ホンダが「アルファード」対抗で新型オデッセイ復活へ 中国向け新型「エリシオン」を2023年にも国内導入か
くるまのニュース / 2022年7月28日 7時10分
ホンダの上級ミニバン「オデッセイ」は製造工場の閉鎖にともない、2021年末で生産を終了しました。いっぽう中国ではオデッセイの上級仕様「エリシオン」が販売を続けています。これを2023年にも新型オデッセイとして日本へ導入するとのスクープ情報が入ってきました。
■「アルファード」に刺客!? 新型「エリシオン」国内導入を検討か
ホンダは埼玉製作所 狭山工場の閉鎖に伴い、2021年12月末に上級ミニバン「オデッセイ」の生産を終了しました。トヨタが上級ミニバン「アルファード」の人気を独占するなか、ホンダに対し復活を要望する声も少なくないといいます。
海外では引き続き生産されているオデッセイの上位モデル「エリシオン」が、2023年にも日本へ新型オデッセイとして導入される可能性があるといいます。
ホンダの3列シートミニバンラインナップの中で「フリード」「ステップワゴン」の上位ポジションに位置する上級モデルのオデッセイ。
1994年の初代モデルから25年以上の歴史を持つ老舗のブランドで、2014年登場の現行型で5代目となります。
デビューから丸6年が経過したとはいえ、2020年11月に内外装のデザインを改めるかなり大規模なマイナーチェンジを実施し、リフレッシュされたばかりでした。
翌2021年の1年間には2万1148台(月/約1762台平均)を販売し安定した人気を集めていただけに、突然の生産終了発表には、多くのホンダファンから嘆きの声が聞かれました。
なお2022年7月末現在、ホンダの公式WEBサイト上にはまだオデッセイの新車紹介ページが残っています。
ただしページ内には「※一部タイプ・カラーがお選びいただけない場合があります。詳しくは販売会社にお問い合わせください」との記載もあり、2021年中に生産された車両の在庫販売がおこなわれているのみとなっているようです。
もちろんホンダでも、オデッセイ生産終了に対策を講じています。
2022年5月にフルモデルチェンジしたミディアムクラスミニバンのステップワゴンに、外装のクロームメッキ加飾やシート素材の上質化などを図った上級仕様「スパーダ プレミアムライン」を設定し、オデッセイ代替ユーザーの受け皿としています。
ただしホンダ関係者によると、ユーザーからはさらなる上級ミニバン復活希望の声も少なくないといいます。
そのためホンダ社内では、ふたたび上級ミニバンを導入するための検討も密かに始まっている模様です。
これには上級ミニバンであるトヨタ「アルファード」人気の高さも後押しとなっているといいます。
※ ※ ※
実は現行型のオデッセイ(マイナーチェンジ版)とほぼ同等の仕様のモデルは、中国の現地合弁会社「広汽本田汽車」(広東省広州市)でいまも生産を継続しています。
そればかりか、さらに内外装を上級仕様とした「エリシオン」も、同様に合弁会社「東風本田汽車」(湖北省武漢市)で生産されています。
エリシオンはかつて国内でも、オデッセイの上位に位置する最高級ミニバンとして、2004年から2013年まで販売されていたネーミングですが、現行型オデッセイの導入に伴い国内では絶版となっています。
いっぽう中国仕様のエリシオンは、2021年12月にマイナーチェンジを実施したばかり。
全長4951mm×全幅1842mm×全高1711mm、ホイールベース2900mmの7人乗り仕様で、パワートレインには、2リッターアトキンソンサイクルガソリンエンジンと、高効率・高出力の2モーターハイブリッドシステムを組み合わせています。
内装レイアウトは、2020年にマイナーチェンジした現行型オデッセイの仕様に準じ、7インチフル液晶メーターパネルや、10.1インチの大型センターディスプレイ、ジェスチャーコントロール・パワースライドドアなどを備えます。
さらにシート素材などはオデッセイよりもさらに豪華な仕様となっており、日本には設定がなかった電動ダブルサンルーフも用意されています。
ステップワゴンに上位グレードが設定されたいま、オデッセイを従来通りの仕様で再導入するよりも、豪華さを増したエリシオンを新規モデルとして発売したほうがインパクトもあります。
なお中国で右ハンドル仕様を生産し輸入するのか、あるいは国内のホンダ製作所で再び生産されるのか、その詳細は現段階では不明。いずれにせよ、新型エリシオンの国内導入の可能性は非常に高いようです。
なおネーミングについては、日本で成功している「オデッセイ」とし、改めて「ホンダ上級ミニバン復活」と打ち出す方向で調整されている模様。来年2023年中の導入を大いに期待したいところです。
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
日産「高級ミニバン」全面刷新に期待!? 14年超えの「エルグランド」超豪華な「“4人乗り”VIP」も存在! 最新仕様はどんなモデル?
くるまのニュース / 2024年9月11日 12時30分
-
トヨタ「アルファード」競合不在の発売1年通信簿 今にガソリンエンジン車グレードが売れる意味
東洋経済オンライン / 2024年8月25日 8時0分
-
新型「エルグランド&オデッセイ」まもなく登場!? “3社連合”で「アルファード」に対抗か? 新型「デリカ」も合流は「あり得る」のか
くるまのニュース / 2024年8月22日 20時10分
-
日産「新型エルグランド」まもなく登場!? 「原点回帰」に期待の声も! デビュー14年「元祖“高級”ミニバン」の進化に反響集まる
くるまのニュース / 2024年8月21日 14時10分
-
ホンダ“新型”「ステップワゴン」まもなく登場!? 4WDモデル&「黒すぎ仕様」追加も? デビュー2年目の「人気ミニバン」に期待される進化とは
くるまのニュース / 2024年8月16日 11時30分
ランキング
-
1信号の矢印「←↑→」“全点灯”一体どんな意味? 全部「青」とは何が違うの? 迷う「謎の矢印フル表示」 注意するポイントとは
くるまのニュース / 2024年9月14日 19時10分
-
2夫婦喧嘩を見て育った子は「脳の視覚野」が萎縮する…「暴言DV」が子どもに残す"重大な傷"
プレジデントオンライン / 2024年9月14日 16時15分
-
3驚愕の粘り腰を発揮する斎藤知事を見ていて得られた4つの気づき
NEWSポストセブン / 2024年9月14日 16時15分
-
4500万円を1年、定期預金に預けるならどの銀行がいい?【2024年9月】
オールアバウト / 2024年9月14日 19時30分
-
5リュックに付いてるバックルの“隠し機能”とは? 非常時にありがたいアイテムだった
Fav-Log by ITmedia / 2024年9月14日 19時5分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください