未発売の新型「SUV」で最速「ごろ寝」実施! 車中泊は出来る? BYD「アットスリー」の寝心地はいかに
くるまのニュース / 2022年8月1日 19時10分
BYDジャパンは2022年7月21日、日本の乗用車市場への参入を発表。導入するEV(電気自動車)3モデルを公開しました。先行販売予定のSUV「ATTO 3(アットスリー)」で車中泊できるのか、どこよりも早く「ごろ寝」してみることに。
■EVやPHEV、FCVなどの先進エコカー販売世界No.1! 中国・BYDがついに日本進出
2022年7月21日、中国・BYD(ビーワイディー)の日本法人 BYDジャパンは、日本の乗用車市場への参入を発表しました。2023年1月以降、BEVの3モデルを順次販売していくとしています。
まず先行して導入されるミドルサイズの電気SUV「ATTO 3(アットスリー)」にいち早く試乗。さっそく新型ATTO 3で車中泊ができるか、編集部員が実際に寝転んで確かめてみることにしました。
BYDは、1995年に創業。自動車のみならず、ITエレクトロニクス、新エネルギー、都市モビリティの4つの領域で事業をグローバルに展開している中国企業です。
日本法人も2005年に設立され、国内でEVバスやEVフォークリフトなどを中心に事業を展開しています。
バッテリーメーカーとして創業した経緯もあって、バッテリーのみならずモーターやコントローラーなど電気自動車の根幹をなす技術を自社で開発・製造しているのが特徴です。
なかでも自動車事業は世界の70を超える国と国を超える地域、400超の都市で新エネルギー車(NEV:New Energy Vehicle/EV、PHEV(プラグインハイブリッド)、FCV(燃料電池車)のBYDにおける総称)を展開しています。
2021年には約60万台のNEVを販売し、中国では9年連続でNEV販売台数1位を獲得。さらに2022年1月から6月は前年同期比3倍超となる約64万台を販売し、NEV販売台数世界No.1の記録をマークしました。
今回、BYDジャパンの乗用車部門子会社としてBYD Auto Japanを2022年7月4日付で設立し、日本への本格参入を図るといいます。
※ ※ ※
BYD Auto Japanは、国内導入に際し3モデルを用意しています。
まず2023年1月に第一弾として販売されるのがミドルサイズSUV型のEV、ATTO 3(アットスリー)です。
2022年2月に中国で発売を開始し、現在はシンガポールやオーストラリアなどでも販売されています。
ボディサイズは全長4455mm×全幅1875mm×全高1615mm、ホイールベース2720mm。乗車定員は5名です。
トヨタのコンパクトSUV「カローラクロス」(全長4490mm×全幅1825mm×全高1620mm、ホイールベース2640mm)と近い大きさで、街中でも扱いやすいサイズ感といえるでしょう。
専用プラットフォーム「e-Platform 3.0」に搭載されるバッテリー容量は58.56kWh。モーターの最高出力は150kW、最大トルクは310Nmを発揮し、前輪を駆動。航続距離は485km(WLTCモード測定値)と充分な性能を誇ります。
■国内初!? BYDの電気SUV「ATTO 3(アットスリー)」で車中泊できるか確かめてみた!
それではATTO 3の車中泊性能について、実車を用いて調べてみましょう。
ATTO 3の荷室容量(定員乗車時)は440リットル。前出のカローラクロスの荷室容量は最大で487リットルなので、こちらも近いスペックとなっています。
後席は6:4分割可倒式となっており、すべて倒すとフラットな荷室空間が誕生します。編集部員(身長約170cm)が実際に寝転んでみました。
BYDのミドルサイズe-SUV(電動SUV)「ATTO 3(アットスリー)」[2023年1月日本導入予定]
テールゲート側から荷室床面をみてみると、シートバックの厚み分が影響し前あがりの形状となっていて、完全にフルフラットにはなっていません。
また荷室長も1600mmから1700mm弱といったところ。身長約170cmの編集部員もそのままでは寝られず、斜めに寝転ぶ格好となります。つまり大人1名がかろうじて寝ることができる、といったレベルでした。
とはいえ、ドライブ先での仮眠などにはこれでも十分対応可能です。運転席や助手席のシートを倒して眠ることを考えたら、こちらのほうが断然快適なことがわかります。
さらに前席とのすき間を荷物などで埋めてキャンプ用のエアマットなどを敷けば、さらに快適度が増すでしょう。
ちなみに先ほどから比較対象となっているコンパクトSUV、カローラクロスの場合も、荷室の床面長はやはり1600mmから1700mmといったところで、ほぼ同等の空間といえます。
※ ※ ※
なおBYDでは新型ATTO 3に続き、2023年中ごろにはコンパクトカー「DOLPHIN(ドルフィン)」を、さらに2023年下半期にはハイエンドセダン「SEAL(シール)」と、各EVモデルを順次国内へ導入する予定です。
全国に販売代理店ネットワークも整備し、乗用車販売とアフターサービスを提供していくとしています。
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