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EVでも“スバルらしさ”健在! 新型「ソルテラ」はスバルファンの期待に応える魅力満載だった!

くるまのニュース / 2022年5月31日 12時10分

スバル新型「ソルテラ」は、EVでありながら、これまでのスバルファンが違和感なく乗れるような“スバルらしさ”が魅力です。一体どのようなところが“スバルらしい”といえるのでしょうか。

■スバル初のEV専用車「ソルテラ」デビュー

 スバルから新型「ソルテラ」がデビューしました。

 ソルテラという車名の由来は、ラテン語の「SOL(太陽)」と「TERRA(地球/大地)」を組み合わせた造語で、「お客様とともに自然をもっと愉しみ、自然との共生をより一層深めていきたい」という意味が込められているとスバルは説明します。

 そんな新型ソルテラは、スバルとして初めてとなるEV(電気自動車)専用に設計された車体を組み合わせた量産モデル。車両自体はトヨタと共同開発したものですが、随所にスバルらしさが盛り込まれているのはスバルファンとしてうれしいところです。

 今回は、スバルファンとして新型ソルテラに感じられる「良いところ」にフォーカスを当ててみましょう。

 まずお伝えしたいのは、新型ソルテラにはスバル車を乗り継ぎ慣れ親しんでいるユーザーや、スバルのクルマに魅力を感じているスバルファンの期待に応える発想や工夫が随所に盛り込まれていることです。

 そのひとつが、SUVであることを前提とした機能的なパッケージングです。

 昨今のEVはSUVスタイルがトレンドになっていますが、その多くは見た目こそSUVであるものの実際には舗装路の走りだけを想定し、悪路走破性を考慮していないモデルも少なくありません。

 しかし、新型ソルテラは違います。たとえば悪路走破性を左右する要素である最低地上高は210mmと、スバル「レガシィ アウトバック」並みの高さに設定。

 一般的な乗用車が150mm未満であることを考えれば、新型ソルテラはしっかりと悪路走破性を重視した設計となっていることを理解できるのではないでしょうか。

 また、スバル「フォレスター」に比べるとフロントが45mm、視野が70mm短縮したオーバーハングも特徴的です。いうまでもなく、これはオフロード走行で重要となるアプローチアングル/デパーチャーアングルを稼ぐのに貢献しています。

 開発当初はもっと長くする案もあったそうですが、「スバルのSUVとしては譲れないオフロード性能を実現するために前後を縮めることにした」と開発者はいいます。

 悪路走破性といえば、悪路走行時にAWDやスタビリティコントロールの制御を切り替える「X-MODE」が搭載されているのも見逃せません。

 これはスイッチ操作で、滑りやすい路面でもしっかりと前へ進んでいく制御プログラムに切り替えるもの。同システムはフォレスターやアウトバックなどスバルのSUVに搭載され培われてきた技術ですが、EVでも「ファンの期待を裏切らないスバルらしい走り」を求めていることが伝わってきます。

 また、スバルらしい操作性や操縦性も注目したいところで、トヨタ向けの新型「bZ4X」とは異なる、新型ソルテラ専用の操作系や走りの味付けが用意されているのです。

 操作系で注目したいのは、新型ソルテラだけにパドルシフトが搭載されていることです。これにより、ドライバーはハンドルから手を離すことなるアクセルオフ時の3段階の減速度+コースティングを切り替え可能。よりドライバーの意図を挙動に反映させやすく、意のままの走りを実現するというわけです。

 またAWDモデルは、新型bZ4Xとは異なるサスペンションの味付けを実施。ダンパーを硬くすることでひときわシャープなハンドリングとしています。「スバルファンに『EVでもスバルらしい』と思ってもらえる味付けにした」と開発者はいいます。

■スバル車の定番「シートヒーター」にもこだわった

 興味深いのは、スバルファンが思わずニヤリとするスバルらしさは走りだけに留まらないということです。

 たとえばスバル車の定番アイテムであるシートヒーターは、スバルのこだわりとして新型bZ4Xよりも発熱面積を広くして極寒地の快適性を向上。

スバル新型「ソルテラ」スバル新型「ソルテラ」

 またプレミアムオーディオである「harman/Kardon(ハーマンカードン)」も設定したほか、半ドア警報などクルマが発する音もスバル専用で、“いつものスバルの音”に設定しています。

 そんなクルマ作りの根底にあるのは、スバル車に乗り続けたユーザーが乗り換えても違和感を抱かないようにという考えにほかなりません。新型ソルテラは、スバルファンにとってうれしいクルマ作りとなっているのです。

 ところで新型ソルテラのAWDモデルは、スバルの市販車として初めての前後モーター駆動モデルです。

 前後独立式のモーターとすることで、前後配分比は機械式AWDでは真似のできない50:0から50:50、そして0:50(そのときの最大駆動力を100とすれば100:0から0:100)まで自由に実現できるようになりました。

 自在な前後配分コントロール、そしてモーターならではの綿密な駆動力制御は、これまでの機械式のAWDシステムではできなかったこと。それはスバルAWDとしても初めての領域です。

 それによって、従来はできなかった前後駆動配分でより走りを究められるのは、新型ソルテラのドライバビリティを語るうえでの大きな特徴といえます。

 スバルのエンジニアが味付けしたAWDシステムは、EVであってもドライバーの操作次第では積極的にリヤへトルクを送ってアグレッシブに曲がる挙動を示すのが楽しいところです。

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