括清算 / 再クレジット)」を提示しています。
どこのメーカーでも基本的な考え方は変わらず、最終的には乗り換え・返却・買取りのいずれかを選ぶことになります。
残価設定型ローンでは、このように返却する可能性もあるため、走行できる距離やカスタムの仕方などに制限があり、通常のローンと単純に比較することはできませんが、月々の支払額だけでみると比較的安く抑えることが可能です。
年収はどのくらいあればプリウスを手に入れられるのか?
では、プリウスをこの残価設定型ローンで購入した場合はどうでしょうか。
実質年率5.8%・頭金なしを想定した場合、36回払い(3年)では6万4300円、60回払い(5年)では4万8100円となり、通常のローンよりも、およそ2万円から3万円ほど支払額は少なくなります。
また、手取り月収の20%をクルマの支払いに充てられるとした場合、36回払いでは32万1500円、60回払いでは24万500円が最低限必要な月収となります。
これを年収に置き換えると、36回払いの人は約400万円、60回払いの人は約300万円の年収があれば余裕をもってプリウスを購入できるといえるでしょう。
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