次期型登場でもまだまだ現役!トヨタ「カローラフィールダー」の魅力とは
くるまのニュース / 2022年1月9日 11時10分
トヨタ「カローラ」のステーションワゴンモデルである「カローラフィールダー」は、2019年9月に次期型である「カローラツーリング」が発売された後も販売が続けられています。新旧併売されるカローラフィールダーの魅力はどこにあるのでしょうか。
■パーソナルユースに重きをおいた国産ステーションワゴン
トヨタの代表的車種である「カローラ」は、1966年の発売開始以来多くの派生モデルが登場しています。
そのなかでも、ステーションワゴンモデルである「カローラフィールダー」は、2019年9月に後継車である「カローラツーリング」が登場した後も販売され続けている、「新旧併売モデル」です。
そんなカローラツーリングにはどういった魅力があるのでしょうか。
カローラのステーションワゴンモデルは、1982年の4代目カローラからラインナップされていますが、「カローラフィールダー」という名称が与えられたのは、2000年の9代目カローラからです。
フィールダーは、「フィールド(Field)」と「人(ーer)」を組み合わせた造語で、「フィールドに出て遊ぶ人のためのクルマ」という意味が込められているように、登場した当初はパーソナルユースが意識されたモデルでした。
一方、SUV全盛となった昨今では、アクティブ層の選択肢がステーションワゴンからSUVへと変化したことで、カローラフィールダーは法人向け車両としての性格を強めていくことになります。
また、現在では珍しくなった5ナンバーサイズのワゴンという点も、法人にとってはありがたい点といえます。
複数車両を管理する法人では、一定の積載量はありつつもコンパクトなボディサイズのクルマが求められる傾向があります。
また5ナンバーサイズを想定した駐車スペースしかない場合も少なくありません。
このように、おもに法人からの需要があることが、カローラフィールダーは新型車であるカローラツーリングの登場後も併売される理由のひとつです。
そのため、現在のカローラフィールダーのグレード展開はそれほど多くありません。
ラインナップには大きく分けて、パーソナルユースも想定されているハイブリッド車と、法人向けのガソリン車の2グレードあり、ガソリン車では5MTとCVTから選ぶことが可能です。また、ガソリン車のCVT仕様のみ4WDが用意されています。
CVT仕様とMT仕様どれぞれに搭載されているのは1.5リッターのガソリンエンジンですが、MT仕様には「シエンタ」などに使用されているものが、CVT仕様には型式の異なるエンジンが用いられています。
燃費性能は、WLTCモードでハイブリッド車が27.8km/Lと、新型モデルであるカローラツーリングの24.4km/Lから29km/Lに匹敵するものとなっています。
ガソリン車は、MT仕様が17.2km/L、CVT仕様が15.6km(4WD仕様は19.8km/L)と、こちらも現行モデルと遜色のないレベルです。
一方、内外装のデザインや運転支援機能に関しては、やはり古さが感じられることは否めません。
カローラツーリングの登場以降、カローラフィールダーは法人向け車両としての性格を強めたことで、エクステリアもインテリアも、必要最低限の加飾・装備にとどめられており、ボディカラーやインテリアデザインのバリエーションもほとんどありません。
運転支援機能についても、ミリ波レーダーではなく、レーザーレーダーを採用していることから、追従式のアダプティブ・クルーズ・コントロール(ACC)は備わっていません。
ただ、「トヨタセーフティセンス」は全車標準装備となっており、さらに2021年9月の仕様変更ではプリクラッシュセーフティシステムが歩行者(昼)検知機能付衝突回避支援タイプのものへとアップグレードされているなど、可能な限り進化が図られています。
価格は、エントリーモデルであるガソリン車のMT仕様が170万9400円、CVT仕様が182万9300円(4WD仕様は197万3400円)、ハイブリッド車が229万2400円です。
装備が制限されている分、カローラツーリングと比べてもかなり割安になっているのが特徴といえます。
※ ※ ※
新型モデルのカローラツーリングが登場した現在では、最新機能の搭載が少ないカローラフィールダーを選ぶという人は少ないかもしれません。
しかし、5ナンバーサイズのコンパクトさに加えて、優れた燃費性能、使い勝手の良さ、そしてコストパフォーマンスの良さを合わせ持っていることから、主に法人向け車両として、まだまだ需要があるといえそうです。
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
トヨタ「新型“7人乗り”プリウス!?」に反響多数! ながーーい「3列ステーションワゴン」に「やっぱ欲しい」の声も! 「“新”プリウスα」復活CGに「期待」集まる
くるまのニュース / 2024年8月28日 14時10分
-
スズキ新型「軽バン」登場! ターボ復活&CVT新採用の新型「エブリイ」がスゴい! どんなモデルに進化した?
くるまのニュース / 2024年8月26日 8時10分
-
5速MT搭載! トヨタ「クラウンエステート」登場! 280馬力の2.5L直6ターボ仕様で228万円! どんな個体?
くるまのニュース / 2024年8月19日 12時30分
-
MTあり! “匠の手作り”新型「小さな高級車」が凄い! “めちゃレトロ顔”だけど中身は「国産最新モデル」! 注目のミツオカ新型「小型セダン/ワゴン」とは
くるまのニュース / 2024年8月18日 11時10分
-
車の種類(ボディタイプ)一覧まとめ! 人気と実用性を兼ね備えたおすすめ車種も合わせて解説
MōTA / 2024年8月14日 19時0分
ランキング
-
1「障害者5000人が解雇、退職」で明るみに。ビジネス化が進む“障害者の就労支援”の実態
日刊SPA! / 2024年9月6日 15時50分
-
2メルカリで「通報」する方法を解説。通報者の情報は相手にバレる? 通報された商品はどうなる?
オールアバウト / 2024年9月5日 21時50分
-
3「首の痛みを甘く見ないで」千鳥ノブも経験、放置すると危険な首こり!合言葉は「FAST」
週刊女性PRIME / 2024年9月8日 6時0分
-
4いつでも仕事できるように、パソコンは常時「スリープモード」にしています。「電気代」はそれほどかかりませんよね?
ファイナンシャルフィールド / 2024年9月5日 2時20分
-
5【海外発!Breaking News】サーカス公演中、体重200キロ超のクマが調教師を襲撃 観客席から悲鳴(露)<動画あり>
TechinsightJapan / 2024年9月8日 10時38分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください