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トヨタ人気SUVは「車中泊カー」だった? ヤバい過ぎて震える!? アウトドアに最適なクルマ 3選

くるまのニュース / 2022年5月2日 16時10分

「車中泊」は本格的なキャンピングカーでなくても実現可能ですが、せっかく楽しむなら車中泊向けに配慮したモデルを選びたいところ。アウトドアでフル活用可能な“車中泊カー”3選をお届けします。

■日常使いしながらいざとなれば「車中泊カー」に変身できる! 魅惑の3モデル

「大ブームの車中泊が気になる! でもキャンピングカーを買うほどじゃないんだよな…」
 
 もしそんな風に迷っているのなら、まずは車中泊に向いたクルマへ乗り換えてみるのはどうでしょうか。
 
 今回は、車中泊にもしっかり対応できて便利な“車中泊カー”3モデルをご紹介します。

●「AC100V電源」を活用しまくれるトヨタ「RAV4 PHV」

 トヨタ「RAV4 PHV」や三菱「アウトランダーPHEV」といったプラグインハイブリッド車は、車中泊との相性が抜群の車種といえるでしょう。

 共に後席を倒して荷室を拡大すれば、大人2人の車中泊も可能な空間が広がります。

 しかも動力用に搭載された大容量バッテリーを活用することで、停車時も電力を得られるのです。

 トヨタの資料によると、エンジンを稼働せず1500Wで最大7時間使用できる、としています。

 例えばモバイルPCの電源、コーヒーメーカーなどの調理家電の使用、スマートフォンの充電などには十分すぎる能力といえるでしょう。

 また後部にキャンピングトレーラーをけん引し、停車時に電力を供給する用途も考えられます。

 車中泊旅においてPHEVは、いわば巨大な「モバイルバッテリー」の役目も果たしてくれる便利な相棒という訳です。

●「荷室用ユーティリティーボード」が超便利なホンダ「フリード+(プラス)」

 いざ車中泊をしようと思い立って、そこで意外と困るのが車内に点在する荷物の置き場です。

 荷室と後席を倒し、せっかく広い寝床を用意しても、カバンやレジャー道具が散らばっていては就寝もままなりません。

 その点、ホンダの「フリード+(プラス)」に備わる「荷室用ユーティリティーボード」は、車中泊し慣れた人が設計に携わったということがよくわかる設計です。

 まずそもそも、後席を前倒して荷室との段差をフラットにする機能が、まさに車中泊のために完成し尽くされていることに驚かされます。

 そしてテールゲート側に回ってみると、フリード+用に低く下げられた荷室の床と荷室用ユーティリティーボードが間仕切りとなり、下部に大きな空間を生み出していることがわかります。

 これなら床下に大きなレジャー道具をしっかり収納したまま、広い寝床で就寝することができます。

●最初から寝床が用意されている! 日産「NV200バネット マルチベッド」

 日産の小型ワゴン/バン「NV200バネット」は、全長4400mm×全幅1695mmという5ナンバーサイズのコンパクトなボディサイズのなかに、十分な室内空間を持つモデルです。

 そんなNV200バネットには日産の関連会社でカスタムカーなどを数多く手掛ける日産モータースポーツ&カスタマイズ(旧・オーテックジャパン)が製造する車中泊仕様車「NV200バネット マルチベッド」が設定されています。

 通常は前後2列・5人乗りのワゴン車として使用できるNV200バネット マルチベッド。

 後席をたたみベッドボードを展開すれば、長さ1720mm×幅1270mm、厚さ50mmのベッドシステムが拡がり、大人2人が十分に就寝可能なスペースが生まれます。

ベッドボードは荷室の左右に跳ね上げておけるので、大きな荷物を積むのも余裕たっぷりです。

 消費税込みの価格は272万3600円から。人気のミニバン「セレナ」に隠れちょっと地味な存在ですが、車中泊での使用を検討しているのなら、あらためて注目しておきたいモデルです。

※ ※ ※

 キャンピングカーは車中泊に特化したクルマだけに、アウトドアでの使用や就寝性能などはずば抜けています。

 しかし一般に大きな車体を持ち、さらにベッドやシンクなどの装備などを常に載せているため、日常での用途には重装備過ぎる面もあります。

 今回紹介した3モデルは、車中泊に対応しながらも、日常的に何も問題なく使用できる「乗用車」である点がメリットといえるでしょう。

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