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増えつつある「車中泊避難」トヨタが解説動画を公開 「血栓症」に要注意! 「足を伸ばせる空間づくり」が大切

くるまのニュース / 2022年3月17日 12時53分

地震大国である日本はいつ大きな地震が起こるか分かりません。現在新型コロナウイルスの感染も続いていることからも、「車中泊避難」は今後増えると予想されています。車中泊避難では、どういった点に気をつけると良いのでしょうか。

■いざという時のために!「車中泊避難」を知っておこう

 2022年3月16日夜に宮城県や福島県で震度6強の地震を観測しました。

 地震大国である日本は、またいつ大きな地震が発生するか分かりません。このため、いざという時に備えた事前の対策は大切です。

 そんななか、トヨタはクルマを利用するユーザーへの「車中泊避難」に関する解説動画を公式YouTubeで公開しています。

 昨今では新型コロナウイルスの感染も続いていることから、車中泊避難が増えると予想されています。どういったポイントに気をつけるとよいのでしょうか。

 動画内では、車中泊避難についていくつかのポイントを解説。

 まず、ひとつめは「場所選び」です。平坦で安全な場所に駐車し、灯りと人通り、近くにトイレがあるような場所を選びましょう。地域によっては一時避難場所などが設定されている場合もあります。

 場所が決まったら、クルマの周囲や下を確認。近くに可燃物がないか、ブロック塀などでマフラーが塞がれていないかなど「周囲の確認」を確認します。

 車内で過ごす際は、銀マットやダンボールなどで窓をふさぎ、「プライバシーの確保」をおこないましょう。防犯対策としてドアのロックも忘れずにおこないます。

 車中泊避難のなかで最も気をつけるべきポイントとして挙げられているのは、「エコノミークラス症候群の予防」です。

 エコノミークラス症候群は、長時間座ったままの姿勢でいることで、足の血流が悪化。これにより血栓ができ、肺の血管を塞いでしまうことで発症します。

 主な症状として、呼吸困難や胸の痛み、最悪の場合死に至る場合もあるといい、とくに妊婦や持病を持っていたり大きなケガをしている人は発症のリスクが高いとされているため、十分な注意が必要です。

 予防対策としては、とくに「足を伸ばせる空間づくり」が大切です。シートアレンジは車種によって異なり、大きく分けて2つの方法があります。

 元々荷室がある程度確保されているSUVやミニバンでは、荷室とシートを一体化する方法があります。シートを倒してフラットにし、隙間や段差をマットなどで埋めて足を伸ばして過ごせるようにします。

 またコンパクトカーなどの場合は座席をリクライニングする方法があります。

 シートを倒して足元のスペースや腰元に荷物やタオルを置き、足を伸ばして休めるようにします。

 車種はさまざまありますが、足をおろして休む体勢は望ましくないとされているため、睡眠時は足をあげて上半身と水平になるように心がけることが大切です。

 こうした空間づくりのほかにも、こまめな水分補給や、足のマッサージ、ウォーキングなどの運動もこまめに行うようにしましょう。

※ ※ ※

 緊急時のためにも、自分のクルマにあった車中泊避難を考えておくと安心です。

 とくに車中で過ごす際はエコノミークラス症候群に気をつける必要があるため、対策として水、携帯トイレ、着圧ソックスなど車内保管をしておくと良いでしょう。

 また避難をした際、もしくは今現状で避難をしている人は安全な車中泊避難を心がけつつ、避難所に定期的に出向き復旧情報を随時確認することが大切です。

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