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「4月1日から最大10%値上げ」 なぜ「タイヤの価格」は改訂される? 買うべきタイミングは「いつ」がベスト?

くるまのニュース / 2022年3月31日 11時10分

2022年春にいくつかのタイヤメーカーが「タイヤの出荷価格」の値上げを発表しました。なぜタイヤメーカーは価格改訂をおこなうのでしょうか。

■2022年春に値上げするタイヤ その原因とは?

 クルマに欠かせないタイヤですが、2022年春にいくつかのメーカーがタイヤの出荷価格を値上げすることを発表しました。
 
 なぜいくつかのタイヤメーカーは揃って出荷価格を値上げしたのでしょうか。

 タイヤの出荷価格値上げを公表しているメーカーには「横浜ゴム」や「ブリヂストン」、「住友ゴム」などがあります。

 各メーカーでは約7%から10%程度の値上げがおこなわれます。その理由について横浜ゴムの広報担当者は「タイヤの価格を値上げすることになった主な原因は、タイヤを製作するのに必要な原材料の価格が高騰したことが挙げられます」と話しています。

 またブリヂストンも同様に、タイヤ価格の値上げの理由について、近年、天然ゴムを始めとするタイヤ原材料の価格が高騰しているため、企業努力のみでこれを吸収することは困難な状況であると判断し、国内市販用タイヤのメーカー出荷価格を値上げすることを決定したといいます。

 タイヤを製作するのに必要な原材料は、主に天然ゴムや石油化学系の材料が挙げられますが、なぜそれらの原材料価格が高騰したのでしょうか。

 その要因にはさまざまな理由が考えられますが、主に新型コロナウイルスの世界的な蔓延による海運コストの上昇や、ウクライナ危機における世界情勢の不安によるエネルギー危機があります。

 このような要因により、天然ゴムや石油化学系の原材料をこれまで通りの価格で手に入れることが難しくなり、タイヤの出荷価格も値上げせざるを得ない状況になってしまったといえるでしょう。

 そんなタイヤの出荷価格ですが、各メーカーや商品によって値上げの時期は異なるようです。

 前出の横浜ゴムの担当者は「夏用タイヤやオールシーズンタイヤ、チューブ・フラップは2022年4月1日、冬用タイヤは2022年7月1日に値上げします」といいます。

 またブリヂストンの公表では、2022年4月1日から国内市販用タイヤ、チューブ、フラップを対象に出荷価格の値上げを実施。

 住友ゴムの公表では、冬用タイヤが2022年4月1日、夏用タイヤや農業機械用、チューブ・フラップはひと足早く2022年3月1日から出荷価格の値上げが開始されています。

 ちなみに、カー用品店のオートバックスでは、2022年5月9日にタイヤ価格の値上げをおこなうとしています。

 オートバックスの広報担当者は、タイヤ価格の値上げについて以下のように話します。

「ゴールデンウィークの時期は、多くの人がクルマを使って長時間外出することが多いため、より多くの人にゴールデンウィーク前という時期にタイヤの交換をしてもらいたいと考えています。

 そのため、ゴールデンウィーク前の時期まで、キャンペーンなどを実施して、値上げする前の価格で販売したいということから、2022年5月9日から価格値上げをおこなうことに決定しました」

※ ※ ※

 前述したように、新型コロナウイルスの影響やウクライナ危機などという世界情勢の影響を強く受けているため、これからも原材料の値上がりは続くことが予想されます。

 家族や友人などと長時間ドライブをする機会が多くなるゴールデンウィーク前の時期に、愛車のタイヤに不備がないかなどを確認して、値上げ前に交換するのがいいかもしれません。

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