マツダ史上最強SUV「新型CX-60」世界初公開! 価格は655万円から 欧州で2022年9月発売
くるまのニュース / 2022年3月9日 11時50分
欧州マツダは、2022年9月発売予定の新型「CX-60 PHEV」を世界初公開しました。マツダ史上もっともパワフルだといわれる新型CX-60 PHEVは、どのようなモデルなのでしょうか。
■新たな「魂動デザイン」を採用した新型「CX-60 PHEV」
マツダの欧州部門は、同社初のプラグインハイブリッド車として投入される新型SUV「CX-60 PHEV」を世界初公開しました。
新型CX-60 PHEVは欧州のフラッグシップSUVとして登場。洗練された内外装デザインや、日本が誇るクラフトマンシップ、人間中心の最新技術、世界最高水準のパワートレインなど、100年にわたるマツダのDNAをすべて表現しています。
新型CX-60 PHEVの美しくダイナミックなスタイリングは、フロントエンジン・後輪駆動(FR)のSUVアーキテクチャーの強靭さに、日本の「間」をコンセプトとした最新の「魂動デザイン」を採用し、知性と気品を織り込みました。
エレガントで上質なインテリアは、メープルウッドやナッパレザー、独自の加工を施したテキスタイル、クロームディテールといった異なる素材やテクスチャーを組み合わせた手法を用いたり、インパネステッチの細部にまで施した「結ぶ」技術など、日本の伝統文化からインスピレーションを受けています。
メープルウッドトリムの処理には、日本の美意識である非対称のバランスや意図的な凹凸を施すとともに、多様な柄と糸で織られた布は、光の変化に敏感に反応し、日本の縫製技術である「掛縫い」によってトリム布の間にできた空間から下の素材が見えるようになりました。
さらにドライバー認識機能「マツダドライバーパーソナライゼーションシステム」が搭載され、シートポジションやステアリングホイール、ミラー、HUD、サウンドや空調など自動的に設定。体格だけでなく個人の好みに合わせてドライビング環境を調整することが可能です。
■327馬力/500Nmという最強スペックのPHEV搭載
「人馬一体」のドライビングエクスペリエンスを完成させるために、新型CX-60 PHEVは人間中心の技術を見直し、これまで以上にドライバーのニーズに応えられるような走りを追求しました。
パワートレインは、2.5リッター直噴4気筒ガソリンエンジンと100kWの電動モーター、新開発の8速AT、17.8kWhの大容量バッテリーを組み合わせたプラグインハイブリッドシステムを搭載します。
マツダ新型「CX-60 PHEV」(欧州仕様)
このエンジンとモーターの組み合わせにより、システム総合出力は327PS/241kW、最大トルク500Nmを発揮する、マツダ史上もっともパワフルな量販車となり、0-100km/h加速は5.8秒です。
また、WLTP総合燃費は1.5L/100km、WLTP総合CO2排出量は33g/kmと、優れた環境性能を実現。100km/h以下で走行した場合、63kmのEVモード走行を可能としました。
プラットフォームは、さまざまなモデルに対応可能な「スカイアクティブ・マルチソリューション・スケーラブル・アーキテクチャー」を採用。
クルマの応答性を感じられるボディ剛性や、乗員一人ひとりが走行中にバランスを取りやすいシート、走行中の姿勢を安定させるサスペンション、マツダ独自の車両姿勢制御システム「KPC(キネマティック ポスチャー コントロール)」など、人間中心主義に基づくさまざまな改良を施しています。
また、高電圧バッテリーをフロントとリアの車軸の間、かつボディのできるだけ低い位置に配置することで、低重心化を実現。また、シャフトドライブによるトルク伝達をおこなう全輪駆動システムを採用し、プレミアムカーに匹敵する優れたハンドリング特性を備えました。
新型CX-60 PHEVは、ドライバーをサポートする先進の安全技術「i-Activsense」を採用することでクラストップレベルのアクティブセーフティを実現しており、ユーロ NCAP5つ星の安全性能を目標としています。
加えて、新しいアクティブセーフティシステムを搭載。低速走行時の視認性を高める次世代360°ビューモニター「シースルービュー」や、ターンアクロストラフィックアシスト、SBS-R歩行者検知機能、エマージェンシーレーンキーピング、i-ACC、BSM車両逸脱警告機能などが備わります。
なお、フランスでは「Prime-Line」「Exclusive-Line」「Homura」「Takumi」といった4つのグレードが用意されており、価格は5万2000ユーロから7万ユーロ(約655万円から約882万円)です。同国での発売は2022年9月の予定となっています。
※ ※ ※
新型CX-60 PHEVの発売により、マツダは2050年までに完全なカーボンニュートラルを達成するという目標に向けて一歩を踏み出しました。
マツダは今後数年間にわたり、さまざまな新商品で電動化の開発を続けていき、「MX-30 REV」はフルタイム電気駆動とロータリーエンジン発電機を組み合わせ、航続距離無制限を実現する予定です。
また、2023年には新型CX-60よりも大きく、3列シートを採用した新型車「CX-80」を発売することになっています。
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