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全長10m超え! 左右に巨大化する特殊救急車「スーパーアンビュランス」ってなんだ!?

くるまのニュース / 2021年12月23日 9時10分

街中では救急車を目にすることがありますが、なかには普段目にすることのできない珍しい救急車両が存在するといいます。どういったクルマなのでしょうか。

■特殊救急車「スーパーアンビュランス」の正体とは!?

 街中では救急車を目にすることがありますが、なかには普段目にすることのできない珍しい救急車両が存在するといいます。どういったクルマなのでしょうか。

 2021年10月下旬に京王線内で発生した殺傷事件では、乗客が切りつけられるなど多くの人が被害に遭いました。

 その際に出動した救急車両が「スーパーアンビュランス」と呼ばれるクルマです。

 京王線の事件でこの車両が出動したことから、現場付近にいたユーザーなどが写真を投稿しており、「初めて見た」「めっちゃすごい」などの声が多く寄せられていました。

 過去の地下鉄サリン事件でも登場するなど、さまざまな事件で出動が見られているこのクルマは、ボディサイズが全長11m×全幅2.5m×全高3.78mとトラック並みに大きいサイズです。

 通常の救急車のボディサイズは全長5.69m×全幅1.89m×全高2.54mとなっており、比べてもその違いがよく分かります。

 車両総重量は1万9000kg、乗車定員は10名で、多くの傷病者を乗せて走行することが可能です。

 このほか、スーパーアンビュランスの車両の特徴について、東京消防庁の広報担当者は以下のように話します。

「車両両側面のボディ左右が拡張する機構を有し、最大40平方メートルのフラットな床面になり、8床の処置台が設定可能です。

 また、傷病者搬送のために、メーンストレッチャーを2基積載可能としています」

 現場ではボディ部分が左右に拡張し、多数傷病者発生時の手当や、救護所としての機能も果たします。

 救急車両の現場出動について、前出の担当者は以下のように話します。

「大規模災害及び多数傷病者発生時等において、現場救護所として救急活動の拠点とするため出場します。

 東京消防庁では1台保有しており、第2方面消防救助機動部隊に配置しています」

※ ※ ※

 スーパーアンビュランスは、消防出初式のほか、各イベントにて登場するようで、過去2020年におこなわれた「防災・救急フェア2020」にも登場しています。

 なかなか目にすることがない珍しいクルマですが、災害などの多方面の現場でさまざまな活躍を見せています。

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