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トヨタ「アルファード」より良い? 右ハンのレクサス「LM」に乗り込んでみた! 2000万円超えも「タイの六本木」で多数目撃!

くるまのニュース / 2022年3月31日 14時10分

2019年に発表されたレクサスの高級ミニバン「LM」。タイや台湾、香港などで販売されていますが、右ハンドル仕様が「バンコク国際モーターショー2022」の会場に展示されていました。実際に乗り込んでみた感想はどんな感じでしょうか。

■右ハンのレクサス「LM」にめちゃ親近感! どんな感じ?

 東南アジアのタイは日本車比率の高い国ですが、日本車といっても現地で用意されているすべてのクルマが日本でも売っている車種とは限りません。
 
 むしろ主力は現地の事情に合わせて開発された、日本未発売のモデルといっていいほどです。

 レクサス「LM」もそんな1台。

 日本国内では展開していないアジア向けモデルとなり、タイをはじめ台湾や香港でも販売されてます。

 なお、ボディやパワートレインなど基本設計はトヨタ「アルファード」や「ヴェルファイア」と共通です。

 しかし、内外装の仕立てとサスペンションのチューニングを専用仕立てとしています。

 関係としてはトヨタ「ランドクルーザー」に対するレクサス「LX」と考えればわかりやすいかもしれません。

 そんなLMがタイの首都バンコク近郊で開催されている「バンコク国際モーターショー2022」の会場に展示されていたので乗り込んで実車チェックしてみました。

 ちなみにタイの道路は日本と同様に左側通行なので車両は右ハンドル。

 レクサスLMには排気量3.5リッターのV型6気筒エンジンを搭載した「LM350」と排気量2.4リッターの直列4気筒エンジンにモーターを組み合わせたハイブリッドの「LM300h」が用意されます。

 そのなかで、タイに投入されているのは後者です。また、全車とも日本で生産され、それぞれのマーケットへ送られる輸入車となっています。

 筆者(工藤貴宏)は2019年の上海モーターショーでLMのワールドプレミアを見届けましたが、そのときの車両は左ハンドルでした。一方でタイ仕様は右ハンドル。日本人にとっては親近感があります。

 まず感じたのは、しっかりとレクサスの顔つきになっていて、それにまったく違和感がないこと。
 史上最大面積と思われるスピンドルグリルはとにかく大胆で派手ですが、存在感を求める人には最適なのかもしれません。

 また、スライドドアのメッキモール(スライドドアは外板パネル自体がアルファードとは異なる)やテールランプのデザインもアルファード&ヴェルファイアとは差別化されているので、詳しい人ならパッと見ただけでアルファード/ヴェルファイアではなくレクサスのLMだとわかります。

 真骨頂はインテリアでしょう。

 LMには3列モデルと2列モデルがあり、前者の2列目は見たところアルファードの最上級仕様「エグゼクティブラウンジ」と同様のシート(表皮の張り方などは異なる)と思われます。

 それも十分に立派なのですが、2列モデルはさらに威風堂々のシートで「これぞLM」と思わせる風格。

 背もたれのサイズが大きく、また前後スライドのない固定式となったことで取り付け剛性に起因する細かい振動も含めて乗り心地も一段と向上しているのは間違いなさそうです。

 リクライニングなどの調整が電動式なのはもちろん、マッサージ機能が備わるなどまさに「室内の広いLS」という印象。

 さらに、2列シートモデルはBピラーの位置に前後席を仕切るパーティションが組み込まれ、後席のプライベート性を高めます。

 このパーティションにより運転席と助手席のリクライニングが制限されますが、こういったクルマを運転するのはオーナーではなく雇われドライバーなので問題ないでしょう。

■ところで…「LM」は人気なの? タイの六本木ではめちゃ見るけど…

 ところで、そんなLMはタイで人気なのでしょうか。答えは「イエス」です。

 実際、バンコクの都心部であり東京でいうところの六本木交差点のような場所「アソーク交差点」で道を通るクルマを見ていると、10分に1台ほどのペースでLMを見かけます。

 ちなみに、アルファードやヴェルファイアは3分に1台ほどのペースで見かけるのでそれもそれで凄いことです。

まさにタイの六本木交差点!? 「アソーク交差点」ではLMをめちゃ目撃するまさにタイの六本木交差点!? 「アソーク交差点」ではLMをめちゃ目撃する

 LMの現地価格は550万バーツ(約2000万円)からとなっています。
 タイは日本よりも物価が高いのでその価格は日本でいうとロールスロイス「ファントム」を買うのに近い感覚ですが、それにもかかわらず発売から2年ほどのLMが“よく見かける存在”になっているのは驚くほかありません。

※ ※ ※

 タイをはじめアジアの都市部は以前からアルファードやヴェルファイアに人気があり、それらをショーファードリブン(運転は運転手に任せオーナーは後席に座るリムジン)として使う人も多くいました。

 その理由としては、従来のセダンよりも後席が広くて快適だからです。

 LMはそんなマーケットに新しい風を吹き込んだといえますが、なぜメルセデス・ベンツ「Vクラス」ではないかといえば、バンがベースのVクラスに比べて車体の基本から乗用車として開発されたアルファードやLMは乗り心地がよく、快適で乗り降りもしやすいからです。

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