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アウディの最上級セダン 新型「A8」欧州発売 ! PHEVやスポーツモデル「S8」も同時に進化

くるまのニュース / 2022年2月25日 10時40分

アウディのフラッグシップモデル「A8」シリーズがマイナーチェンジされ、欧州市場で登場しました。ドイツでのベース価格は9万7800ユーロ(日本円で約1270万円。付加価値税込)となっています。新型A8はどう変わったのでしょうか。

■シングルフレームグリルがさらに巨大化

 独アウディは2022年2月15日、アウディのフラッグシップセダン「A8」の改良新型モデルを発表、欧州市場で発売しました。

 A8は1994年の初代発売以来、アウディの最上位モデルとしてブランドの最先端を走ってきました。現行型は2017年に登場した4代目モデルです。メルセデス・ベンツ「Sクラス」やBMW「7シリーズ」などがライバルとして挙げられるプレミアムセダンとなります。

 今回、エクステリアデザインが大幅に一新されました。フロントではアウディ車の象徴でもあるシングルフレームグリルがより大きくなり、ベースの部分が幅広く、下側から上側へ向かって広がる新デザインを採用しています。ヘッドライトも同様にデザイン変更され、外側下端部分には独特な造形が施されています。

 リアにはデジタル有機ELを用いたカスタマイズ可能なシグネチャーを採用。水平方向のバーでデザインを一新しています。

 さらにA8では初となる「Sライン エクステリアパッケージ」も選択可能になっています。ボディカラーは新色のメタリックディストリクトグリーンを含む11色から選択が可能です。

 インテリアでは10.1インチと8.6インチのディスプレイ、日常会話の音声操作からなる「MMIタッチレスポンス」を搭載。音声操作は「ハイ! アウディ」の呼びかけで開始します。またオプションのヘッドアップディスプレイを備えたフルデジタルの「アウディ バーチャルコックピット」を採用、重要な情報はドライバーの視線の先に直接表示されます。

 パワートレインは3リッターV型6気筒ターボ(3.0TFSI)/3リッターV型6気筒ディーゼルターボ(3.0TDI)、PHEV、4.0TFSIなどさまざまに用意。PHEVは「A8 60TFSI e quattro」および「A8 L 60TFSI e quattro」に用意され、システム総合最高出力は462馬力、システム総合最大トルクは700Nmを発生、0−100km/h加速は4.9秒というパフォーマンスを発揮します。

 A8シリーズのなかでもっともスポーティなトップモデル「S8」は、571馬力・800Nmを発生する4リッターV型8気筒ツインターボを搭載、0−100km/h加速は3.8秒を誇ります。またこのエンジンはCOD(シリンダー・オン・デマンド)機構を搭載することで燃費も向上させています。中国、米国、カナダ、韓国の市場では、S8はロングホイールベース専用車として発売されます。

※ ※ ※

 改良新型A8は、欧州市場ではすでに注文が可能です。

 ドイツでのA8のベース価格は9万7800ユーロ(日本円で約1270万円。付加価値税込、以下同)からで、PHEVの「A8 60TFSI e quattro」は10万8950ユーロ(約1420万円)、S8は14万4800ユーロ(約1880万円)となります。

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