伝統のトヨタ新型「クラウン」もまさかの「斬新シフト」採用!? 全車HV化したことで内装も変化？

トヨタ新型「クラウン」（クラウン クロスオーバー）が全車に採用する「エレクトロシフトマチック」は、いわゆる電制シフトとなります。トヨタの電動車ではおなじみになりつつある装備ですが、どんなシフトレバーなのでしょうか。

■全車「エレクトロシフトマチック」を標準装備

　トヨタが2022年7月15日に世界初公開した新型「クラウン」（クラウン クロスオーバー）は、セダンとSUVを融合したボディで登場。「革新と挑戦」というクラウンのDNAを受け継いだ新世代のフラグシップモデルとして2022年秋に発売される予定です。

　そんななか新型クラウンの内装を見ると、「エレクトロシフトマチック」が採用されていることがわかります。いったいどのようなシフトレバーなのでしょうか。

　新型クラウンは、グレード別で「2.4リッターデュアルブーストハイブリッドシステム」「2.5リッターシリーズパラレルハイブリッドシステム」という2種類のハイブリッドシステムが設定されますが、純ガソリン仕様はラインナップから消滅。

　全グレードがハイブリッド車として登場しています。

　そんななか、シフトレバーにも変化が。

　新型クラウンは全車がいわゆる電制シフトの「エレクトロシフトマチック」を標準装備します。

　歴代クラウンでは初採用となりますが、近年発売されるトヨタの電動車では徐々に珍しくなくなりつつある装備で、近年発売されたトヨタ車では2022年1月発売のトヨタ新型「ノア／ヴォクシー」の一部仕様でも似た形状が採用されています。

　形状は一般的なシフトレバーと比べて短いほか、シフトポジションの選択後レバーが定位置に戻ることが最大の特徴です。

　操作方法は、例えばPレンジからほかのシフトポジションに入れたいときはブレーキペダルを踏みながら各レンジの矢印方向に操作すればOKです。

　ただしNレンジに切り替えるときは操作後、しばらく保持することが必要になります。また、Pレンジからシフトポジションを直接Mレンジ（2.4リッター車）もしくはBレンジ（2.5リッター車）に切り替えることはできません。

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　初代モデルの誕生から65年を超える伝統を受け継ぎつつ、同車として新たなシフトノブ形状を採用した新型クラウン。

　こうした新たな装備が、従来からクラウンを愛用してきた代替ユーザーから受け入れられるのかという点も注目されます。