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2000馬力の怪物4WDミニバン出た!? 新型“スーパーバン”世界初公開! 英イベントで爆走

くるまのニュース / 2022年6月25日 18時10分

フォードは、最高出力は約2000馬力、0-100km/h加速は2秒以下を記録する高性能マシン「プロ・エレクトリック・スーパーバン」を、2022年の「グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード」で世界初公開しました。

■最高出力2000馬力の最強バン登場!?

 フォードは、新型EVバン「Eトランジット・カスタム」をモチーフにした高性能マシン「プロ・エレクトリック・スーパーバン」を開発、2022年6月23日から26日にイギリスで開催されるイベント「グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード」で世界初公開しました。

 プロ・エレクトリック・スーパーバンは、重量配分に配慮して搭載した50kWhの水冷バッテリーと4基の電気モーターを搭載。最高出力は約2000馬力を発揮し、0-100km/h加速は2秒以下を記録します。四輪駆動で、満充電に必要な時間は約45分です。

 ボディはスチール製スペースフレーム、コンポジット製ボディパネルで構成されます。冷却に関する制約が少ないことから、高いデザイン自由度を実現しました。

 車内にはFIA規格のフルロールケージとレーシングシート、大型タッチパネルが装着され、画面ではバッテリー残量などを確認可能。後席ドアは開閉でき、荷物も積載できます。

 走行モードとして、デモランを披露するシチュエーションにあわせて「トラック」「ドラッグ」「ドリフト」「ラリー」「ロード」の5種類を設定。

 一時的にパワーとトルクを増強するE-Boostボタンや、トラクションコントロール、ローンチコントロール、3段回生ブレーキ、ピットレーン速度リミッターといった機能も採用されます。

 また強化されたコネクティッド技術も搭載されており、走行中のデータはリアルタイムに専用管理ソフトウェアへ送信されます。

 開発にあたっては、フォード・パフォーマンスとオーストリアに拠点を置くSTARD社がコラボレーション。デザインは、ドイツ・ケルンにあるフォードのデザインチームが担当しました。

 グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードでは、ル・マン24時間レースの最長距離記録やラリー・モンテカルロのクラス優勝などの経験を持つレーシングドライバーのロマン・デュマ氏がハンドルを握り、その性能を実証しました。

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