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2021年の交通違反 2位「速度超過」より多かった違反とは? 5年で3倍増「歩行者妨害」も取締り強化

くるまのニュース / 2022年3月29日 13時10分

警察庁が2021年の交通違反の検挙件数を公表。総件数は677万5820件で、前年より5.5%減少していました。このなかで多かった違反は何だったのでしょうか。

■「一時不停止」「最高速度違反」がともに100万件超

 2022年3月、警察庁が2021年の交通違反の検挙件数を公表しました。

 同庁は「令和3年中の交通死亡事故の発生状況及び道路交通法違反取締り状況等について」と題する文書で交通死亡事故の発生傾向をまとめており、あわせて道路交通法違反の取締り状況についても件数を明らかにしています。

 なお、掲載されている件数は、反則告知(反則切符の交付)と検察送致をあわせたものです。

 2021年中でもっとも件数の多かったのは、「一時不停止」で158万8628件でした。1日あたり約4300件の計算です。2020年より1万6344件減っています。

 次いで多かったのは「最高速度違反」で106万4818件です。これも2020年より9万7602件減っています。

 超過速度別の内訳に見ても軒並み減少していますが、スピードを一番出している「50km/h以上」の区分のみが2020年より793件増えて1万2106件でした。

 3番目は「通行禁止」で75万7154件です。2020年から6204件(0.8%)増えています。通行禁止違反は、例えば歩行者用道路やスクールゾーンをクルマで走ったり、一方通行の道路を逆走したりといったものです。

 4番目は「放置違反金納付命令件数」で、通行禁止をわずかに下回る75万6316件でした。放置違反は、クルマを放置して直ちに運転できない状態の駐車違反を指します。

 放置車両には黄色い確認標章が貼られ、クルマの所有者は後日、違反金を納付することになります。件数は2020年より8万96件減少していました。

※ ※ ※

 ほかの告知・送致を含む全体の総件計は、677万5820件です。1日だと約1万8500件、1時間だと773件という計算になります。

 2020年と比較すると39万1543件(5.5%)減少しており、違反種別で見ても、ほとんどが前年比で減少しています。

 しかし前述の「通行禁止」のように増加している違反もわずかながらに存在。

 なかでも顕著だったのが「歩行者妨害」で、2021年は、前年比3万5264件(12.1%)の32万5796件でした。

 横断歩道を渡ろうとする歩行者がいたのに停止しなかった、などの場合が該当しますが、この歩行者妨害の取締件数は、2016年の11万1142件から5年間で約3倍に増加。

 警察庁は、信号機のない横断歩道における歩行者優先などを徹底するため、取締りの強化と広報啓発活動を推進していくとしています。

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