赤いトヨタ新型「bZ4X」日本初公開!? 斬新デザインな「スポーツカーみたいなSUV」登場! トヨタならではのEVとは
くるまのニュース / 2022年3月7日 7時10分
2022年年央に発売が予定されているトヨタ新型「bZ4X」。ライバルEVが登場するなかでどのような特徴を持っているのでしょうか。
■トヨタならではのEV第一弾となる新型「bZ4X」の特徴
トヨタの「バッテリーEV戦略」をけん引する存在として期待される新型「bZ4X」。
すでにグローバル市場では国毎のオンライン予約が開始され、車両価格などが明らかになっています。
そうしたなかで、日本でも新型bZ4Xのプロトタイプ試乗会が開催され、日本では初公開となる赤色や紺色のボディカラーがお目見えしていました。
新型bZ4Xは、2021年4月19日に開催された「上海モーターショー2021」にてコンセプトモデルが世界初公開。その後、それぞれの国や地域にて詳細が徐々に明かされています。
トヨタの「bZシリーズ」第一弾となる新型bZ4Xは、パートナーのひとつであるスバルとの共同開発により誕生したSUVタイプのEVで、e-TNGA プラットフォームを採用。
これにより、ショートオーバーハング・ロングホイールベース化されたことで、同等サイズのトヨタ「RAV4」と比べると全長4690mm(+95mm)×全幅1860mm(+20mm)×全高1600mm(-60mm)、ホイールベース2850mm(+160mm)となり、後席空間はラージサイズセダン並を確保したといいます。
また、ボディ面ではEVとして重要な衝撃緩和に配慮した高い衝突安全性を得るためにバッテリーの合理的な配置と衝撃を分散させる構造を採用しました。
走行性能としては、専用プラットフォームの採用による低重心など高剛性化により高速走行でも安定した走りとなり、背の高いクルマ特有のロール感(コーナーでボディが揺られる現象)はほぼ感じず、まるでスポーツカーのような安定感を与えてくれます。
これは4WDの場合、リアモーターの使用範囲が拡大されたことや、前後の駆動配分が適正化されることでドライバーの思い描いたラインが走れることによるものだといいます。
新型bZ4Xのシステム最大出力は150kW(2WD)/160kW(4WD)となり、加速性能(0-100km/h)は8.4秒(2WD)/7.7秒(4WD)です。
バッテリー総電力量は71.4kWhとなり、一充電走行距離(WLTCモード)が500km前後(2WD)/460km前後(4WD)となっています。
また、EVならではの走りとして「回生機能」を活かしたアクセス操作が挙げられます。
これはアクセスペダルのオン/オフだけで加減速が出来るもので、新型bZ4Xの場合はセンターコンソールにあるスイッチにより「回生ブースト」の有無を切り替えることができ、トヨタによれば80km/h以下の場合約80%をアクセル操作のみでカバー出来るようです。
※ ※ ※
また、トヨタでは近年問題視されるバッテリー火災などの対策も実施。これは、電池不具合を「防止する」「兆候から検知する」対策の強化と、新技術の導入により、万が一の状況に対して安心・安全を確保する設計・多重監視システムを採用しました。
そのほか、トヨタでは「10年後のバッテリー容量維持率90%にすること」を目標とし、今後、バッテリー材料の選定、パック構造、制御システムなどさまざまな面で容量悪化を防ぐ対策と実施していくとしています。
■エアコンよりも「すぐ温かい!」 新型bZ4Xのイイ機能とは
今後、EVが普及していくうえでの課題とされているのが航続距離や充電時間などのインフラ問題です。
新型bZ4Xでは、とくに冬場航続距離を延ばすために、ヒートポンプ式エアコンや、シートヒーター、ステアリングヒーター、前席乗員足元の輻射ヒーターを採用しました。
これは、エアコン操作時に「ALL AUTO(ECOスイッチ)」を押すことで乗員の周囲のみを省電力で温めることが可能です。
充電時間に関しては、世界各地域の高出力充電に対応するべくDC急速充電を150kWにしたため30分で充電量80%まで充電可能だといいます。
さらに日本仕様では、アウトドアや災害時などの緊急時に活躍するDC外部給電機能(V2H/V2L)を搭載しています。
また、新型bZ4Xは前述の回生エネルギーの活用に加えて、「ソーラー充電システム」を採用しており、これは「プリウスPHV」に採用されてものから創意工夫により1年間の発電量が約1000kmから1750kmに向上しました。
トヨタ新型「bZ4X」では「プリウスPHV」のソーラーパネルを進化させたものが採用される
すでに欧州などではグレードや仕様、価格などが明らかになっている新型bZ4X。
2022年2月末時点で日本仕様のグレードや価格は不明確ながら、日本国内でのライバルEVが400万円台半ばからエントリーモデルを用意していることから、そのあたりの価格帯がターゲットとなるかもしれません。
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