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ホンダ新型「ステップワゴン」は“シンプル”で勝負! 人気のトヨタ新型「ノアヴォク」との違いはどこにある?

くるまのニュース / 2022年5月30日 18時10分

2022年1月にトヨタ「ノア/ヴォクシー」、5月にホンダ「ステップワゴン」がフルモデルチェンジしました。人気ミニバン3車種はどのような違いがあるのか、さまざまな点から比較してみます。

■シンプルな新型ステップワゴンと堂々とした新型ノアヴォク

 2022年はミニバンのフルモデルチェンジが相次いでおり、1月13日に発売されたトヨタ「ノア/ヴォクシー」(4代目)に続き、5月27日にホンダ新型「ステップワゴン」(6代目)が発売されました。

 ミドルサイズの人気ミニバンであるこれら3モデルは、どのような違いがあるのでしょうか。

 新型ステップワゴンは、「#素敵な暮らし」をグランドコンセプトに、ユーザーの生活スタイルに合わせて、暮らしを豊かにするアイテムとなることを目指して開発されました。

 初代モデルのような箱型ミニバンに原点回帰し、クルマ全体でカタマリ感のあるボディによる安心感と、シンプルで誰にでも似合うような自由なフォルムを表現。

 歴代モデルに設定されていた、力強く品格あるデザインの「スパーダ」に加え、新たにクリーンなデザインの「エアー」をラインナップし、ライフスタイルや暮らしのイメージによって選択することができます。

 なお、スパーダをベースとし、質感の高い内外装や充実した機能を備えた「プレミアムライン」も設定されます。

 新型ステップワゴンの内装は「家族のための大空間」を進化させ、国内ホンダ車史上最大の室内空間と、どの席でも快適に過ごせるリビングのような居住性を目指しました。

 エアーは温かみのあるカラー、スパーダはダークトーンのカラーの内装色を採用。運転席だけでなく、2/3列目シートから見ても水平基調のデザインにすることで乗員の視野を安定させ、乗り物酔いを起こしにくい室内空間を取り入れました。

 また、2列目シートは、前後のロングスライドや左右にもスライドできる構造を新たに採用。スパーダはキャプテンシート(7人乗り仕様)にオットマンも標準装備しました(スパーダプレミアムラインはシートヒーターも設定)。

 また、3列目シートの着座位置を高くし、前方のシートやヘッドレストの形状を工夫してでも開放的な視界を実現したほか、シートクッションの厚みを増すことで快適な座り心地を実現しています。

 ほかにも、大気中のPM2.5などの微小粒子物質を検知し、空調制御とフィルターの組み合わせで空気を浄化する空調システム「Clean Air(クリーン エアー)」を全タイプに標準装備し、クリーンな車内空調を提供します。

 対する新型ノア/ヴォクシーは、みんなでやりたいことを詰め込んで出かけたくなる「より快適に」「より便利に」「より安心な」ミニバンとして誕生。

 歴代モデルで追求してきた、室内空間の最大化と力強いハコ(箱)らしさを継承深化し、「堂々・躍動的な力強いハコ」スタイルを追求しました。

 新型ノアのデザインは「堂々・モダン・上質」と「王道・アグレッシブ」をキーワードとし、標準仕様とカスタム仕様を用意。新型ヴォクシーは「先鋭・独創」をキーワードとしたカスタム仕様を設定します。

 インテリアは、ブラックアウトしたスリムなフロントピラーや水平基調で低くワイドに構えたインストルメントパネルのほか、アシストグリップやエアコン吹き出し口など機能的に配列したルーフ周りによって、スッキリとした見晴らしの良い開放感のある空間を実現。

 7人乗り仕様車の2列目シートにはキャプテンシートを採用し、オットマン機構とシートヒーターを装備しました。

 また、シートを一旦横にスライドさせることなく、ストレート超ロングスライド(スライド量745mm)を実現しています。

 乗降性にもこだわり、パワースライドドア装着車に「ユニバーサルステップ」(助手席側)を設定。

 パワースライドドアの開閉時にドア下部からステップが展開・格納し、ステップ高を200mmとすることで、子供や高齢者でも乗り降りしやすい設計となっています。

 さらに、ロングアシストグリップを左右のBピラーに標準装備しました。

※ ※ ※

 ファミリー層から支持を受けるミニバンだけに、多人数乗車でも快適な室内空間が求められています。

 視界の広さやシートの座り心地、シートアレンジの多様性など、新型ステップワゴンも新型ノアヴォクも、さまざまな工夫が盛り込まれているようです。

■新型ステップワゴン/ノアヴォクに採用された世界初の機能とは?

