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「穴川渋滞」を回避! 千葉市内初のスマートIC計画が進行中! ただし一筋縄ではいかない「懸念事項」とは

くるまのニュース / 2022年6月24日 10時10分

東関東道で検見川・真砂スマートIC(仮称)の計画が進んでいます。千葉市役所や千葉駅から東京方面へのアクセス性が向上しますが、一方で新たな課題も。どのような計画なのでしょうか。

■東関東道の湾岸千葉IC~宮野木JCT間に整備

 千葉市内で初となるスマートICの計画が東関東道で進んでいます。これができるとどのようなメリットがあるのでしょうか。

 計画が進んでいるのは「検見川・真砂スマートIC(仮称)」です。

 予定地は、湾岸千葉IC~宮野木JCT間、美浜区役所近くの検見川陸橋付近。スマートICは東京方面に出入りできるハーフ形式で計画されており、ランプは高速道路の脇を走る国道357号(国道14号とも重複。以下同じ)に接続します。

 現在、千葉市役所や千葉駅付近から東京・横浜方面へ向かう際、最寄りの高速入口となるのは京葉道路の穴川ICです。しかしこの穴川ICは市役所からだと6.4kmも離れており、さらに穴川IC付近は渋滞が慢性化しているという課題があります。

 穴川ICを避けて東関東道に直接入るとしたら、湾岸千葉ICよりさらに西側(東京寄り)の湾岸習志野ICまでの10kmほどを下道で走らなければなりません(湾岸千葉ICの出入口は成田方面のみのハーフ形式のため、東京方面は使えない)。

 検見川・真砂スマートICは、湾岸習志野ICの東側(成田寄り)に開設されます。千葉市によると、スマートICの開設により穴川ICを利用していた東京方面の交通がいくらか転換され、穴川IC付近の混雑緩和が期待されるといいます。

 また、千葉市中心部や市役所、スマートIC周辺に位置する稲毛海浜公園や千葉みなとといった観光拠点と、東京方面のアクセス性が向上し、所要時間の短縮にもつながるとしています。

 このようにメリットがあり、国土交通省も2020年10月にスマートICの準備段階調査箇所として採択していることから、いち早く実現化すれば良いと思いそうですが、しかし現実はすんなり片付きません。

 スマートICを造ることで、今度は国道357号にさらなる負荷がかかると懸念されているのです。

 スマートICと千葉市中心部を結ぶことになる国道357号は現在、6車線(片側3車線)で1日約6万台以上という多くのクルマをさばいています。

 途中の千葉西警察入口交差点や稲毛浅間神社前交差点は、主要渋滞箇所に位置付けられており、スマートICが開通すると渋滞のさらなる悪化が懸念されるというのです。

 穴川IC付近の負担を減らしたいが、検見川・真砂スマートICに至る国道の渋滞悪化も防ぎたい――この2つを実現させるため、スマートICの整備と合わせて国道357号の改良も検討されています。

 千葉西警察入口と稲毛浅間神社前の両交差点を対象に、拡幅して車線を増やしたり、立体交差化したりといった案が検討されています。

 2022年3月に開かれた第10回千葉県湾岸地域渋滞ボトルネック検討ワーキンググループでは、国と千葉市が国道357号の渋滞対策について、連携して検討していくことを確認しています。

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