新型「フェアレディZ」「アリア」7月末で受注停止に！ 日産が「部品不足」など理由に公式発表

日産は2022年7月19日、新型「フェアレディZ」と「アリア B6」（2WD）の各国内向けモデルについて、7月末で受注を一時停止すると発表しました。

■2022年7月末で新型「Z」と「アリア」の受注を一時停止に

　2022年7月19日、日産は新型スポーツカー「フェアレディZ」と、新型クロスオーバーEV（電気自動車）「アリア B6」（2WD）の各国内向けモデルについて、7月末で受注を一時停止すると公式サイト上などで発表しました。

　新型フェアレディZは、2022年1月開催の東京オートサロン2022にて国内初公開されたニューモデルです。

　240台限定の特別仕様車「Proto Spec」をはじめとする各モデルが先行発表され、2022年夏ころの発売が予定されています。

　いっぽう新型アリアは、2021年6月に日本専用特別限定車「limited」の先行予約を開始。その後11月には通常グレードのベーシックモデル「B6」（2WD）の注文受付が始まり、今後ほかのグレードも発売予定としています。

　日産では、世界的な半導体不足による部品調達の遅延や新型コロナウイルス感染拡大影響による物流の停滞、さらに不安定な世界情勢を受けたサプライチェーンの混乱等により、現在、車両供給に多くの制約が出ていると説明。

　全社を挙げて回復に努めているものの、解消には至っていないとしています。

　日産ではこれらの状況を踏まえ、これまでに注文したすべてのユーザーへ確実に納車していくため、両モデルの注文は7月末日をもって一時停止すると発表しました。

　対象となるのは、新型フェアレディZと、新型アリア B6（2WD）の各国内向けモデルです。

　なお注文の再開の時期について日産では公式サイト上で「改めてご案内させていただきます」とし、未定であるとしています。