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秩父がより近く! 国道140号「長尾根バイパス」が事業化 じわじわ進む埼玉~山梨の「西関東連絡道路」計画

くるまのニュース / 2022年4月16日 10時10分

国道140号の「長尾根バイパス」が、2022年度に新規事業化されました。埼玉県と山梨県では、この道路を含む西関東連絡道路の計画が進んでいますが、どのような内容なのでしょうか。

■国道140号「皆野秩父バイパス」から延伸

 埼玉県秩父地方へのアクセスがさらに向上しそうです。

 国道140号の「長尾根バイパス」が、2022年度に新規事業化されました。西関東連絡道路を構成するこのバイパスは、どのような計画なのでしょうか。

 長尾根バイパスは、秩父市内の蒔田と寺尾を結ぶ長さ3.8kmの道路です。国道140号の皆野秩父バイパスの終点(蒔田)から「秩父ミューズパーク」付近まで進むルートをとります。

 開通すると、皆野寄居バイパス、皆野秩父バイパス、長尾根バイパスが1本につながり、関越道の花園ICからの所要時間が短縮。

 秩父市内を通る国道140号や国道299号の混雑緩和や観光地へのアクセス向上、災害時の緊急輸送路確保などが期待されています。

 しかし、長尾根バイパスの計画はこれで終わりません。さらにスケールの大きい「西関東連絡道路」という計画が存在し、各所で整備が進んでいます。

 西関東連絡道路は、関越道の花園IC(埼玉県深谷市)と新山梨環状道路の桜井JCT(山梨県甲府市)を結ぶ地域高規格道路です。

 すでに開通している皆野寄居バイパスや皆野秩父バイパス、雁坂道路(雁坂トンネル)、甲府山梨道路などは西関東連絡道路の一部であり、長尾根バイパスのように整備が進んでいる区間もあります。

 埼玉県の大野元裕知事は3月、長尾根バイパスの新規事業化決定の際に、次のようなコメントで同バイパスを表現しています。

「『西関東連絡道路一般国道140号長尾根バイパス』は、秩父地域の交通渋滞解消と円滑な交通を確保するとともに、秩父市街地と西秩父地域のアクセス性を改善する地域の悲願とも言える重要な幹線道路です」

※ ※ ※

 ちなみに、長尾根バイパス以外にも、埼玉県内の西関東連絡道路ですでに工事が進んでいる区間があります。それが大滝道路(大滝トンネル)です。

 この道路は、秩父市内で荒川に沿って迂回している約7kmの区間を、2053mのトンネルで短絡します。

 これにより、線形が悪く、落石が多く、迂回路がない現道区間の回避が可能に。また、三峯神社や中津川渓谷といった観光地までの所要時間も10分程度短縮される見込みです。

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