「グリルがちょっと…」レクサス新型RXの「スピンドルボディ」に賛否!? 進化した高級SUVの評価はどう?
くるまのニュース / 2022年6月18日 11時50分
レクサス新型「RX」が初公開され、内外装のデザインやパワートレインなどの情報が公表されました。新型RXについて、SNSユーザーはどんな印象を抱いたのでしょうか。
■新型RXの「スピンドルボディ」どう思う?
レクサスの高級SUV「RX」の新型モデルが2022年6月1日に世界初公開されました。
初代RXは1998年に北米でデビュー。日本では2009年に3代目モデルから導入しています。
今回初公開されたのは5代目となるモデルで、日本では2022年秋頃に発売される予定です。
新型RXについてアンケートを実施。SNSユーザーの本音を聞いてみました。
「レクサスが新型RXのデザインについてどう思いますか?」という質問では、「とても良い」が9.5%、「まあまあ良い」が42.9%、「それほど良いと思わない」が33.3%、「良いと思わない」が14.3%と、賛否両論といった結果になっています。
「良い」と感じた人は、「ぱっと見てもRXだとわかるデザインはすごい」「キープコンセプトながら意欲的なデザインだと思う」など、これまでのRXを踏襲しつつ、新しいチャレンジに取り組んだところが評価されています。
新型RXは、これまでの「スピンドルグリル」が進化し、「スピンドルボディ」という新たなフロントアイディンティティを取り入れています。
“塊”感のあるボディと冷却機能を両立するフロントグリルが一体となった独自性のある造形を表現。ボディ色をレクサスのエンブレム下端まで下げ、グラデーションのグリルとすることで、美しさと力強さを強調したスタイルを実現しました。
しかし、「スピンドルボディよりスピンドルグリルのほうが良かった」「グリルが同化したのは良くない。まだスピンドルボディは早い」「グリルが小さくなって威圧感が薄れたのは良いが、ギザギザで高級感が損なわれている」など、フロントグリルのデザインが残念という声がありました。
■パワートレインは4種類用意! 初のPHEVも
「新型RXのどのようなことに期待しますか?」(複数回答)という質問で、もっとも多かったのが「開放的で快適な居住空間」(42.9%)。ラグジュアリーSUVだけに室内空間を重視する人が多いようです。
包まれ感のあるレクサス新型「RX」の内装
ついで、「横一文字のテールランプを採用した先進的なリアビュー」(28.6%)に期待する人が多く、フロントグリルのデザインは賛否がありましたが、リアのカッコ良いデザインは好評だといえます。
また、同率(28.6%)で「ターボHVやHV、PHEV、ターボといった多彩なパワートレイン」に興味を持つ人もいました。
新型RXは4種類のパワートレインを設定。
2.4リッター直列4気筒ターボハイブリッドシステムの「RX500h」、2.5リッター直列4気筒プラグインハイブリッドの「RX450h+」、2.5リッター直列4気筒ハイブリッドの「RX350h」、2.4リッター直列4気筒ターボエンジンの「RX350」と多彩なラインナップから選択できます。
さらに、「新型RXを購入したいと思いますか?」という質問においては、「購入したい」が42.9%、「購入したくない」が57.1%となりました。
「購入したい」という回答者からは、「憧れの一台」「やはりかっこ良いから」というコメントがあったほか、「今RX450hlに乗ってるので新型に買い替えたい」「RX270、RX300、RX450hを乗っていたので購入しようと思っている」と、従来モデルのオーナーが買い替えを検討しているようです。
これに対して「購入したくない」という人は、「現行モデルの方が洗練されている」「せっかくプラットフォームが新しくなったがV6が廃止されNXとの差別化が乏しい」「デザインが悪化したのと幅が日本向けではない」という意見がありました。
新型RXは「GA-K改良プラットフォーム」を採用。ボディサイズを全長4890mm×全幅1920mm×全高1695mm、ホイールベース2850mmとし、全長は従来モデルと同じですが、全幅は従来モデルの1895mmより25mm拡大し、ホイールベースを60mm延長、トレッドを前15mm、後45mmずつ拡幅させました。
デザインへの賛否もそうですが、日本の交通環境を考慮すると1920mmという全幅を大きすぎると感じる人も多そうです。
※ ※ ※
現行モデルが完成されていただけに、新型RXの斬新なデザインは評価が分かれる結果となりました。
その一方、プラットフォームの刷新や、ターボ×ハイブリッド、同車初のPHEV採用のほか、パフォーマンスモデルとして「RX 500h Fスポーツ パフォーマンス」が初導入されるなど、ラグジュアリーSUVとしての価値を高めつつ、これまで以上に運転が楽しいクルマへ進化することは期待できそうです。
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