 新型ステップワゴンと新型ノア/ヴォクシーは、スライドドアやテールゲートにも便利な機能が備わっています。

 新型ステップワゴンのスライドドアは、軽く指先を触れるだけで開閉ができる静電タッチ式パワースライドドアを世界初採用しました。

 また、パワーテールゲート(タイプ別設定)は、開く角度を任意に設定可能なメモリー機能を追加し、後方が狭いところでも開閉できるように使い勝手を向上しています。

 なお、従来モデルにあった、横開きのサブドアを組み込んだ「わくわくゲート」は新型モデルで廃止されました。

ホンダ新型「ステップワゴン エアー」ホンダ新型「ステップワゴン エアー」

 新型ノアヴォクのスライドドアは、パッケージオプションとして「ハンズフリーデュアルパワースライドドア」を設定。

 キーを携帯してフロントドア下側に足を出し入れすることでスライドドアが自動で開閉し、子供を抱いて両手がふさがっているときなどに重宝します。

 また、テールゲートの特徴として「フリーストップバックドア」があり、これは好きな位置でテールゲートを保持することができる世界初の機能です。

 テールゲートとボディがワイヤーで接続されており、開けている最中に、任意の角度になったらテールゲートを手で軽く押し返すことでその位置で固定される機構を取り入れました。

 さらに、「パワーバックドア」をオプション設定。この場合、フリーストップバックドアではなく、電動で操作可能なテールゲートが装着されるのですが、操作スイッチがボディサイド(スライドドアレール後端)の左右に配置されており、横からリアゲートの状態を目視しながら開閉のコントロールができます。

 搭載されるエンジンは、新型ステップワゴンが2リッターハイブリッド(e: HEV)と1.5リッターターボ、新型ノアヴォクは1.8リッターハイブリッドと2リッターガソリンです。

 駆動方式は、新型ステップワゴンのハイブリッド車がFF、ターボ車がFFと4WDを用意。新型ノアヴォクのハイブリッド車がFFとE-Four(電子式4WD)、ガソリン車がFFと4WDを設定します。

 燃費(WLTCモード)は、新型ステップワゴンのハイブリッド車が20.0km/LF、ターボ車が13.9km/L。新型ノアのハイブリッド車が23.4km/LF、ターボ車が15.1km/L、ヴォクのハイブリッド車が23.0km/L、ガソリン車が15.0km/Lです。

 安全機能について、新型ステップワゴンは最新の「ホンダセンシング」を全車に標準搭載しました。
 先代モデルから機能を進化・充実させ、アダプティブクルーズコントロール(ACC)は、全タイプで渋滞追従機能付きへと仕様を向上。

 新たな機能として、後方誤発進抑制機能や近距離衝突軽減ブレーキ、オートハイビーム、そして渋滞運転支援機能であるトラフィックジャムアシストを追加しました。

 また、スパーダ プレミアムラインには、周辺状況に応じてヘッドライトの照射範囲を自動でコントロールするアダプティブドライビングビームを標準装備しています。

 新型ノアヴォクは、先進機能を付与し、機能向上した最新の「トヨタセーフティセンス」を搭載。

 プリクラッシュセーフティは、車両・歩行者・自転車運転者に自動二輪車(昼)を加え検知範囲を拡張したほか、トヨタ初となる交差点で交差する車両、自動二輪車も検知して衝突回避または被害を軽減します。

 さらに、プロアクティブドライビングアシストもトヨタ初採用。運転の状況に応じたリスクの先読みし、歩行者や自転車、駐車車両に近づきすぎないようにステアリング・ブレーキ操作をサポートしたり、先行車や前方のカーブに対して減速操作をサポートしてペダル踏みかえを減らします。

 加えて、高度運転支援技術「トヨタチームメイト」の新機能「アドバンストドライブ(渋滞時支援)」、「アドバンストパーク(リモート機能付)」も搭載しました。

 価格(消費税込)は、新型ステップワゴンのハイブリッド車が338万2500円から384万6700円、ターボ車が299万8600円から365万3100円です。

 一方の新型ノアは、ハイブリッド車が305万円から389万円、ガソリン車が267万円から351万8000円、新型ヴォクシーはハイブリッド車が344万円から396万円、ガソリン車が309万円から358万8000円です。

 ガソリン車の新型ステップワゴン(エアー)および新型ノア(標準仕様)は200万円台からという価格帯のグレードも設定されました。

※ ※ ※

 新型ノアヴォクは2021年12月8日より先行予約が開始され、2022年2月中旬までに両車合わせて約7万台を受注するなど好調です。

 そして新型ステップワゴンも先行受注から多くの予約が入っているとされており、ミドルサイズミニバンの激戦が予想されます。

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