「ミニ」ブランドが絶好調! 電気自動車「ミニ・クーパーSE」の売上は2倍増 EVシフトがより鮮明に
くるまのニュース / 2022年2月4日 13時10分
2021年のMINI(ミニ)ブランドの世界の販売台数が発表されました。内訳を見てみると、EVシフトがより鮮明になっているようです。
■2030年代初頭に完全EVブランドになるミニ
独BMWは2022年1月17日、英国のプレミアムコンパクトブランド「MINI(ミニ)」の2021年の世界販売台数を発表しました。
それによると世界全体で30万2144台と、前年と比較して3.3%増加したといいます。
そのうち、電動ドライブシステムを搭載したミニモデルは、前年比で64.8%増加して5万3243台となりました。そのうち電気自動車(EV)の「ミニ・クーパーSE」は3万4851台と、約2倍(98.2%増)にまで達しています。これはミニ3ドアのおよそ3分の1がEVになったことを意味します。
プラグインハイブリッド(PHEV)のミニ・クーパーSEカントリーマンALL4(日本名:ミニ・クーパーSEクロスオーバーALL4)は1万8392台で、前年比24.2%増となりました。これはミニ・カントリーマンのほぼ4分の1にあたります。
EVのミニ・クーパーSEの最大の市場はドイツで、1万台以上が販売されたといいます。ドイツではミニの約31%がEVもしくはPHEVとなりました。さらにノルウェーでは、2021年に販売されたミニの約96%がEV/PHEVでした。
ちなみにミニは現在、世界109か国で販売されており、2021年には英国がもっとも多い4万6211台が販売されました。2位はドイツで4万3004台、続いて中国(3万546台)、米国(2万9930台)となっています。
※ ※ ※
ミニブランドは、2021年3月におこなわれたBMWグループの年次総会において、2030年代初頭に完全なEVブランドにすると発表されています。
2025年に、内燃機関(ガソリン/ディーゼルエンジン)モデルとしては最後のニューモデルを導入、それ以降はフルEVのみを販売する予定だといいます。
これにより、2027年までにはすべてのミニモデルの50%以上がEVとなり、2030年代初頭にはミニブランド全体で完全EV化を果たし、世界のあらゆる地域に拠点を持つグローバルブランドとしての地位を維持していくとしています。
ミニのEVは、今後新たなEV用車両アーキテクチャーをベースに開発されます。2023年以降は中国のメーカー長城汽車(Great Wall Motor:GWM)と共同で、中国国内でも生産される予定です。
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