1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. ライフ

73km信号なし! 国道23号「名豊道路」2024年度全通へ 愛知から静岡へ続く無料の大規模バイパス計画とは

くるまのニュース / 2022年4月22日 7時10分

愛知県の名古屋市から豊橋市へ至る国道23号バイパス「名豊道路」の建設が、2024年度の全線開通に向けて進んでいます。すべてつながると、70kmあまりの長い一般道が、信号なしで走れるようになります。

■蒲郡IC~豊川為当IC間の9.1kmが未開通

 国道23号「名豊道路」の工事が、2024年度の全線開通を目指して進んでいます。どのような計画なのでしょうか。

 名豊道路は、愛知県内の名古屋市と豊橋市を結ぶバイパスです。全長は約72.7kmにおよび、その長い区間は知立・岡崎・蒲郡・豊橋・豊橋東の5つのバイパスで構成されています。

 1972年に事業が始まり、現在までに総延長の約87%にあたる約63.6kmが開通。さらにこのうち31.3kmが4車線で整備されています。

 名豊道路は立体交差になっており信号がなく、終端の知立バイパスは名四国道(国道23号)と、もう一方の終端である豊橋東バイパスは潮見バイパス(国道1号)とそれぞれ接続。

 名豊道路が全線開通すると、これらの道路を含めた名古屋市緑区から静岡県浜松市までの約100kmにおよぶ長い区間が、無料かつ信号なしで走れるようになる計画です。

 現在、名豊道路で開通していないのは、蒲郡ICから豊川為当ICまでの9.1kmです。愛知県の蒲郡市と豊川市にまたがる国坂峠をトンネルでくぐるルートで、途中には金野IC(仮称)が設置されます。

 国土交通省中部地方整備局によると、この区間の開通により、国道1号の混雑緩和や蒲郡市街部の交通安全確保が期待されるといいます。

 また、名豊道路が全線開通することで、愛知県内の自動車組立工場から三河港への自動車輸送が増加すると見込んでおり、道路沿線の工業団地の発展などとあわせて地域産業の活性化に寄与するとしています。

 2022年度は、この未開通の蒲郡IC~豊川為当IC間に対し85億円の予算が確保され、橋梁工事などが進められます。開通は、大規模切土工事が順調に進んだ場合、2024年度になる見通しです。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください