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合流地点のウインカー 「右、左どっち!?」瞬時の判断難しい! 一時停止標識が関係?

くるまのニュース / 2021年12月23日 10時10分

合流地点ではウインカーをどっちに出すのか迷うことがあります。どちらに出すことが正解なのでしょうか。

■合流時のウインカーってどっちが正解!?

 クルマに搭載されているウインカー(方向指示器)は、運転時に右左折する場合などに周囲へ方向を示す合図として用いられます。

 道路を曲がる際、右に曲がる時は右に、左に曲がるときには左にウインカーを出すのが一般的です。

 一方で、合流時にウインカーを出す場合では、どちらに出すのが正解なのでしょうか。

 クルマを運転している際に、道路状況によって右側もしくは左側に合流する場面に遭遇することがあります。

 例えば、高速道路から一般道に入る場合や、反対に高速道路の本線への合流、一般道路での合流などが挙げられます。

 右左折の場合とは異なり、進む方向なのか、もしくは合流する車線側にウインカーを出すのか迷ってしまうという人もいるかもしれません。

 SNSではこうした場面について、「ウインカーどちらに出すって瞬時に判断難しい」「不意打ちだと迷う」といった声が寄せられています。

 では、合流地点ではウインカーをどちらに出すのが正解なのでしょうか。これは道路付近に設置されている、一時停止の標識、もしくは一時停止の白線があるかどうかに関係しています。

 都内のある教習所の担当者は以下のように話します。

「一時停止の標識や停止線がある場合は、『交差点』にあたるので進む方向に右左折するのと同じになります。

 このため、仮に左の車線から右の車線に合流したい場合に停止線が引かれている時は、『右』ではなく『左』にウインカーに出すのが正解です。
教習所でもそのように教えています」

 交差点について、道路交通法第2条の5では「十字路、丁字路その他二以上の道路が交わる場合における当該二以上の道路(歩道と車道の区別のある道路においては、車道)の交わる部分をいう」との規定があります。

 この規定には「二以上の道路が交わる部分」と記載があり、変形していたり、側道と本線が交わる部分についても交差点に該当します。

 このため、仮に十字路ではなく合流地点のような道路形状であっても、一時停止の標識や停止線がある場合には、ウインカーを「左」に出すのが正解といえます。

 一方で、合流地点には交差点以外にも、「付加車線」と呼ばれる車線が存在します。

 付加車線は、「往復分離がなされた自動車専用道路の進入部や合流部」を指し、主に一方通行になっている本線の側道部が該当します。

 高速道路の、本線へ合流するための加速車線が分かりやすい例といえます。

 付加車線は、交差点のように右左折ではなく、車線変更とみなされるため、左の車線から右側にある本線に合流する場合には、「右」にウインカーを出します。

 このように、一時停止線の有無によってウインカーの出す方向が異なるため、運転時には十分な注意が必要といえるでしょう。

※ ※ ※

 道路の標識の有無によってウインカーを左右どちらに出すかが異なる一方で、一時停止標識がある交差点に該当するような道路でも右にウインカーを出しているドライバーは多いようです。

 前出の教習所の担当者は、「本来は左に点灯するのが正しいですが、後続車に分かりやすくするためだったり、譲ってもらいやすくするために右に点灯するという人もいます」と話します。

 SNSでも、「こうした合流地点の場合は右だな」「一時停止線あっても右にウインカー出しちゃう」といった声も見られています。

 道路交通法などでも明確な明記がなく、交通ルールが広く浸透していないことで、実際のルールとドライバーの行動が伴っていない現状ともいえます。

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