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日産の新型「フェアレディZ」は先代の面影アリアリ? 華々しいモデルチェンジの陰にコストカットの裏技!? 内装パーツ流用術に注目!

くるまのニュース / 2022年4月20日 10時10分

2022年6月下旬、日産 新型フェアレディZが国内でいよいよ販売を開始する予定です。量販モデルではないスポーツカーをモデルチェンジさせるため、新デザインや先進技術を盛り込む一方で、驚きのコストカット術も盛り込まれていました。注目点は“内装”にあります。

■よーく見てみると…ドリンクホルダーやエアコンの吹き出し口形状に新旧の共通ポイントが

 日産は2022年6月下旬、新型「フェアレディZ」の国内販売をスタートする予定です。フェアレディZは50年以上の歴史を持つ日産の伝統的なスポーツカーで、今回のモデルチェンジで7代目となります。

 大きく生まれ変わった新型ですが、内装をつぶさに観察すると、実は従来型のパーツがこっそりと流用されていることに気付くはずです。

 新型フェアレディZは、現行(Z34型)のプラットフォーム(車台)を大幅改良のうえで使用しています。

 従来型の車台を流用するモデルチェンジは他社でも多く見られる事例ですが、新型フェアレディZの場合は型式も従来のZ34型のまま継承するという、ちょっと珍しいケースとなっています。

 メーカー関係者によると、新たな型式認定を受ける場合よりも開発コスト削減の効果が非常に高いといいます。

 ただし新型フェアレディZの内外観デザイン自体は全面的に変更され、旧型の面影はほとんどありません。

 エンジンも、現行型の3.7リッター V型6気筒ノンターボエンジンから、3.0リッター V型6気筒ツインターボエンジンへ換わり性能を大幅に向上。AT(オートマチックトランスミッション)も現行型の7速ATから9速ATにと進化しています。

 とはいえ内装をじっくり見比べてみると、そこかしこに新旧で共通する部分を発見できます。

 例えば新旧フェアレディZのドアパネルを見比べてみると、エアコンの吹き出し口やパワーウィンドウスイッチパネル、取っ手の形状などが流用されていることがわかります。

 ドア側に吹き出し口が配管されているのは比較的珍しい形状で、室内のインストルメントパネル(インパネ)内部の構造自体が、従来型から継承されていることが推察できます。

 またシートにも従来型の面影が残ります。電動式のシートスライドとリクライニングスイッチは、左右シートのそれぞれ中央側寄り前部に備わります。

 これも新旧のフェアレディZで共通していて、しかもあまり他社には採用例がない配置で、シート骨格や構造自体も新旧で流用されている証拠となるでしょう。

 このほかにも、パーキングブレーキの位置やセンターコンソール上のドリンクホルダー形状などに新旧フェアレディZの共通性を見出すことができます。

 もちろんインパネ自体は、新旧で全く異なる構成により配置されています。

 新型では全面カラー液晶のメーターパネルや、大型のセンターディスプレイなどが採用されたことで、新時代に相応しい先進的なデザイン形状となっています。

※ ※ ※

 スポーツカーは、幅広いユーザーから支持を集めるミニバンやSUV、軽自動車ほど大量に台数が売れるジャンルではありません。

 しかしメーカーの技術力やブランドを象徴するモデルとして、販売台数だけでは測れない重要な役割を果たしています。

 開発コストを効果的に抑えつつも、新しいデザインとハイパワーな新エンジンを搭載し日産のイメージアップへ大きく貢献する新型フェアレディZは、まさにそんな好例といえるでしょう。

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