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ホンダ新型「ステップワゴン」わくわくゲート廃止に賛否!? 「便利or見た目」 現行型需要に影響か

くるまのニュース / 2022年1月28日 11時50分

ホンダ新型「ステップワゴン」が2022年春頃に発売されますが、現行型に採用されていた「わくわくゲート」が廃止されると見られます。これによるユーザーの反響や、現行型の駆け込み受注などはあるのでしょうか。

■新型「ステップワゴン」、わくわくゲート廃止でシンプルなリアに

 2022年春頃のデビューが予定されているホンダ新型「ステップワゴン」。
 
 1月7日には、ジャパンプレミアがおこなわれ、ある程度の情報が公開されてましたが、とくに現行型で特徴的な「わくわくゲート」の廃止が話題となっています。
 
 わくわくゲートの廃止で、現行型ステップワゴンの駆け込み受注などは見られるのでしょうか。

 ステップワゴンは、1996年5月に発売された同メーカーを代表するミニバンのひとつです。

 現在では2015年4月にデビューした5代目が販売されていますが、2022年春頃には、6代目となる新型ステップワゴンが登場する予定となっています。

 新型ステップワゴンについては、2021年12月10日にティザーサイト開設、2022年1月7日にはジャパンプレミアがおこなわれるなど、順次情報が公開されている段階です。

 そんな新型ステップワゴンには、「AIR(エアー)」と「SPADA(スパーダ)」のふたつが対等なタイプとしてラインナップされており、それぞれ異なるコンセプトとなっています。

 エアーはクリーンでシンプル、スパーダはメッキ加飾を用いて上質さを重視しており、とくにフロントデザインはそうしたイメージに沿った差別化が図られています。

 一方で、リアのデザインは似たものとなっており、両車とも現行型で特徴的とされている「わくわくゲート」が廃止になるようです。

 わくわくゲートとは、縦にも横にも開閉できる現行型ステップワゴン特有のリアゲートで、縦横方向にゲートの仕切りがあるため、その見た目も個性的です。

 わくわくゲートについてSNSでは、「ステップワゴンといえば、わくわくゲート!」「わくわくゲートを見て、ステップワゴンかどうか認識してる」という声も見られ、もはや現行型ステップワゴンのシンボルのひとつといっても過言ではないでしょう。

 そんなわくわくゲートですが、1月7日のジャパンプレミアにおいてリアビューが公開されたことで、はじめて廃止されることが明らかになりました。
 
 SNSでは、「え!?わくわくゲートないの?」「わくわくゲートを手放すのはちょっとな…」「便利だったのに!」「復活の署名活動したいくらい」という投稿が見られ、わくわくゲートの廃止を嘆く人がいることがうかがえます。

 ただ、その一方で「わくわくゲートの見た目が苦手だったからノーマルになって嬉しい」「どのみち使う機会ないなーと思ってた」という声もあり、不要だと感じていた人もいるようです。

■ユーザーはわくわくしたい? 現行型の需要高騰か

 このように、新型ステップワゴンには受け継がれないわくわくゲートですが、わくわくゲートの有無に関連して、現行型の需要は変化しているのでしょうか。

 首都圏のホンダ販売店の担当者は、「わくわくゲートがなくなることを理由に、現行型を急いで購入したお客さまは実際に何名かいらっしゃいます」と話しつつ、以下のように説明を続けます。

「新型ステップワゴンについて問い合わせのお客さまの多くは、現ステップワゴンオーナーとなっており、わくわくゲートを利用したことがある人が大半です。
 
 利用したことがある人の多くは、わくわくゲートの使い勝手の良さを魅力に感じているようで、廃止となることが判明してすぐに駆け込みでの受注が数件ありました。

 現オーナーのなかには、『わくわくゲートがないなら新型には乗り換えない』と話す人も見られます」

 また、前出とは別の首都圏や関西圏のホンダ販売店でも、ここ数日で「わくわくゲートを利用したい」として、現行型の受注を受けた事例があるといいます。

現行ステップワゴンには途中から追加された「わくわくゲート」非搭載車現行ステップワゴンには途中から追加された「わくわくゲート」非搭載車

 このように、販売店では駆け込み需要が見られましたが、中古車市場での需要はどうでしょうか。

 都内の中古車販売店の担当者は「以前から『わくわくゲート』を理由に、現行型ステップワゴンの中古車は、当店のなかで売れ行きの良いモデルです」としつつ、最近の需要について以下のように話します。

「当店では、新型公表からステップワゴンの受注数が大幅に伸びたというわけではありませんが、『わくわくゲートが良くて…』という理由で現行型を購入する人は見られます。

 わくわくゲートの有無を気にして現行型を購入する人は以前より増えているので、新型の影響だと感じています」

※ ※ ※

 そんな現行型ステップワゴンですが、新車の生産はすでに終了しており、現在では各販売会社の在庫から選択するのみとなっています。

 前出のホンダ販売店の担当者によると、とくにハイブリッド車の在庫はかなり少なくなっており、もし現行型ステップワゴンの新車を購入したい場合には、早めの検討が求められそうです。

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