免許写真の背景は「青」じゃなくていい? ピンクにする人も存在! 逆にダメな「色」はあるの?
くるまのニュース / 2022年1月30日 9時10分
免許申請写真にはさまざまな基準がありますが、背景色については「無背景」のみ記述があり色について指定されていません。これは何色でも問題ないのでしょうか。
■免許写真の背景色に決まりはない?
運転免許証は、3年もしくは5年のタイミングで更新が必要となります。
従来では、運転免許センターで免許写真の撮影がおこなわれたもののみ採用されていましたが、最近では自身で持ち込んだ写真を免許写真で使用することが可能となりました。
免許センターで写真撮影をおこなう際は、背景色が青である場合が一般的ですが、自身で持ち込む写真の背景色の色に決まりはあるのでしょうか。
2021年には申請用写真についての基準が明確になり、警視庁のホームページには基準が細かく記載されています。
具体的には縦3センチ×横2.4センチ、無帽(宗教上又は医療上の理由がある場合を除く)、正面、上三分身、無背景であること、申請前6か月以内に撮影したものとなっています。
同ページには適正写真の例と合わせて不適切な写真例も掲載されています。
このなかには、「景色等が写っている」「背景が壁紙の模様やカーテン模様、壁の木目などになっている」といった例が挙げられており、背景は単色である必要があることが分かります。
一方で色については特別指定がないようですが、背景色は何色でも良いのでしょうか。
首都圏の免許センターの担当者は以下のように話します。
「背景が単色であれば、髪の毛や服と同化していない限り、特別色に規定はありません。
このため写真を持ち込まれる人のなかには、オレンジやピンク、白などの背景色にしている人もいます」
特別色に指定はないとのことで、一般的な青やグレーではない色にしている人もいるようです。
また、上記の免許センターでは白の背景色にしている人がいたと話していますが、警視庁の不適切な写真例のひとつに、「顔の輪郭や衣類などが背景と同化している」という例があります。
これを見ると、背景や洋服がすべて白で顔が光で飛んでしまっている様子が見られます。
このため、白色が認められるのはそのときの髪の色や洋服の色によっても状況が変わってくるといえます。
また別の免許センターの担当者は、以下のように説明しています。
「とくに色の指定はされていませんが、本人の輪郭がはっきり見えることが重要となるため、輪郭が分からなかったり、ボヤけているのは採用が難しくなります。
ホームページなどで申請写真の例があるので、よく見てからお持ち込みいただければと思います」
洋服の同化や輪郭がボケない色味が良いとのことですが、では極端に原色を選択するのは問題ないのでしょうか。
これについて前出の担当者に聞いてみたところ、「そのときの写真を確認して判断することとなりますが、人物として認識できないと採用できないので、一般的な背景色を選ぶのが通りやすいかと思います」と話します。
色に指定がないといっても、撮影時の洋服と同化する可能性や、顔の輪郭がボケてしまう場合も考えられます。
各都道府県の不適切な写真の例には、「黒や赤など極端な原色のもの」と記載がある地域もあるようで、原色の色は控えたほうが無難といえるでしょう。
※ ※ ※
最近では、免許証の背景色にピンクを選ぶユーザーが増えつつあるようです。
証明写真などをおこなう都内写真スタジオのスタッフは、「背景は基本的にお客さんに選んでもらっていて、女性だとオレンジやピンクなどが好まれる傾向にあります」と話しています。
過去2018年には日産がコンパクトカー「マーチ」のプロモーションとして、マーチのイメージ色である「ナデシコピンク」の背景色で証明写真を取れるようなキャンペーンを実施。
証明写真機などを扱うDNPとのタイアップで、現在でも全国に設置されている「KiRe-i(キレイ)」のほか、対象の撮影機を利用すれば背景をピンクで撮影することが可能となっています。
機械で色味を変更できることから、SNSではとくに女性が背景をピンクに変えているという投稿が多数見られています。
一部の免許センターの撮影所では背景色をピンクに選ぶことができるところもあるようで、従来の免許写真から徐々に変化があるようです。
従来の青やグレーは落ち着きのある印象に見えますが、ピンクにすることで華やかさや優しい色味に感じられます。
身分証明書としても用いる運転免許証をピンクに変えることで印象が少し変わってくるかもしれません。
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