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デカい! 国内最大「75tレッカー車」初出展! 災害時の緊急対応にも対応へ

くるまのニュース / 2022年5月12日 17時40分

ヤマグチレッカーが日本最大の75tレッカー車を開発。5月12日から開催される「ジャパントラックショー2022」に初出展します。

■トレーラーの事故対応や災害時の大規模な緊急対応にも活用へ

 事故・故障車両の緊急排除を目的としたレッカー車を提供するヤマグチレッカーが、75tレッカー車を2022年5月12日からパシフィコ横浜(横浜市西区)で開催される「ジャパントラックショー2022」に初出展します。

 ヤマグチレッカーによると、日本最大の75tレッカー車であるとのこと。さらに、レッカー車としては世界初のデジタルトランスフォーメーション(DX)となる「PTOモニタリングシステム」も初公開します。

 世界第一号車となる75tレッカー車は、これまで牽引困難だった超大型クレーンのレッカーや、トンネル内で発生した横転事故などへの対応も可能になるといいます。

 近年、大型化しているトレーラーの事故対応や、災害時に求められる大規模な緊急対応など、広範囲な活躍が期待されます。

 最大フック吊上高が12.67mの「75トン360°旋回式油圧レッカーブーム」や「25トン油圧式ニーブーム型アンダーリフト」を搭載するほか、「27.2トン油圧式ウインチ」2基(22.2mmウインチケーブル× 76.2m、レッカーブーム部に搭載)や「15.8トン油圧式ウインチ」(15.9mmウインチケーブル×0.9m、ニーブームアンダーリフト部に搭載)も装備されます。

 開発にあたってスカニア社の車両が用いられ、フロント2軸、ステア・リア2軸駆動。搭載される排気量13リッターの直列6気筒ディーゼルエンジンは、最高出力500馬力・最大トルク2550Nmを発揮します。

 一方、今回初公開のPTOモニタリングシステムは、レッカー車の故障などによる修理が発生したときに、車両の長時間の運用中止を解決するため開発されました。

 レッカー車内に装着されたデバイスからPTOの信号を読み取り、ネット経由でモニターすることができ、メンテナンス時期の事前予測が可能になるということです。

 2022年4月におこなわれた機能実証機(プロトタイプデバイス)で実証テストにも成功。さらなるテストを繰り返して、量産化を実現し、2023年には、ヤマグチレッカーが製造するすべてのレッカー車に搭載させる予定です。

 同社の山口喜久雄社長は「レッカー車が担う社会的役割に応えるため、そして、社会の課題を解決するため、弊社は常に新しいチャレンジを続けていきます」と語り、さらに「顧客へ新しい価値を提供することで、より密接に顧客との接点を強化していきたい」とコメントしています。

 同社は、ジャパントラックショー2022で大型、中型、小型各種レッカー車も展示予定です。同ショーは5月15日まで開催されます。

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