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「たまには気にしてアゲて!」 スペアタイヤの点検頻度はどのくらいがベスト? 搭載減った訳とは

くるまのニュース / 2022年3月19日 11時50分

最近の乗用車では見ることの減ったスペアタイヤですが、いざというトラブル時には重宝するものです。ではどのくらいの頻度で点検をすればいいのでしょうか。

■スペアタイヤの点検は必須!どのくらいの頻度で点検するの?

 最近では「スペアタイヤ」を標準装備しているモデルは減っているといいます。
 
 また、スペアタイヤを搭載していてもその存在を忘れている人もいるかもしれませんが、スペアタイヤはどのくらいの頻度で点検を実施するのが良いのでしょうか。

 タイヤのパンクやバーストなど、突発的なトラブルで応急的に使用されるスペアタイヤ。現在、乗用車では、スペアタイヤを搭載する義務は定められていないため、必ずしも用意する必要はなくなりました。

 一方で、スズキ「ジムニー」やトヨタ「ランドクルーザー」といった、山道や雪原などの悪路を走行するようないわゆるクロカン車では、現在でもスペアタイヤが標準装備されているケースが多く見られます。

 また、SNSを見てみると、「念のため」として、自身でスペアタイヤを用意している人も存在。

 では、スペアタイヤは、どのくらいの頻度で点検をおこなうのが良いのでしょうか。

 スペアタイヤの点検頻度についてJAFの担当者は、「法律的には定められていませんが、少なくとも半年に1回の頻度で点検していただくことを推奨します」と話します。

 仮に、スペアタイヤが劣化しているなどの場合、安全に使用することができません。

 なかには、「スペアタイヤを使用することはない」と考えている人もいるかもしれませんが、もしものトラブルに備えて、スペアタイヤは定期的に点検しておきましょう。

 また、最近では「パンク修理キット」が搭載されているクルマが増えていますが、スペアタイヤの代わりとして考えておいても問題は無いのでしょうか。

 トヨタのホームページには、パンク修理キットについて「タイヤのトレッド部(路面と接触する部分)に釘やネジなどが刺さった程度の軽度なパンクを応急処理して、販売店までの移動を簡単にするもの」と説明されています。

 このように、あくまでも軽度なタイヤトラブルに対応していることから、バーストなどの大きなトラブルにおいてはスペアタイヤで対応することになります。

※ ※ ※

 そんなスペアタイヤですが、標準装備として搭載されていなくても、車種によってはオプションで選択することが可能です。

 例えば、トヨタ「ヤリス」ではパンク修理キットを標準装備していますが、メーカーオプションとしてスペアタイヤ(1万4300円)で装備することが可能となっています。

■スペアタイヤは減少している?その理由とは

 前述したように、最近のモデルではスペアタイヤに代わってパンク修理キットが搭載されていることが多いのが実情です。

 では、そもそもスペアタイヤを搭載しているモデルが減少しているのはなぜなのでしょうか。

 ホンダの販売店担当者は、スペアタイヤを搭載したクルマが減少していることについて、「スペアタイヤが減少した理由のひとつとしては、燃費の向上のためにクルマを軽量化するためであることが挙げられます」と話します。

 クルマの重量が重ければ重いぶん、加速する際に多くのガソリンが消費されるため、結果として燃費性能の悪化につながります。

 さらに、スペアタイヤはある程度の積載スペースも要しますが、パンク修理キットであれば、積載スペースもさほど必要なく、比較的荷室を広くとることができるというメリットがあります。

 そうしたメリットを考慮すると、軽量・省スペースなパンク修理キットの需要が拡大したことも納得できるでしょう。

パンク修理キットにはさまざまな種類が存在。写真はコンプレッサーが付属しているものパンク修理キットにはさまざまな種類が存在。写真はコンプレッサーが付属しているもの

 また、前出の担当者は、スペアタイヤが減少した理由について「車検時の検査項目にスペアタイヤの搭載義務が廃止されたことも、スペアタイヤが減少したひとつの理由といえます」といいます。

 スペアタイヤの搭載義務については、もともと道路運送車両の保安基準において定められていましたが、市場動向の変化などによって廃止に至ったようです。

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